「自分用の web page を作るぞー!」って時,いざ実行に移すとなると色々と必要なモノが出てきます。全ては網羅できないかもしれませんが,思いつく限り解説していきます。
最近はレンタル web サイトがいろいろあるし、中には無料のものもあります。そういうところを利用する場合、ハードウェアは何もいりません。次の項目の HTTP server ソフトウェアもいりません。
ただ、server も自前じゃないと嫌!という場合、当り前だけど,HTTP server を動かすためのマシンが必要です。それと server software と html file を置くための HDD スペース。あとは電源とかケーブルとかあるけど,書かなくても良いですね?:)
マシンは Unix を使う事が多いとは思いますが,Macintosh とか Windows なマシンとかでも大丈夫です。どんなスペックが必要かは software とも絡むので,また後で説明書きます。
その他にも,Internet にアクセス可能な状態にないと駄目(当然?)とか,24時間動いてないとほぼ意味なしとか,DNS に登録されてないと不便とか言う条件もあります。
web page を見てもらうためには,誰か(と言うかどっかのマシンで動いてるブラウザ)から「このページを見たい!」って要請が来たときに,それに反応してしかるべきページのデータを送るソフト(HTTP server)が必要です。どんなソフトがあるかはハードウェアによって当然変わってきます。
ここではお気軽お手軽に HTTP server を構築できるように,代表的な freeware を紹介しておきます。
現在最大のシェアを持つ HTTP server は Apache です。make も簡単だし設定も簡単。さらに NCSA や w3c との互換性も高いので,乗り換えるのも非常に楽です。
make の仕方などを解説しだすとキリがないのでここでは省略します。付属の Document を読んで下さい。SunOS 4.1.4 without JLE では,Document の通りにConfiguration の中の2,3行を修正するだけで make できました。
これも何種類かが存在しますが,とりあえず MacHTTP なんかが良いんじゃないでしょうか。
…などと書いていた時代は良かったんですが、今となっては良さそうなフリーウェアがないような。AppleShare IP Server は高いしなぁ。何かあったら教えてください。もっとも、Mac OS X なら Apache がオマケでついてくるので問題ないです。
Windows だったら IIS、と思う人も多いでしょうが、security hole がしょっちゅう見付かるのでお勧めしません。Windows でもお勧めは Apache です。Win 98 とかでも動くし、インストールも楽です。
個人的には Windows を捨てて、FreeBSD あたりに乗り換えるのを勧めますが。(^^;;;
くだらん事ですが,HTML file を編集するための Text editer が必要です。別にワープロじゃなくてかまいません。文字コードを変更できるものがお勧めです。Mac だったら Jedit かな。
HTML のコードを自動的に生成してくれるソフト(HTML editer とか呼ぶらしい。クラリスホームページとかページミルとかそんなの)もいろいろ出てますが,正しい HTML のコードを吐いてくれるモノはなかなかないみたいですね。トンでもなく強烈なコードにしてくれるモノまであります。(ある意味楽しいんだけど (^^;;)
HTML editor については、 いくつかの HTML エディタについて ってページがあります。情報は古いけど、なかなか面白いし参考になります。
web page 上で絵も表示したいときには,当然この絵も書かないといけません。お絵書きには MacDraw とか PhotoShop あたりが良く使われてるんじゃないかな。きっと。まぁ好みです。はっきり言って。それから 画像ファイルの形式 を変更したりするには GIFConverter が便利です。
weblint は HTML の文法チェッカーです。HTML file 中の文法の間違いをリストアップしてくれるので,正しい HTML を書くために非常に役に立ちます。
元は Unix 用のソフトですが,Macintosh でも動く MacWebLint ってのもあります。
web page を見るときに使うソフトです。Netscape Navigator が有名ですね。これ以外にも Internet Explorer, iCab や、unix 用では w3m, Lynx などいろいろあります。
Macintosh のブラウザとしては Mozilla か iCab を勧めておきます。メモリや CPU パワーに余裕があるなら Mozilla,それでは重いという時には iCab を使うと良いでしょう。それでもまだ重い (^^;; とか,絵なんか見られなくて良いからさくさく見たいなんて場合は MacLynx なんてどうでしょうか?後で紹介する Unix 用の Lynx と言うブラウザの Mac 版です。実はこれを一番勧めたいのですが,まだβ版(1997 からずーーーーっと)で日本語に対応してません。(^^;;;;;
Unix では w3m がお勧めです。私情が入ってると言われようがなんだろうが、お勧めです。これは term 上で動きます。
他にも emacs 環境で動く w3.el とか X 上で動く MMM(もー)というのもあるようです。さらに,jvim(日本語対応の vi の発展版。てきとーすぎかな (^^;;)でも http://hoge/ なんてできますが,ソースがそのまま見えるだけです。ふつーはこう言うのをブラウザとは呼びません。でも貧相シンプルさでは一番だろうなぁ。
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