上からモノを見る -- for 俯瞰マニア

野尻ボードで衛星/航空写真のサイトが一時話題になり(nmain0171.html のあたり)、結構な数の衛星/航空写真サイトが紹介されました。もともと地図や航空写真は大好きなので、同好の俯瞰マニア向けにそれらのサイトをまとめておきます。

他にもこの手のサイトをご存知の方は、是非けいじわんまでお知らせください。随時追加していきます。

なお、地球や月を自分の眼で俯瞰するって手もあるようです。(^^;;


衛星写真サイト

Google Maps
アメリカ全域にわたり、かなりの精度(自動車がハッキリ見える)の写真が網羅されている。日本については東京、鎌倉などのいくつかの都市で高精度写真が最近サポートされたけど、全体的にはまだまだ。くねくね科学探検日記のgoogle maps で遊ぶ (2005/06/27) とその続編 (2005/06/29)。
月面版の Google Moon も登場。
goo 地図
Google に負けじと(?)goo の地図サイトでも衛星写真が見られるようになった。2005/10/22 現在では、衛星写真は東京 23 区と大阪市のみ。その代わり、地図と衛星写真の重ね合わせ表示ができます。
東京空間遊歩人
東京限定で IE 限定。最大解像度は 1/312.5。
環境観測技術衛星「みどりII」の GLI による全陸域の雲なし画像
2003年4月から10月の間に撮影された画像から、雲の影響の少ない約2,200枚を貼り合わせて作られた写真だそうです。
はてなマップ
ダイアリーやアンテナでおなじみのはてなのサービス。Google Maps の API を利用して、衛星写真上に写真やキーワードを登録できる。単なる俯瞰とは違う楽しみ方ができそう。

航空写真サイト

国土情報ウェブマッピングシステム(試作版)
地域にもよると思うけど過去の写真も見られるので、町並みの変化が分かって楽しい。2005/06 現在では、仙台近辺だと昭和 50 年と昭和 59 年の写真があります。
空中写真閲覧サービス(試験公開)
これは(注:上記のウェブマッピングシステムのこと)国土地理院なのですが、よく似た別のサービスがあり、ここでは何と終戦直後のアメリカ軍が撮った画像まで見られます(鈴木順さん)。
『いくとこガイド』
Mapfan みたいな地図サイトかと思いきや、表示を航空写真に切り替えられます。町や番地、道の名称入り。
東京湾岸ぶらり空中散歩
東京湾岸部限定。シンプルな作りなので、気楽に眺めるにはお勧め。

航空/衛星写真ソフト

カシミール 3D
地図画像プラグインの「地図閲覧サービス(ウォッちず)」対応機能が素晴らしくて、25000分の一地形図がオンラインで自動ダウンロードできます。カシミール上でシームレスに表示できて、必要部分だけプリントできます。磁北線や世界測地系での緯度・経度グリッドの表示、数値地図との合成も簡単にできてしまいます(野尻抱介さん)。えらく高機能な Windows 用フリーソフト。
FlightTrack
上記のカシミール 3D と同様の GPS トラッキングソフト。SourceForge 上で開発されているフリーソフトで、Mac 用です。ユーザによる日本語の紹介ページもある。たじまさんのご紹介
Google Earth
Google が公開している Windows 用ソフト。地点名表示が便利そう。IT media による紹介記事。地域によっては 3D データも持っているので、鳥瞰派にはたまらないのでは。鈴木順さんご紹介
Keyhole
衛星写真で3Dな地球をグリグリ移動したり、地球スケールから家一軒一軒が見える精度までシームレスに縮小拡大できます。有料ソフトですが一週間無料お試し版もあります(青木太一さん)。Windows 用。
World Wind
NASA が無料公開している、3D の地球に衛星写真をマッピングできるツール。高低差を表現したり、各種データを表示したりできる。Windows 用。
Yahoo! Maps to Google Maps
「Yahoo!地図情報」で目的地を表示しておいて、それを一発で「Google Maps」に切り替えてくれるブックマークレット。ものすごく便利です(はらしなさん)。

立体地図サイト

赤色立体地図
傾斜が急になるほど赤く(彩度)、尾根等の出っ張りほど明るく(明度)することで、やけに立体的に見えるからあら不思議。アジア航測株式会社で特許出願中の技術なんだそうですが、なかなか楽しい。でも、青や緑だとどうなるんだろうか。
立体視システム
国土地理院が試験公開している地図を立体視するシステム。平行法、交差法、余色法(赤青メガネを使うやつ)から好きな方法を選んで、全国の 25,000 分の 1 地形図を見ることができます。

生俯瞰

東京シティビュー
六本木ヒルズ森タワーの展望台。「地上200メートル、海抜250メートルというその高さに加え、展望フロアの天井の高さが11m、3階分もあるのがポイントです。それが全面ガラスなので垂直方向、つまり空の視野が広く、これが開放感を非常に高めています。雲が美しいと東京の景観もより映えそうです。ぐるっと回廊になっていますがところどころにショップやカフェがあります。特に西に面したその名も「SUNSET CAFE」で文字どおり日没から夜景の美しい頃にかけてシャンパンなどいただいたら、こりゃたまらないでしょうな。白が基調のオシャレなオープンスペースです。」(鈴木順さん

その他

Google Moon
こないだ Google Maps で盛り上がったと思ったら、今度は月です。写真は静かの海周辺しかないみたいだけど、これはこれでなかなか楽しい。最大解像度にすると、知られざる月の秘密が明らかになるのだ。
4D2U Project
さらに宇宙だ! というわけで、国立天文台の 4D2U (4次元デジタル宇宙)プロジェクト。Flash で、地球サイズから事象の地平線まで、さまざまなスケールで宇宙を俯瞰できます。おもしれー。元ネタは野尻ボードの小阪淳さんの掲示
ついでながら、小惑星を俯瞰したい人ははやぶさプロジェクトで。
景図工房
これは「横からモノを見る」ですな。山座同定・鳥瞰系で、鈴木順さんの一押し。富士山周辺限定。
Alex S. MacLean Aerial Photography
空撮写真家のサイト。空撮らしさ、カメラの向きを鉛直に近づけるほど強調されます。自分でやると、どうしても膝が写ってしまう。この人はセスナ機を使ってるのかな(野尻抱介さん)。
空撮インデックス
そもそもの発端となった野尻ボードのオーナー野尻抱介さんが、モーターパラグライダー上から撮影した写真を公開しているサイト。「その他」に入れてしまいましたが、間違いなく『航空写真』サイトであると同時に、文字通りの鳥瞰系でもあります。(^^;; これを見て飛びたくなる人も多いのでは。

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