TeX による文書整形の流れ

まずは TeX を利用して文書を作る場合の流れについて説明しておきます。
大ざっぱな流れはここ↓に書いた通りです。

text editerTeXdvi印刷
TeX のソースdvi 形式ファイル↓↑PS 形式ファイル
preview

TeX のソースを書く

TeX のソースは plain text file です。したがって text editer さえあれば TeX のソースを書くことが出来ます。TeX のソースには hogehoge.tex と言うように,ファイル名の最後に ".tex" を付けて下さい。そうしないと TeX(と言うプログラム)は TeX のソースとして認識してくれません。これは Mac 上でも同じです。
実際にどのようなコマンドを埋め込んで行くかについては「TeX で文書を作ろう」を見てください。

TeX でコンパイル

次にでき上がったソースを TeX でコンパイルします。まぁコンピュータ用に翻訳してやる訳です。これに成功すると hogehoge.dvi と言う名前のdvi 形式のファイルが出来ます。

dvi で見てみる

dvi(と言うプログラム)で dvi 形式のファイルを preview する事が出来ます。これで整形がうまく行ったかどうかをチェックします。つまり dvi は,コンパイルされたソースがプリントアウトされた時の状態を画面上に出力してくれます。

これで狙い通りの状態になっていなければ,ソースを手直しして TeX でコンパイルし,dvi で再度確認します。

プリントアウト

preview してみて狙い通りの仕上がりになっていれば,これをプリントアウトします。一般的にはプリンタドライバ(dvi2kps とか dvikps とか言うのがある)を使用します。
Unix の xdvi(と言う dvi プログラムの一つ)では,ウィンドウ上に印刷ボタンがある version もあるらしいです。Mac の場合も xdvi のメニューバーから印刷を選ぶだけで印刷は出来ます。ただし pLaTeX-2.1.8 に付いてくる xdvi にはバグがあるらしく,pkfont の解像度によっては印刷するサイズがやけに大きくなったりしました。同梱の dvikps を使った方が良いみたいです。

ちょっと余計な事ですが,ここで印刷する代わりに PS ファイルとして保存するという事もできます。PS ファイルの preview や印刷をするためには MacGS(GhostScript の Mac 版)を利用する事が出来ます。

他の環境に付いては,実際に使ったら(いつになるんだ?)説明します。


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