けいじわん

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### 反ニセ科学的読物:「水からの伝言」を信じないでください(田崎さん)###


[先月の けいじわん]

Message-Id: <20071101003955@keijiwan>
Date: Thu Nov 1 00:39:55 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: むきー!

北東の空は雲に覆われてるですよ。オリオンは見えるのになー。もうっ!


Message-Id: <20071101131455@keijiwan>
Date: Thu Nov 1 13:14:55 JST 2007
From: Pong
Subject: 結婚式

リクエストに答えて、差障りない程度の報告を。 10/6牛越橋で、本人の知らないお祝いが挙行されている時、日光中禅寺金谷ホテルという、なんとも雰囲気の良い場所でS田氏の結婚式があったとさ(子守りで参加できなかった嫁に恨まれた)。ミズナラの大木に囲まれた素晴らしいロケーションでとてもあたたかい雰囲気のなかなか良い結婚式だったよ。 相手は一回り年下の人で、動物生態学の研究をしている。モンゴルにオオカミの調査に行った時が馴れ初めらしい。なかなか雰囲気の良い人です。S田に合ってる感じ。 今日久々にけいじわんをチェックしてたら、そのころ、ちょうど大学入試ネタで盛り上がっていたようだが、奇しくも、俺のスピーチで、「共に仲良く京大に破れ。。。」とA, B日程ネタを使って笑いをとっていました。 ところで大はいつ結婚すんだよ?>二度目のむちゃぶり(笑)。 仙台で世話になっていた人が異動されたので、余り仙台に行く機会がなくなってしまいそうだ。といっても、これまでも日程ギリギリの強行軍ばかりで時間を作る暇がなかったが。。

Message-Id: <20071103023231@keijiwan>
Date: Sat Nov 3 02:32:31 JST 2007
From: なべまさ
Subject: ホームズ

実は今仙台にいるのだが、今夜は肉眼でもホームズ彗星がぼわっと光っている
のが良く見えるのだ。大分拡散してでかくなっている感じ。



Message-Id: <20071103031816@keijiwan>
Date: Sat Nov 3 03:18:16 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: ついに!

いやぁ、呑んで帰ってきたらやっと晴れた。ついに見ましたよ、ホームズ彗星。たしかに黄色っぽくボヤっとしてて、肉眼でも恒星とは区別できますね。そうか、これがあの辺でモソモソっとしてるあの星ですか。見た目の(周りの恒星との)遠近感の無さが、なんか面白いな。ついでに言うと、多分なべさんとは数百メートルくらいの距離に居るに違いない。ホームズ彗星よりは近いぞ。ほんとに久々に北東の空が晴れてるのが嬉しい。

そうか、S田も無事に結婚しましたか。めでたいめでたい。しかしなぜに日光。まぁ、差しさわりがある範囲はメールで夜露死苦。俺は無茶な人ではないのでむちゃぶりには反応しない訳だけど(おい)、何かの用事のついでに仙台に来るのではなく、仙台に来ることを目的にするよろし。いやしかし、S田の結婚って、なんか象徴的だな。すごい。(^^;;


Message-Id: <20071105233034@keijiwan>
Date: Mon Nov 5 23:30:34 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: ホームズと大' の近況

昨日の夜も肉眼で眺めたんだけど、ずいぶん拡散してうすぼんやりとした姿になったなぁ。それにだいぶ暗くなった気が。同じ発光量でも面積が広がったから?

この週末は、ろくに出かけたりもせず、引きこもって過ごした。土曜日は4冊ほど本を読んでたらほぼ終了。日曜日は WOWOW で映画を4本ほど観たらほぼ終了。4冊とか4本とかって、結構満腹感があるなぁ。特に映画は、目が疲れて終盤は字幕が読めなくなった。ここしばらく英語を使ってないので、字幕が無いとストーリーが追えませ〜ん。(忘れすぎ)


Message-Id: <20071107000401@keijiwan>
Date: Wed Nov 7 00:04:01 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: たまらん

東アジア、漢字統一へ」なんて話を見かけて、なんてアホな話なんだと思ってたら、その記事中に出てくる協和協会とかいう団体の存在を知ってさらに脱力。この国には、こんな気色悪いモノが存在しているのですね。何が原因なのか良く分からないけど、なんかこう、生理的に受け付けない感じ。うぇぇ。


Message-Id: <20071107094738@keijiwan>
Date: Wed Nov 7 09:47:38 JST 2007
From: こなみ
Subject: たまらんのお

そりゃむしろ日本を牛耳っているのは,その手の気色のわるい連中だよねえ。国際親善というのは大東亜共栄圏のことじゃよ,と塩爺(このじいさんはどこに出て行っても「イデオロギーを排して」と自分のイデオロギーむき出しにしゃべるのだ。) がゆうとるのが聞こえてきそうですな。

それにしても CJK の文字コードについて何か議論するのであれば UNICODE Consortium とどう関わるのかが焦点のひとつになりそうなものですね。そもそも1991年のコンソーシアム発足時にはすべての漢字をひとまとめにしてしまおうかという方針があったのだが,そりゃないぜという至極あたりまえの方へ転換して来たという経緯とか,そのへんの事情を少しでも分かっているのかな?いまごろになって思いつきで言うとるだけですよね。
UNICODE での東アジアの文字の扱いの議論をめぐっては,日本からの唯一のメンバーである JUST SYSTEM の委員,小林龍生氏が現場に立ち会ってきたわけですが,関連の記録と個人的見解を載せた彼のエッセイ群はものすごく貴重かつ有益。 就中この記事こそは,問題の核心が何であるのか,Unicode Consortium とはどういうところなのかをまとめていて必読。 これをいちどは熟読しないと何も言えないなあと,以前思ったことです。 協和協会の方々にはとても理解できる内容ではないでしょうが。

Message-Id: <20071107123951@keijiwan>
Date: Wed Nov 7 12:39:51 JST 2007
From: いしやま
Subject: ゴアと情報技術

そして、アメリカのヘゲモニーについて、 今週土曜の京女公開講座でちょっとふれるとのこと。
京都女子大学現代社会学部公開講座

「情報技術と現代社会」−技術の現在、社会のゆくえ−

日時:2007年11月10日(土)13:00〜17:30
場所:京都女子大学 J525教室

趣旨:
現代社会における情報技術の急激な発展は、一方で利便性を
拡大しつつ、不安も増大させています。ここでは技術の現状
を改めて振り返り、理解を深めながら、社会の行方について
考え、討論する機会を提供します。
だそうです。#私はネタ提供のみ。
unicodeの世界は表音文字のセンスでできてますからねえ。 何かしらのマスターテーブルがあれば、 それぞれの国の文字(というかフォント)に マッピングできると考えてるんじゃないかという感じ。 何かしらのエスケープで国指定をやって、そこから先は各国任せで いいんじゃないかと思うんですが、unicodeってのは、どこの国の 言葉で書いてあるかが全くわからなくなるというのが重要なようなので… でもそれって、バベルだよなあ…
表意文字のアイデンティティー (文字として別というのと、同じ文字でフォントが別というのとの区別)は どう定義してあげたらいいんでしょうねえ?

Message-Id: <20071108000339@keijiwan>
Date: Thu Nov 8 00:03:39 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 文字認識の階層性

いや、CJK の文字コードの話では全くなく、リンク先にある通り漢字の字体を統一して行くという話です。だからこそアホ話なのだ。「簡体字と繁体字の共存」とか言ってるけど、簡体字が表音文字としての性質を強く持つことを考えたら「あ」を「安」に統一、みたいな話ですよねぇ(極論)。

文字コード問題に造詣が深い友人との chat の時に出たネタだけど、文字の区別というか同一性の定義って、本来は階層性を持っているはずなんですよね。いや、階層にはなってなくて連続的なんだろうな。ともかく、ハネやトメが見えても見えなくても同じ文字に見える(フォントフェイス/ファミリーの相違)とか、「来」の点々は普通は上側が広いけど下側が広くても同じ「来」と認知されるだろう(フォントデザインの相違)とか、「高」と梯子「高」だとまぁ「高い」という意味には取ってもらえるけど文字としては違うよな(異体字)とか、「芸」と「藝」は一般に異体字と言われるけど本当は由来が違う(こなみさんが「この記事」と紹介してるUnicodeについて,もしくはUCSについてに出てくる話)から別字だとか、「犬」と「大'」の区別に気づく人はどれくらいいるのかとか、「大'」「大`」「大"」「大゛」「大゜」…はどうだとか(ズレすぎ)、「大」と「小」は議論の余地なく別の文字だとか、いろんなレベルがある。

アルファベットではこういう連続的階層(?)は多分ないだろうから、文字認知に対する基本的な構造が異なってると思える。逆にマヤ文字などの象形文字は階層性が強そう。東・南・東南アジア系や、その他のややこしそうな文字 (^^;; が、どちらに属すのかは良く分からない。いずれにせよ、こういう区別が一部は文字コードとして、一部はフォントフェイスやその上位概念であるフォントファミリーとして、はたまた一部は区別不可能に unify されてと、ちゃんと定義されないままに扱われてしまってるのが根本的な問題だと思う。仮にこの階層がしっかり定義できたとしたら(って、それが難しいんだけど)、『文字コード-異体字コード-フォントファミリー-フォントフェイス』連続体みたいな概念でコードセットをきれいに整理できるはずだと思う。

この分野の議論は(もっと実装に近いとこも含めて)とても面白くて興味もあるんだけど、どうこじつけても本業である医療情報学と結びつかないので、なかなか稼動を投下しよう!という決心がつかないのだ。すごくもったいない事をしてる気分なんだよなぁ。目の前にぶら下がる人参なのです。うにゃぁ。

…いやぁ、長いこと「いつか書こう」と思ってたんだよな、このネタ。ちょっとスッキリ。(^^;;;


Message-Id: <20071108003407@keijiwan>
Date: Thu Nov 8 00:34:07 JST 2007
From: こなみ
Subject: 「連続的」階層

なるほど字体そのものの統一ね。だとするとまず一つの国の中での異字体の整理もやらなならんということになって,渡辺さんと渡邊さんと渡邉さんをどうするかとか,日本の中でもえらいことだな。まして中国,台湾,韓国(北朝鮮はどうなんだろうか),日本という広大な文化圏全体で字体統一なんて,何を考えてるんだかだな。ぽい捨てで終わりにしよう。
不連続なものを連続の中でとらえることで得られるものは,たとえば階乗を ガンマ関数に一般化することでおもしろくなるようなものかな。変化を 相転移として捉えてみるとか。
あるいは細かく異なった字体は徐々に変化する金太郎飴のいろいろな断面とか?そうなるとsom2の関わる領域ではないかと…いや,som2のことは何も分かってなくて,たんに話を振ってみてるだけです,はい。

Message-Id: <20071108071720@keijiwan>
Date: Thu Nov 8 07:17:20 JST 2007
From: やぎ
Subject: 出勤前なので軽く

なんだか、うちとここで文字に関する話が進行中。シンクロニシティ。ここはご存じ?日本の漢字でも、「吉野家」がうまく表せないのにねえ。


Message-Id: <20071108104024@keijiwan>
Date: Thu Nov 8 10:40:24 JST 2007
From: ふる
Subject: モジモジ

というのがかわいい.

Message-Id: <20071108185345@keijiwan>
Date: Thu Nov 8 18:53:45 JST 2007
From: 津田
Subject: おお、中西印刷か

そこの専務はとても面白い人なので、京都に遊びに行く機会があったら工場見学申し込んでみるといいですよ。
どっかに書いてあると思うけど、活版印刷の博物館つくろうとして、 自分で活字の型をつくる機械など、 説明されないとガラクタにしか見えないようなふっるーい機械を色々と動態保存してます。
実は前に小波さんのことをけしかけて、一緒に見学に行ったのだ ^^;;;

Message-Id: <20071108235826@keijiwan>
Date: Thu Nov 8 23:58:26 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 文字コードの階層化

そう、字体統一って話なので、そもそもそれぞれの国内はどうなのよ、なのです。っつーか、元ネタをまるで読まずに掲示書いたんですね、こなみさん。(^^;;;

階層性の話ですが、連続的かどうかには余り積極的な意味は無いです。ただ詳細に見ていったら、例えば「芸」と「藝」が異体字かどうかを大勢の人に訊いたら意見が割れるだろうから異体字と別字はお互いに分離した概念だとは言えない…ってな話が出てくるだろう、ということに触れておきたかっただけで。

普通に使われてる文字コードでは、別字に異なるコードポイントが与えられてるのと同様に、異体字にも異なるコードポイントが与えられてます(とりあえずこれを別字コードと呼んでおく)。このレベルで別字コードを割り当ててもらえなければ、一つのコードポイントに押し込められて、区別する手段は何も残らない。でも別字コードの下位概念として異体字コードを導入したら、もっと細かく区別したい場合の逃げ道が作れるだろう…ということです。

この異体字コードは optional なモノということにすれば、フォントセットを作る場合に無視しても構わないことになる。最低限、一つの別字コードに(異体字群を代表するような)一つのグリフを作ってやれば済む。もちろん異体字を区別したい場合は、それぞれの異体字コードポイントに対応したグリフを定義すればいい。こうしておけば、指定した異体字のグリフが用意されてないフォントセットを使っていても、同じ別字コードポイントに該当する(つまり読み手に伝わる意味を変えない)グリフを表示することが出来る。これは豆腐や下駄よりは相当マシでしょう。あと異体字グリフが未定義(この異体字の『正しい形』を巡って議論が紛糾中とか (^^;;)でも、とりあえずあれとは別の異体字ね!とコーディングしておくこともできる。限られた(別字)コードポイントを巡って、どちらが正当な異体字かを争う必要もない。

こういう別字-異体字の階層に、さらにサブ異体字みたいな階層を追加して(例えば [別字コード].[異体字コード].[サブ異体字コード].…みたいなビット列として)いけば、細かい区別が必要な人はいくらでも細かいコーディング(や、それを解釈できるアプリの開発や、それぞれに対応するグリフの実装)が出来るし、一方で「そこまで実装してられるか!」ってフォントメーカーは深い階層を追いかけずに上位のビット列だけ解釈しときゃいい。何かと便利になるんじゃないの? …なんて話で、ひとしきり盛り上がってたのだ。


Message-Id: <20071109145525@keijiwan>
Date: Fri Nov 9 14:55:25 JST 2007
From: いしやま
Subject: あほすぎて「全略」

なのかと思っていた>こなみさん
「あ」が「安」に統一されるなら、「ア」は「阿」に統一すべきってことか。 奈良時代にタイムスリップ?
それより、漢字排斥をしていてハングルしか読めない層が増大中の韓国が なぜCJKに入ってるのかとか、 韓国における漢字の状況(どうローカライズされてたのか)とか、 その辺の状況がわからないのだ。 中国・台湾・日本ってのならよくわかるんだけど。 北朝鮮も(テレビでは)ハングルしか見かけないような気がするんだけど、 どういう状況なんだろう?

Message-Id: <20071109235314@keijiwan>
Date: Fri Nov 9 23:53:14 JST 2007
From: 津田
Subject: 元はといえば当用漢字と新聞が悪い

という話をどこかで読んだと思ってたけど、本棚のすみっこにあったの発見できたので、とりあえず紹介:
「漢字と日本人」高島俊男(文春新書)
というか、漢字のゴタゴタの歴史に興味を持った人には、「いいからまずこれ読め!」という本。

戦後、当用漢字を定めるにあたって、既にあった意味の違う別の漢字に略字を当ててしまった例として、 芸−藝の他に、台−臺、などなど。

他に、もう亡くなってしまった人なので安心してけなせるけど、 日本文藝家協会が主催した「文字コード問題を考えるシンポジウムで」あいさつした江藤淳の放言が、 「依然として旧字体をそのまま使っている台湾」。
ああ、ホント、無知とは恐ろしい。。。

ちなみにこのエピソードにある「台湾」ですら、現地ででは正しくは「台灣」である。ああああ。。。。


Message-Id: <20071111120240@keijiwan>
Date: Sun Nov 11 12:02:40 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 韓国の漢字

韓国は漢字を排斥しているとはいえ、街中の看板にも漢字が結構使われてるし、ハングルしか読めないってことはないようです。ただ、漢字を書ける人は少ないそうだけど。で、韓国で作られた漢字や熟語があるのは日本の国字や和製漢語と同様。あと、基本的には正体字(繁体字)を使うけど、異体字グループの中で正字とされているのが中国語とずれているものもある、なんて状況だそうなので、使用頻度が低いことを除けば日本と似たような状況のようです。もっと詳しい情報は、Wikipedia の「韓国における漢字」にありました。それから北朝鮮では、漢字は法律上廃止されているようです。ただし、漢字教育は行われているらしい。外国語科目みたいな感じなのかなぁ。

漢字と日本人」は前に読んだことあるはずなんだけど見つからない。しょうがないからまた買うか…。


Message-Id: <20071115144236@keijiwan>
Date: Thu Nov 15 14:42:36 JST 2007
From:
Subject: aとα

aとαの文字は何て言う関係かなー。

Message-Id: <20071115145203@keijiwan>
Date: Thu Nov 15 14:52:03 JST 2007
From: いしやま
Subject: すると

ZとΩとの関係が悩ましい。

Message-Id: <20071116002431@keijiwan>
Date: Fri Nov 16 00:24:31 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 別の文字です。…ではなく?

a とαは、大文字化したら見た目が同じになるからということ? で、Z とΩはアルファベットとその元祖の最後の文字だから? それとも Z とΖの区別の話? うーん、すいません。マジでついていけてないです。(^^;;;

漢字と日本人、一昨日届いたので読みました。前言撤回。読んだことなかった。見つからなくて当然だな。(^^;; で、内容はというと…、高島という人が、いろんなことに文句を付けたり「おろか」と呼んだりするのが好きだということは、良く分かりました。でも、現実的な対案を提案したりはしないんですね。そして最後の一文が「日本語は、畸形のまま生きてゆくよりほか生存の方法はない、というのがわたしの考えである。」って。(^^;; 最終的に何をどうしたかったのか、何を訴えたかったのか、良く分からん。まぁ、事実経過の描写部分だけをピックアップして読めば良いのかも知れないけど…。数年ぶりに、読んでぐったりする本に出会ってしまった。うぅむ。

同時に高学歴ワーキングプアも届いたけど、こっちはまだ読んでる途中。


Message-Id: <20071118002719@keijiwan>
Date: Sun Nov 18 00:27:19 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 高学歴ワーキングプア

読了。まとめると、行く末をまじめに考えずに進学して博士号を取ったりしちゃったら、それに相応しい就職口(アカデミックポスト)が見つからなくて苦労しました。…みたいな話かな。大学院側が博士課程の定員を埋めるためにリスクの説明もそこそこに進学を勧めるって部分は、確かに引っかかるしズルイような気がする。でもそもそも、進学を迷う院生に対する実際の教官の言動って、そういうもんなんでしょうか?

そもそも大学院は職業訓練校でも何でもないはず(この前提がずれてるのか?)なのに、なぜ学位が就職に結びつくのを当然と考えるのかが不思議。大学院を専門学校に、学位を資格に置き換えたら、極めて当たり前な状況に思えるんだけど。専門学校でちゃんとやっても資格が取れないというのは問題になりそうだけど、資格が取れたからって就職は保証されてないわけで。ま、就職率が低い専門学校は、やがて受験生が減って消え去る運命だろうけど。(^^;;

もっとも、大学院重点化では院生の定員だけ増えて教官も空間も増えなかったはず(大学によるのかも知れないけど)なので、一体どうやって院生を教育するつもりだったんだってのは疑問だ。その分教官を拡充すればワーキングプアも減る…という考え方もあり得るけど、生産に直接従事しない研究者には、社会における適切な存在比というのがあると思う。あまりそっちに走っちゃうと、高齢化社会と同様の社会問題になりかねないよなぁ。(^^;;

ところで a-α、Z-Ωの話は、ほんとに気になって気になってしょうがないので、どういう指摘だったのか是非教えてください。異なる文字体系間の包摂の話ですか?>ガさん、いしやまさん


Message-Id: <20071118144153@keijiwan>
Date: Sun Nov 18 14:41:53 JST 2007
From: いしやま
Subject: ZΩは

ノリで書いただけなので、是非とも忘れてください。
大学院重点化は、 「民間にドクターが少ないのはけしからん。増やそう。 国際競争力向上には高度技術者が不可欠だ」 ってのがそもそもの話だったような気がする。 民間としては、「そんなのいらん」ということで、 結局宙に浮いたと。 先日、とある研究会の宴席で、とある国研のお偉いさんと 席が隣りになったのでいろいろお話したのだけど、 「ドクターは(いろんなクセがついてしまってるので)いらない。 マスターがいい」と(マスターの学生さんたちの前で)言ってました。 その場の状況(学生さんたちは就職希望)に合わせて言ったのか、 それともいつも言っているのか、 どっちかはわかりませんが、 ともかく言いなりに動いてくれる人材の方が ありがたいのだという主旨だったような。

Message-Id: <20071118181648@keijiwan>
Date: Sun Nov 18 18:16:48 JST 2007
From: やぎ
Subject: 博士は癖がついてる

は俺が就職したかれこれ10ウン年前にはすでに言われてたので、今に始まったことじゃないと思う。俺の身の回りは新聞業界と電器業界ばっかりなので、そこに話を限れば、実際には癖というより「丁稚奉公させられない」というのが本音ではないかと思います。例えば、電器だと新入社員は6月くらいになると販売研修という名で販売店に割り振られて、実際にはクーラー設置の人足をやるわけですよ。販売店側もシーズンになるとメーカーから人足が送られてくるのを既成事実として待ってる。人足には定足数があるけど、博士は学もあるしピチピチじゃないのでちょっと人足しては使いづらい。博士の方だって「俺はクーラー設置するために学位とったんじゃないぞ」と思ってるんじゃないかと、既存勢力側は邪推するし。新聞でいうと「ぼうや」がいてくれないと困る。電話番とか、まあよくてサツ廻りとか、収穫があまり期待できないことをやるのが丁稚奉公。くだらないけど絶対必要で、その枠の大きさはある程度以上は必要なので、ここしばらくの就職氷河期に博士に回してやる余裕がなかったってのが実情ではないかと思います。


Message-Id: <20071119011612@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 01:16:12 JST 2007
From: いしやま
Subject: 客先がビビり、警戒される

ってのが、まずいんじゃないかと思うことがある>ドクター。
ってのは、実際現場に出て仕事をするときとか、出した名刺に ドクターとかかいてあると、「なんでこんなのがここに?」 とか「何たくらんでるんだ?」とか「何か裏があるのか?」とか、 いろいろ思いをめぐらされて しまって近づいてもらえないってのがあるのだ。 それでかえって仕事がやりにくい。 そういうのもあって、名詞には書いてない。
#ほんとは、裏の英語面には書いてたりするんだけど、普通の人は見ないので。

Message-Id: <20071119013557@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 01:35:57 JST 2007
From: いしやま
Subject: 細かい話だけど

ちょっと前までのドイツみたいに、(国家資格たる)学位取得が そのまま就職を意味する国もあるし、日本もそれと似たようなところが あった(とはいえ、例えば物理素粒子論系のPD問題はもはや30年くらい 前からいろいろある)ので、「学位=アカポス」というセンスは、 ある程度わかってあげた方がいいような気もする。 江崎さんが日本に帰ってきてから(確か、IBMの経営不振で 給料の高い人から順にバッサリ切られたんじゃなかったっけ) 大学院教育がおかしくなったような気がする。

Message-Id: <20071119090739@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 09:07:39 JST 2007
From: こなみ
Subject: 博士はくん付けで呼びづらいしね

重点化で大学が博士セールスをするようになって得をしたのは,大手企業で管理職になっていたか,なりかかっていた団塊の世代かもしれません。そろそろ先が見えてきて,そろそろ俺も何か箔をつけたいという気になっていたところにタイミングよくやって来たお誘いだったというわけです。
重点改善重点化以前だと,そういう人は博士を取るために研究室にしばらく常駐していたものですが,最近は自分でまとめたものを時々持って行ってみせればなんとかなるみたいで,特に地方大学の工学部の場合にはそうでもしないと誰も来てくれない。そうやって得た名刺の肩書きは,部長や所長といった管理職にとってはとても意味があるわけで,「博士=勲章」として実際的,かつ満足をともなった利益になっています。
ポスドクの世界では,博士というのは足の裏にひっついた米粒とおなじで,取らないと気持ちがわるいが取っても食えないという話が昔からあるのですが,この世代にとってはそうではなかった。上のメリットにさらに加えて, 大学で教える資格をとれるという大きなメリットがあって,学位をもらったボスのところで非常勤のポストを得ている人がわたしの知人にもいます。あわよくば大学教授に転身ということも。そういった経歴でン?な人もしばしばいます。それが誘い水で次の教員をよびこむことになったりするのはちょっとこわい。大学の教員人事は,いくらでも仲間を呼び込める仕組みになっているわけですから。
ただし,企業の研究所で長年叩き上げて来たパワーを発揮する人もいるわけですから,下手な若手よりは社会的に意味がある人材もいるとは思います。

Message-Id: <20071119112845@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 11:28:45 JST 2007
From: いしやま
Subject: 杞憂じゃなくて現実ですね>誘い水

分野によってはですが、一大勢力というか村社会を作って互助会状態です。 金と名誉(?)のバーターというか^^;

Message-Id: <20071119125716@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 12:57:16 JST 2007
From: hrgy
Subject: 博士くん

http://www.d2.dion.ne.jp/~727as/standing1.html
おもしろい製品をみっけ.

Message-Id: <20071119135218@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 13:52:18 JST 2007
From: ふる
Subject: BibTeXの支援スクリプト

文献データベースソフト,GetARef のデータベースファイルを,BibTeXに変換するperl scriptを作ってみました.README.txtおよび本体

Message-Id: <20071119135616@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 13:56:16 JST 2007
From: ふる
Subject: あれダウンロードできない

うーん,解決しているヒマがない.すみません,また今度ということで…….

Message-Id: <20071119170929@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 17:09:29 JST 2007
From: ふる
Subject: GetARef2BibTeX

とりあえずテキスト形式で公開.ファイル名を GetARef2BibTeX.pl にして下さい.

Message-Id: <20071119182219@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 18:22:19 JST 2007
From: いしやま
Subject: 「取っても食えない」理由

ずっと、「足の裏にくっついてたものだから、汚くて口に入れたくない」 だと思っていた。 「一粒くらいあっても腹の足しにならない」って意味だったんでしょうか?
ここで重要なのは、その米つぶが、生米なのか、炊いた米なのかということに 違いない。

Message-Id: <20071119191654@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 19:16:54 JST 2007
From: 津田
Subject: 取らないとかっこ悪いし、でも取ったところで食えるもんでもないし

という理由だとおれは思ってた。

全然関係ないけど、エアトランセ近況。
    http://www.ehako.com/news/news2007a/1466_index_msg.shtml

この会社や経営陣に金貸していた函館の地元の金融会社が、支払が滞って焦げ付き起こして、
倒産してしまったらしい。
担保に取っていた飛行機も、固定資産税が払えず国税局に差し押さえくらってる状態だそうで。
今月から函館―仙台線が運休してるの、仙台空港での保安検査場使用料でもめてるとの言い訳だけど、
この分だとこれもきっと延滞が続いて追い出されたんだろね ^^

ああ、ホント、ラストチャンスに近い形で乗れたみたいねえ、うらやましい。。。





Message-Id: <20071119225856@keijiwan>
Date: Mon Nov 19 22:58:56 JST 2007
From: かも ひろやす
Subject: 昔なら論博

というか、昔なら、現場でがんばった人がその成果を論文に仕立て上げて持っていって論文博士になっていたところが、最近は論博は縮小傾向なので、課程博士の短期修了がかわりの受け皿になったということですね。箔付け博士志望者にとっては、形だけでも研究室に行って指導を受けたことにしないといけない分だけ、むしろ、以前よりちょっとだけ面倒になったと言えるのでは。といっても、本当にちょっとだけですけど。

Message-Id: <20071120011843@keijiwan>
Date: Tue Nov 20 01:18:43 JST 2007
From: いしやま
Subject: 理論屋はともかく、実験屋には不可能と思えるけど

職場で論文書くような仕事できる立場にはそもそもいなさそうな気がするし、 どうしてるんだろう?>論文;代筆???(^^;;;;;;;;; まして、課程となると、通わないことには何も仕事のしようがないように 思えるけど。

Message-Id: <20071121131117@keijiwan>
Date: Wed Nov 21 13:11:17 JST 2007
From: ふる
Subject: いろいろたまったまま返事ができてない

みほさん,ご主人はスローン校のご出身だったのですね!MBA,MOT関連で忙殺されたのは今年の1月だったかな.けっきょくその話はお流れになってしまって.流すくらいなら最初からそんな仕事振るなっつーの.で,また振られている別の仕事の参考にはなっているからムダにはならなかったのかもしれないけれど.またトップの意向が変わったらお世話になるかも……(;_;)

下の博士の話,うーん,きっとどこか他の世界の話なんだろうな.アントワネットちゃんがいっぱいいるような.地方中堅大学の博士課程に進学して,アカポスに就けると思うような学生はいったい何人いることか.

先週まで,国際会議の事務局兼当日運営総指揮で忙殺されてました.2時間のTutorial講師もやらされたんで,一時は発狂しそうな状況でした.なんで総指揮者が持ち場離れてTutorialしなきゃならないんだ.

あーでも,2時間,自分の研究の話を好き放題しゃべりまくるのって,ものすごい快感だった!普段は英語がど下手クソなのに,なんか人格が入れ替わってたらしく,ハイテンションで2時間しゃべりまくってた(らしい).「先生,英語上手なんですねえ」っていったい誰のことだ.俺に成り代わっていたもう一人の人格に言ってくれってば.観客もノリノリで,話している最中から質問がバシバシ出て(それも"Good question!"って叫びたくなるようないい質問),なんだか冥利を感じてしまった.やっぱり研究のことをするって,いいよなあ〜ってしばし幸せ感にひたりました.


Message-Id: <20071121132903@keijiwan>
Date: Wed Nov 21 13:29:03 JST 2007
From: ふる
Subject: Astroscanがやってきた!

もうすぐ娘の誕生日.間に合いましたよ,Astroscanが!アメリカからFedExで送られてきました.娘も大喜びです.さっそく使ってみましたが,これは使いやすいですねえ.娘もあっという間に使い方をマスターしました.これなら子供だけでも平気で使えます.我が家の定番,屋根の上での星空観察でも活躍しそう.傾いた屋根の上でも平気だし,小さな天窓も簡単にくぐれるし.カバンにもひょいと入るから,お出かけにも持って行けますね.簡単な照準が付いてきたので,導入も難しくありませんでした.いやー本当にいいのを紹介してもらいました(>野尻さん,感謝!).

そのうち写真でも紹介したいな.


Message-Id: <20071121144531@keijiwan>
Date: Wed Nov 21 14:45:31 JST 2007
From: hrgy
Subject: 早期修了プログラム

http://www.souki.tsukuba.ac.jp/
http://www.souki.tsukuba.ac.jp/risyu.html
「一定の研究業績や能力を有する社会人を対象」にした
筑波大学の例.「査読付き学術論文○編以上」とか入学
用件を入れているから,1年は博論をまとめる期間かも.
履修者の勤務先は,民間企業から独法研究所とか.

***

株式会社KDDI研究所、コバレントマテリアル株式会社、オリンパス株式会社、
日本電気株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、株式会社NTTドコモ、
株式会社東芝、立山科学工業株式会社、塚原情報技術事務所、
財団法人電力中央研究所、財団法人計量計画研究所、湘北短期大学、
独立行政法人物質・材料研究機構、独立行政法人産業技術総合研究所、
独立行政法人日本原子力研究開発機構、株式会社豊田中央研究所

***

さすがに,筑波大の先生兼学生はいないみたい.

Message-Id: <20071121152439@keijiwan>
Date: Wed Nov 21 15:24:39 JST 2007
From: いしやま
Subject: 社会人Dについては、

どこも「一年いてくれればいい」というスタンスじゃないでしょか。 受験してもらって、定員としてカウントされればよいという考え。 それをわざわざ書いてるのは、大学としての営業面で必要と考えてるからか。
あと、どんな制度が用意されてるにしても、D論書きのディスカッションが 日常的に必要になると思うので、大学が、職場や自宅から通える範囲にないと 厳しいですね。 テーマと、地の利と、職場の理解と、家族の理解と、 その他もろもろの条件が揃わないと。

その昔、岐阜の人を神戸の人のところに紹介したことがあったんですが、 随分苦労させてしまったことが。 テーマ的には福岡の人のところの方がマッチングよかったんだけど、 九州じゃ通えないし、学校自体もゴタゴタしたりとかいろいろあって、 結果的には神戸でベターだったのかな。 ほんとは名古屋で紹介できてれば…だったんだけど、テーマの合う人 思いつかなかったし。


Message-Id: <20071121185458@keijiwan>
Date: Wed Nov 21 18:54:58 JST 2007
From: hrgy
Subject: 3つの立場

産総研ですと,連携大学院制度を利用して,
となりの研究室のグループリーダーが指導
教官なんていうひともいる.おまけに本人
が,別な大学に併任していたり.
http://unit.aist.go.jp/collab-pro/ci/procedure/seq/renkeidaigakuin.html

研究者&先生&学生の3つの立場か.学生
と言いながら,自分の研究室で研究してい
る.大学には,単位を取りに授業を聞きに
行くだけとか...

Message-Id: <20071121222233@keijiwan>
Date: Wed Nov 21 22:22:33 JST 2007
From: ふる
Subject: Astroscan

写真を http://altfluss.com/photo/astroscan/ に期間限定で置きました.喜びの表情を見てやってくださいませ.

Message-Id: <20071122084349@keijiwan>
Date: Thu Nov 22 08:43:49 JST 2007
From: こなみ
Subject: うちのまわりは傾斜地ばかりで望遠鏡の据え付けがめんどうなんだよな

マタタビをあてがわれたネコみたいな姿を公開されていると本人が知ったら,しばらく口も利いてもらえないだろうなあ。おっほっほ。まあしばらく親バカを楽しんでください。

Message-Id: <20071122125912@keijiwan>
Date: Thu Nov 22 12:59:12 JST 2007
From: こなみ
Subject: バカ息子と母親は怒っていた

けさ坊主が学校に遅れそうになったので,母親が車で送ってやろうとしているのに本人のすがたが見えなくなった。腹の調子でもおかしくて籠っているんじゃないかとか気を揉みながら,とりあえず車のキーを持って外に出たと思ったら,30秒もたたないで憤然とした顔で戻って来てキーをテーブルに放り出した。「アゲハの幼虫なんかかごに集めて,時間がなくてこっちがやきもきしてるのに。勝手に行って遅刻したらいいんだわ」

うちの玄関脇の山椒にアゲハが産卵して幼虫が6匹育っていたんだけど,木が小さすぎて葉っぱがほとんどなくなってしまった。坊主は近所に山椒の木がないかと探していたんだが,なかなか見つからない。このままだと明日からの連休の間に餓死しかねないということで,もっとちゃんとした山椒の木があるという友だちの家の庭に引っ越しさせることにしたらしい。そのための遅刻ということならまあ仕方がないかと,本人は思っていたみたいなんだ。

ちなみにこの坊主は,小学校のマラソン大会で断トツの一位で走っていたのに,すばらしく大きなカマキリを道ばたに見つけてコースアウト。捕まえて復帰する間に抜かれて,結局8位でゴールしたという前科の持ち主。高校生になっても,そのあたりはさっぱり成長していないようだ。

Message-Id: <20071122164209@keijiwan>
Date: Thu Nov 22 16:42:09 JST 2007
From: 津田
Subject: おお、「とりぱん」の世界だ

うちの実家にも山椒の木があったんだけど、毎年毎年アゲハの幼虫に葉っぱ食われてしまって、 何年経っても木が大きく育たなかったんだよなぁ。
それを思うと、その友人宅の庭の山椒の木の今後が、ちょっと心配。
さらにこれからの気候を考えると、そこまで手をかけても成虫まで育つのかが心配。

あ、そういや「とりぱん」ってマンガ、みなさんご存じですか?
盛岡に住んでる元OLさんが書いてる自然観察マンガなんですが、 おそらくこの掲示版に出入りしている人が読むとはまると思いますので、 是非読んでみることお勧めします。


Message-Id: <20071123110702@keijiwan>
Date: Fri Nov 23 11:07:02 JST 2007
From: こなみ
Subject: 研究開発人材は質,量ともに低下だそうな

また研究者のキャリアに話を戻しますが,重点化以降にあらわれてきた地方国立大学から産み出されてくる博士号をもった人々はどこに行ってるんでしょうか。 下の方で話題になっている「使いづらいドクター」みたいな人種は,博士課程を出てからアカデミックキャリアを志向してポスドクまで行ったあとの人ってことなんでしょうか。そうだったら,27,8歳で出て来たばかりだったら,まだ企業で使える人材だってことになるかもしれないけど。そのへんの実態を知りたいところです。

先のことを心配してもしょうがないけど,今16歳のうちの坊主だって10年もしないうちに人生の岐路で迷うことになるかもしれないからなあ。

Message-Id: <20071124203119@keijiwan>
Date: Sat Nov 24 20:31:19 JST 2007
From: ふる
Subject: 就職先

普通に企業に就職している学生も多い.そのあたりは修士とあまり違いはない感じ.使えん,という話は聞いていないが,情報はもっと集めた方がいいんだろうな.もちろん優秀な人材は,それなりにポスドクになったり,アカポスに就いたりしている.でも,誰でもなれるわけじゃない.その一方で就職しそびれている学生も少なからずいる.企業に就職する場合は,就職活動の時期が問題といえば問題かな.今や卒業の1年以上前から就職活動するのが普通 だが,その時期だとまだ学位が取れるかどうか不確実だから.

でも,そうしたことも含めていろんなことが,この数年で大きく変わるんじゃないかと.というか,たったこの時もどんどん変化していくを感じているので,今の印象がこの先どこまで続くかもわからない.だから,自分たちが卒業した当時,しかも自分たちが卒業した大学のモノサシで測るのはもう無意味でしかないと思う.まあ私なんかはその変化を肌身で感じられるだけ幸せな方で,この変化に鈍感な大学はどんどん淘汰されるのかも.

結局,博士課程だろうと学部だろうと,教育の本質はそんなに変わらなくて,その原点に立ち戻って今すべきことは何かを,組織ぐるみで考えられるかどうか,たぶんそのあたりが岐路なんだろうと思っている.

これ以上の具体的な話は,パス.第三者の立場で好き勝手言える立場じゃなくなってしまったから.まあ飲みながらでもできたら.


Message-Id: <20071126014919@keijiwan>
Date: Mon Nov 26 01:49:19 JST 2007
From: いしやま
Subject: 引導・介錯 vs 経営指標

本人のためを思えば前者を取るのがベターと思うけど、 学校経営の指標を粉飾するには後者を取ったほうがいい。 マスプロ私学やアニメ系とかの専門学校は後者に特化してる。 「後者」ってのは、こんな感じ。
卒業時の就職率が100%ではあっても数年内にそのほとんどが 仕事から脱落してプー状態になってもそれは 本人の責任であって学校には責任がないと開き直れるかどうか ってこと。ふるかわさんがイメージしてるものとは眞逆の方向。 ポス毒なんかに関する議論もこれと同じ構造かな。
今年辺りから就職の風向きが変わってきてて、売り手市場になってるから、 しばらくはこの辺は見えにくくなると思う。 東京国際フォーラム(旧東京都庁と覚えてる人少ないのかなあ)がうちの 近くなので、時々通るけど、よく就職・転職セミナーやってる。 暇つぶしに覗いてみると、ほとんど人が集まってない。 超大手企業でもかなり苦労してる状況が読み取れる。
学位については、取得「見込み」で就職活動するわけだから、 別に就職時点でとれてなくても構わないんじゃないかと思う。 あとでなんとかすればいい。 ただ、薬剤師については、就職前に取れてないと採用無効っての あるからなあ。あれは資格の性質上仕方ないと思うけど。 ちなみに、飲み友達のお嬢さんで、「学部卒業見込み」が、 卒業できず、就職して仕事しながら夏に卒業なんて例もあったりする。 ただ、就職先はフランスの会社だったから、話は別か。 それに、学生の頃に豪腕プロデューサーとして業界で有名だったし、 それが採用理由だったから、卒業ってのは要件として重要性 無かったのかもしれない。

Message-Id: <20071126135400@keijiwan>
Date: Mon Nov 26 13:54:00 JST 2007
From: ふる
Subject: 学位を取らずに就職

「あとでなんとかすればいい」というのは,就職してからも研究を続けて,学位基準を満たすための論文を雑誌に投稿したり,学位論文の執筆をしたりすればいいということでしょうか.

Message-Id: <20071126171741@keijiwan>
Date: Mon Nov 26 17:17:41 JST 2007
From: いしやま
Subject: そんな感じですかね

ただ、大概の企業は、社員がその手の活動をすることを嫌がると思います。 社員の行動範囲を完全に自分の権限下に置きたいと考えるのが普通で、 権限の及ばないフィールドで活動されるのは心情的に許せない。 それで、やめろだのなんだの、職場で恫喝され続けることでしょう。 会社のサポートを期待しちゃいけません。 足元すくわれて当然と考えておかないと。 そういう状況下でどう続けていくか、かなり難しいですが、 公私のバランスをとりつつ、結果に結び付けていくのが よろしいのではないかと。
学位をとったからといって、会社で評価されるわけではなく、 逆に、「学位あるからよそでもやっていけるよね」と、肩たたきの 材料に使われるのが関の山。この点も会社に期待しない方がいい。
じゃ、何のための学位?というと、会社の仕事は時代に翻弄されて 右往左往する根無し草なわけだけど、それに左右されない自分の 軸をしっかり持てるってのが大きいんじゃないかと。 社内と社外との両方で評価され続けるってのも、 それぞれの評価を逆評価するための材料として有効なんじゃないかと。 できるだけたくさんの評価軸で評価され続けるっての、個人的には いいと思う。

Message-Id: <20071126172403@keijiwan>
Date: Mon Nov 26 17:24:03 JST 2007
From: ふる
Subject: ということは

学位をしっかり取りたいと思ったら,あとからなんとかなるなんて思わずに,取れる見込みが立ってから就職活動した方がよいということですね?

Message-Id: <20071126184048@keijiwan>
Date: Mon Nov 26 18:40:48 JST 2007
From: いしやま
Subject: そうですね

「見込み」重要ってことです。 会社だの何だのに期待せず、自力でやるって意識が無いとね。

Message-Id: <20071126205710@keijiwan>
Date: Mon Nov 26 20:57:10 JST 2007
From: ふる
Subject: 就職活動

ということは,D2の12月くらいまでに学位取得の見込みがないと,就職活動を開始できない……ということですよね.その時点で必要な数の雑誌論文が受理されていればいいわけですが.逆算すると,遅くともD2の夏くらいまでには論文を投稿するくらいのペースでしょうか?まあ投稿前から受理される自信があれば別かもしれないけれども.

Message-Id: <20071126225854@keijiwan>
Date: Mon Nov 26 22:58:54 JST 2007
From: いしやま
Subject: 逆線表的にはそうなるでしょうが

現実問題としては、かなり厳しい条件ですよねえ。 D4で修了をデフォとするくらいの気持ちで無いと厳しいかも。 修了を一年遅らせるくらいの気持ちで、しっかり就職を考えてもらった方が いいのかも。

Message-Id: <20071126232315@keijiwan>
Date: Mon Nov 26 23:23:15 JST 2007
From: ふる
Subject: ようやく話が元に戻った

最初に私は「企業に就職する場合は,就職活動の時期が問題といえば問題かな.今や卒業の1年以上前から就職活動するのが普通だが,その時期だとまだ学位が取れるかどうか不確実だから」と書いて,それに対して「学位については、取得「見込み」で就職活動するわけだから、別に就職時点でとれてなくても構わないんじゃないかと思う。」とのお返事だったわけですが,現実には見込みを立てることすら,スケジュール的には厳しいわけです.で,品薄なアカポスになんとしてでも就きたいという人は別として,企業に就職するのであれば「なんでD4までかけて??」ということになります.Mで就職した方がよっぽどいいじゃない,と.

今年度(H19年度)に学位を取ろうって学生は,だいたい今頃が雑誌論文受理の最終デッドラインでしょうかね.で,すでにH21年度の就職戦線が始まっている.その一方で,H20年度のポスドク募集は今頃だったりする.


Message-Id: <20071127021144@keijiwan>
Date: Tue Nov 27 02:11:44 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 人材育成

忙しくて 10 日くらい書き込まずにいたら、どこにどう参加して良いのか分からなくなった。(^^;;

この3連休は、医療情報学会で神戸に行ってました。行きは、最近話題の DHC8-Q400。でも伊丹着陸前には、ちゃんと脚が出た(おい)。学会は、アカデミックな意味ではともかく、個人的には久しぶりに収穫が多くて良かった。情報部門が非常に弱い病院業界にも、組織や体制のあり方を見直して、プロジェクトマネジメントの視点からどーのこーのする時代がやっと訪れそうだ。期待しよう。

超今さらだけど、古川さんの BibTex 変換ソフトがダウンロードできなかったのは、Apache の config もしくは .htaccess で GET できるファイルの拡張子に制限がかかってるせいじゃないでしょうか。もしくは AddHandler cgi-script に .pl が含まれてるとか(cgi 認定されるので、プログラムとしだて解釈してその出力がブラウザに返る)。

古川さんが最初に書いた「原点に立ち戻って今すべきことは何かを,組織ぐるみで考えられるかどうか」が重要だというのは、教育に限らず通用する真理ですね。目先だけではなく長期的な視点でこれを考えられれば、さらに良い。それが出来たら、どんなに幸せになることか。(^^;;

修士卒か博士卒かでは年齢(というか最大就業期間)と多分初任給も違うので、採用する企業にとっては、それを覆せるほどの仕事に生かせる能力を学生が身に着けたかどうかが問題になりますよね。博士課程でやっていた研究がモロに生かせるなら良いだろうけど、そうでない場合にどの程度期待して良いのか。…と考えた場合には、若いうちから会社で求められる方向に鍛えた方が、博士卒相当の年齢になった時点で会社にとって使いやすい人になってる可能性が充分にある。企業としては、そのためにかかった育成コストを、生涯賃金の中で取り返せれば良いわけで。それを裏返しに表現すると、八木さんが書いた博士は癖がついてるという話になるんでしょう。


Message-Id: <20071127142350@keijiwan>
Date: Tue Nov 27 14:23:50 JST 2007
From: いしやま
Subject: なるほど

イメージ的には、今のD2君で言うと、今から就職活動を始めて、 来年9月の内定式までに学位が見込めないとアウトって感じですかね。 見込めない場合の選択肢として、 とりあえず内定を蹴って就職活動をもう一年&D4で学位取得、 学位ギブアップ&就職、 の2つがメインなものかと。
企業に人材を使う能力があるかどうかの話は 置いておくことにして言うと、 マスターとドクターとでは使い方が別ですよね。 マスターであれば、上司がついて下で働くって形の仕事をしてもらって、 ドクターの方はスタンドアローンで動くような仕事をしてもらう感じかと。 ドクターをマスターの年食った奴と考えちゃいけないんじゃないかと。 スタンドアローンで動けないものに学位を出しちゃいけないとは思うけど、 それは事情が許さない?
あと、 スタンドアローン動作を「癖」と呼ぶのなら、それは企業側の器量が狭い。 その手の人材の使い方を知らないだけなんじゃないかと。

Message-Id: <20071127155823@keijiwan>
Date: Tue Nov 27 15:58:23 JST 2007
From: ふる
Subject: 少し本質に近づいたかも

自律性と自立性は大事な要素ですね.そしてこの2点が学位の重要な要素であるならば,雑誌論文の投稿数という基準は本当に必要なのか?オリジナリティの高い研究をすることと,自律性・自立性は相関があるのか?という疑問が起きます.

どういう人材を育てたいのか?大学院の教育システムは,その人材を育てる方策に適っているのか?このあたりがミソです.「学位取得者とは(伝統的に)かくあるべし」という発想が先にあると(特に旧帝大でのイメージが先行すると),どうしても「真の人材育成目標は何か?」という議論ができないのです.もちろん経営優先でなし崩しで取得基準を緩めて学位乱発するのはまずい(これもまた人材育成目標の不在が問題).

BibTeX支援スクリプトの件,ありがとう.今は対応しているヒマがないので,いつかそのうち(と言いつつ,きっとやらないような気がする).このスクリプトがあると,ふだんはGetARefで文献管理して,論文書くときはBibTeXで処理というのができるのでラクチンです.EndNoteも使ってみたけれど,私はGetARefが使いやすかったかな(分野によるかもしれないけれど).BibTeX対応の文献管理ソフトもあったけれど,使いにくくて.しばらく前に作って個人的に使っていたスクリプト(日付は公開日だ!)です.誰も使わないかもしれないけれど,ひょっとすると誰かの役に立つかもしれないので.


Message-Id: <20071127184815@keijiwan>
Date: Tue Nov 27 18:48:15 JST 2007
From: 津田
Subject: おそらく古川さんの興味からはずれていると思いますが

企業としては研究だけしかできない人材はあまり欲しくないんじゃないでしょうか。 自律してもらっちゃ困る、というか。 工学系に限った話になりますが、助手の人がボスとそりが合わなくて企業に移って行くケースを見てると、なんとなくそう思います。

つまり、講座の運営の中で現場監督的な役割を取り仕切っていた人なら、 研究する力の他に、教育する能力とか、政治の能力、 具体的には、論文や特許を書く能力の他に、学生さんを教える能力、 研究会などで座長などを任されて取り仕切る能力、など、 それなりに場数を踏んできてますよね。
企業として学位を持っている人に要求されている能力としては、 こういった研究以外の部分が重視されるのではないかと。

企業側から見れば、こういった人材なら、 プロジェクトリーダーとして即戦力になるし、 困った時にどこかの偉い大学の先生とのパイプ役にもなりそうだ、 というソロバンもはじけるのでしょうが、 ドクター取り立て、というだけだとキャリアとしてちょっと採りにくそう。 この種の人材はそんなに頭数は要らないし。

だから、DCの途中で就職活動したとして、中退してきても、学位取ってから来ても、 企業側からするとあんまり関係なさそうな気がします。
マスター出てすぐ助手になったような人だと、 講座運営の雑務に追われてドクター持ってない人も多いし。


Message-Id: <20071127202015@keijiwan>
Date: Tue Nov 27 20:20:15 JST 2007
From: ふる
Subject: ドクター

>企業としては研究だけしかできない人材はあまり欲しくないんじゃないでしょうか

ドクターイコール研究する人,という考え方だとそうなりますね.学位を持つことと研究する人は,イコールじゃないかもしれない.


Message-Id: <20071127205435@keijiwan>
Date: Tue Nov 27 20:54:35 JST 2007
From: ふる
Subject: 研究しないドクターはあり?

>こういった研究以外の部分が重視されるのではないかと。

んじゃ,研究はほどほどにしかさせないで,むしろ企業で役立つことを学んだ学生に学位を出すって言うのはアリですか?(どうやって学ばせるかという問題はあるけれど).それくらい発想の転換が許されるなら面白いんですけどね.

ところで……以前にも書いたけど,私自身はけいじわんで特にこの議論をしたいわけではないのです,大変申し訳ないのですけれども.どっちかと言うと気が滅入る話題かな,今は(いろんな意味で).あ,みなさんの議論に必要な情報くらいでしたら,差し障りのない範囲で提供しますが.


Message-Id: <20071127230105@keijiwan>
Date: Tue Nov 27 23:01:05 JST 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 実務を教えるのは大変そうだけど

あぁ。古川さんの書き込みで、やっと話が見えてきた気がする。博士卒の人が就職先で何をやることを想定しているのかが、人によって(もしくは書き込みによって)ブレてるんですね。研究職について考えるのか、それ以外の職種をイメージするのか、という。

ドクターを研究する人と限定せずに、とても高度で専門的な教育・訓練を受けた人と位置づけると、いろんな可能性が出てきて確かに面白い。例えば「博士(理学)だけど、多分いろいろ場数を踏んでいるはず」なんてあやふやな根拠で就職後の活躍に期待するよりは、初めから「博士(プロジェクトマネジメント実務)です」って方が分かりやすくて良い。プロジェクトマネジメントを学ぶのは就職後に実務の中でってケースがほとんどだろうけど、他社から引き抜いたり中途採用したりするよりは、博士(プロジェクトマネジメント実務)な新卒を採用するほうが歓迎されそうだ。多くの病院のシステム管理部門はプロジェクトマネジメント能力が絶望的に低いので、少なくともうちの業界では歓迎されそう。

…と思ったけど、そもそもそういう問題の存在に気づいてない病院が多いだろうから、あまり期待は出来ないか。(^^;;


Message-Id: <20071128001437@keijiwan>
Date: Wed Nov 28 00:14:37 JST 2007
From: ふる
Subject: 博士(実務職)

大'さん,そうです,そのとおりです.そして単に議論上での(実現性のない)意見ではなく,まさにその路線で実現できないものだろうか?という話にベタで関わっています.実際には「博士(研究職)」「博士(実務職)」みたいなダブルスタンダードになるだろうと思うけれど.例としてはこういうのはすでに始めています(他にもある).「人材育成目標の明確化とそれに合致した教育システム」というのは,そういう意味です(ごめんなさい,この件は仕事直結なのでこれ以上はパス!).

Message-Id: <20071128114318@keijiwan>
Date: Wed Nov 28 11:43:18 JST 2007
From: いしやま
Subject: いわゆる専門職学位ですか

それを技術系でもやりましょうと。 アメリカ的なスタンスですかね。 wikiだと こんなふう に書いてあります。 博士ではあるけど、Ph.D.ではないものって感じ。

Message-Id: <20071128121028@keijiwan>
Date: Wed Nov 28 12:10:28 JST 2007
From: ふる
Subject: PhDではない学位

>博士ではあるけど、Ph.D.ではないものって感じ。
そう理解してもらってもいいです.PhD vs. Doctor of xxx みたいなイメージはアリですか?ってことで,一般論としてご自由に議論していただければと.うちの大学がその方向性で進むかどうかはノーコメント.私個人の興味がどこにあるかも,今は無視してください.

Message-Id: <20071128131445@keijiwan>
Date: Wed Nov 28 13:14:45 JST 2007
From: 津田
Subject: 研究しないドクターなんて大学の中に掃いて捨てるほどいるでしょう

企業の業務内容に限らず、アカポスの業務内容も、研究オンリーではないですからね。
あの先生の講義はわかりやすい、というのも本来の評価の一つだし、 色々な人にコネがあって面白い研究している人をセミナーで呼んで来れる、 というのも評価の一つだろうし、 でかい予算取ってくるのがうまい、というのも評価の一つ。
だからぼくは、研究しないことは必ずしも悪いことではないと思います。

なので、ドクター=研究者、は、確かだとは思いますが、実際には企業にせよアカポスにせよ、 実際の業務では研究以外の能力も重要だと思いますよ。
その配分は、同じ企業の研究職、またアカポスの中でも、ポジションによって様々だと思いますが。
ま、しかし、こういった能力は客観的な数値的指標として表しにくいので、 業績や採用の際の評価に使いにくいという問題はありますが。

あと、こういった研究以外の能力は、 これまで伝統的には研究室に住みながら後輩の指導をしたり講座運営の仕事を任されながら覚えるもので、 これが不得手なようだと研究室に居続けるのが辛くなり、 ドクターあるいはアカポスには繋がりにくいという面もあったんじゃないか、 と想像しています。

ちなみにエンジニアリングの世界だと、「技術士」という資格があります。
アカデミックの世界から外れた現場では、 「博士持ってます」と言っても「ふーん」とどこかヨソの惑星の世界の住民を見るような反応ですが、 「技術士持ってます」というと一目置かれます。
なので、今から技術系の専門職学位なんかつくっても、あまり需要ないかも。


Message-Id: <20071128193913@keijiwan>
Date: Wed Nov 28 19:39:13 JST 2007
From: いしやま
Subject: 技術士

おいらの身の回りには一人もいない (本当はいるのかもしれなけど、そういう話を聞いたことが無い)んですが、 どの辺に出かけるといっぱいお目にかかれるんでしょうか??? ちなみに、現業の人たちは、近所にうじゃうじゃしてます。

Message-Id: <20071129120409@keijiwan>
Date: Thu Nov 29 12:04:09 JST 2007
From: 津田
Subject: Re: 技術士

ゼネコンの設計部署には必ず一人くらいはいるみたいです。
定年前に独立することを考えると一級建築士の看板だけでは弱いと考えたのか、 会社として仕事取るときに有利になるからなのか、持ってる理由はそんなとこじゃないかと想像してます。

他にはエンジニアリングの分野でコンサルティング業務を行うような職種。
(ぼくが実際に会ったことがある例はこちら)
弁護士などと同じように、自分の腕一本で食ってくような職種だとこういう看板があったほうが有利なのかな、と想像してます。
このあたりは研究者として一人前である証としての看板が博士、というのと同じ でしょうね。

ただやはり、博士なんかより絶対数がホント少ないようなので、めったにお目にかかれないと思いますよ。 ウジャウジャいるところなんかそうないと思いますが、思い付くとことなると。。。 例えば三菱総研とか?


Message-Id: <20071129141253@keijiwan>
Date: Thu Nov 29 14:12:53 JST 2007
From: いしやま
Subject: JABEE vs 技術士

秋にあった学会の飲み会の席での話。
「技術士の一次試験免除をうたってJABEEやってるんだけど、 技術士って何?どれくらい難しいの?」 って聞かれた。 よくわかんなかったので、「ドクターレベルらしいよ」と適当に答えた。 難易度がマスターレベルならともかく、ドクターレベルとなると、 学生にとって非現実的でセールスポイントとして意味を 成さないんじゃないかと。 そんなののためにJABEEで苦労する価値があるのか?ってな話になった。
今ぐぐってみたら、JABEEやってると自動的に 技術士補にはなれるようなので、 それで十分なんじゃないかという気もするけど、どうなんでしょ?

Message-Id: <20071129172221@keijiwan>
Date: Thu Nov 29 17:22:21 JST 2007
From: こなみ
Subject: 技術士

忙しくて議論に加われなくてすみません。いろいろと考えるところはあるのですが。
技術士はなかなか大変です。実績あるいは実務経験が必要なので,一定期間技術畑を歩いていないといけないし,かなりの筆記能力が必要らしい。うちの身内が50代はじめに一念発起して取ったときに関連の学会誌に書いた記事を見ると,だいたいの様子が分かります。もっとも,この世代の働き手にとっていちばん大変なのは,勉強するための時間を確保することかもしれません。
技術士補というのは,技術士のレベルを維持しつつ,やややさしめの資格をということで新設されたのではないでしょうか。英検準一級みたいに。このさい博士補というのも新設したらどんなものかと・・・というよりは,博士補とでもすべきところまで博士号のレベルを下げてきたのかもね。
ちなみに,技術士をとって数年後にこの身内は工学博士を取得しています。

Message-Id: <20071129184311@keijiwan>
Date: Thu Nov 29 18:43:11 JST 2007
From: 津田
Subject: 技術士補なんつーのがあったのか

調べてみたら確かに、技術士になるための最短パス、という位置付けみたいね。
いやぁ、知りませんでした。
技術士の試験が難しすぎるので、1次試験通った人には資格をあげます、って感じかしら?
博士に対する修士、みたいに。

でも技術士と言っても、その看板だけで食えるわけではないのは博士と同様ですよ。
学生さんにとっては、教員免許と同レベルのもんじゃないでしょうか。
モチベーションとしては低そうだなぁ、それエサにしても学生集まるんかいな。

しかし、博士補っつーのは。。。修士や単位取得退学じゃダメなんすか?



Message-Id: <20071130000424@keijiwan>
Date: Fri Nov 30 00:04:24 JST 2007
From: こなみ
Subject:

> 博士補っつーのは。。。修士や単位取得退学じゃダメなんすか?
いや,ドクターの学位取得の意味というのが,いまや20(10年?)年前とは完全に変化していて,相当拡散した状況になっているらしいということを言いたかったわけです。つまり「補」は皮肉なジョークです(ジョークのネタばらししてどうするよ)。一方技術士は相変わらず技術屋の勲章であり続けている。そっちだって拡散してよかったのかも知れないけど,「補」を付けて格下をしっかり区別したわけ。日本技術士会という団体がレベルの維持に努めているという事情が効いているのでしょうけど。

Message-Id: <20071130094619@keijiwan>
Date: Fri Nov 30 09:46:19 JST 2007
From: 津田
Subject: 野暮な書き込みですいませんでした

しかしそういう場合は、おれは理学博士だぞ、博士(理学)とは違って偉いんだぞ、
とか自慢すればいいのでは?(何が自慢になっているかおれにはわからないけど)

でもそういえばどっかの自称大学教授(ホントは客引きパンダの特任教授)にも、
ホントは博士(なんとか)なのに、学術博士を名乗ってるイタいのがいたなぁ。


Message-Id: <20071130155435@keijiwan>
Date: Fri Nov 30 15:54:35 JST 2007
From: いしやま
Subject: いや、今は

「博士(理学)」と「理学博士」との選択が出来ないので、 前者から後者への昇格(?)ができないじゃないですか。 後者は年寄って意味しか持たない。
博士補ってのは、「博士(カタカナ系とか)」の やつなんじゃないでしょか? でも、どこの課程でも、学位取得時に、 そういうのと「博士(学術)」との どっちかを自由に選べるようになってるんじゃなかったかなあ。
おまけで言うと、全国で数学科が崩壊(?)していて、 博士(数理科学)だの博士(情報学)だのになっている。 なんかもったいない。

あと、技術士補ですが、全国の高専がJABEEやってるので、 高専専攻科の特定カリキュラムをクリアすると自動的に技術士補になります。 なので、技術士補については、そのうちどこでも見かけられるようになるはず。


Message-Id: <20071130191931@keijiwan>
Date: Fri Nov 30 19:19:31 JST 2007
From: 津田
Subject: 結局、JABEE = 大卒+α、程度?

高専自体がマイナーなのに、専攻科となると輪をかけてマイナーじゃないですか?
大学の工学部に編入する人のほうが多いように思うんですが、そんなことない?
さらに大学に来たら来たで、技術士補とかいう聞いたことのないような資格より、
修士のほうが就職にもいいし世間的にも通りがいいでしょうし。。。


Message-Id: <20071130221229@keijiwan>
Date: Fri Nov 30 22:12:29 JST 2007
From: 後藤文彦
Subject: どこまで本音を書いていいのやら

JABEEに関しては 色々と思うところはありますが 、 この学科のプログラムを修了すれば 学習教育目標を達成できるようになっていることを示す挙証のための 膨大な資料を作成することで自動的に教育内容が改善されて 自動的に卒業時点の学生が技術士1次試験合格者相当の能力を養ってくれている なんてうまい具合にはいかないと思うので、 ある人物が技術士1次試験合格者相当の能力を持っているかどうかを ちゃんと判定するには、技術士1次試験に合格するかどうかで調べる のが最も客観的だと思います。 うちの学科は幸いJABEE認定を受けることができましたが、 うちの卒業生が技術士1次試験を受けたとしてもちゃんと受かる筈だと 胸を張って保証できるかというと、 まあ、成績上位者なら受かるかも知れませんが、 成績下位者はどうでしょう。が、 JABEE認定というのは、成績最下位の者でも、学習教育目標を 達成していることをプログラム単位(通常は学科単位)で認定する 訳です。その意味で地方大学の土木系学科などでは、 JABEE認定による技術士1次試験免除はなかなかおいしいのではないでしょうか。 もちろん、JABEE原理主義?の立場に立つなら、学習教育目標を少しでも 達成できてないような成績下位の学生はじゃんじゃん落第させることで 卒業時点の学生の品質を保証すべきなのかも知れませんが、 実状的には成績下位の学生もなんとか卒業できるようにという 教育的配慮からの要請?もあるので、じゃんじゃん落第させる なんて訳にもなかなかいかないのではないでしょうか。

あと、技術士1次試験合格者やJABEE認定を受けた学科の卒業生は、 「修習技術者」となります。 技術士補になるためには、同一部門の技術士から証明書を 書いてもらうんだかして 登録 する必要があります。 私は1次試験は 受かりましたが、 2次試験は 落ちました


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