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### 反ニセ科学的読物:「水からの伝言」を信じないでください(田崎さん)###


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Message-Id: <20070901175351@keijiwan>
Date: Sat Sep 1 17:53:51 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: もう9月だよー

野尻さんが書いた『子供に粗悪品を与えるのは、芽をつむことになりますね。でも最高の贈り物をしてもすぐ飽きたりするのがつらいところ。』という話ですが、『最高の贈り物』は、何も高級品を指すわけではないですよね。粗悪品は、性能が低いから悪いのではなく、品質が低いのがイケナイわけで。低いなら低いなりの性能をきっちり発揮するなら、高級品が欲しくなることはあっても、芽を摘むことにはならないと思う。もっとも、贈り物とは関係なく、そもそもその分野に興味を持たないという可能性はあるけど。(^^;;

自転車の場合には、望遠鏡と違って成長による買い替えがある分、話が面倒だなぁ。フレームサイズは小さいけど、調整範囲が大きくて小学生くらいまで使えるのってないのかな。BMX みたいなので何かしらあっても良さそうな気もするんだけど。

ところで、昨日は国際祭りの打ち上げに行ってきた。18 時から仙台国際センターの国際交流コーナー研修室で、ボランティアや出演者も呼んで、留学生の手作りナン&タンドリーカレーやその他お菓子類とジュースで乾杯。2次会は 21 時からとらのあな。騒々しい巨大居酒屋で飲み放題って、大学のとき以来かも。2,000 円。3次会はカラオケ付きの店で飲み放題。2,000 円。結局、4時まで呑んで 4,000 円ですか。大学生の飲み会は安いなー!(^^:: まぁそんなわけで、起きたら 14:30 だった。週末らしい生活。

こなみさんが丸焼きに書いた山崎棄権という悲劇。ボランティアの混沌とはまた別の次元の話だけど、大阪の世界陸上って、ネタに事欠かない大会だ。


Message-Id: <20070902003642@keijiwan>
Date: Sun Sep 2 00:36:42 2007
From: いしやま
Subject: 大阪より北京の方が楽しみです

それで、その昔に通産の仕事したのを思い出した。関西のとある自治体にある情報システムの更改にあたり、インターネット時代に即したシステムのデザインを考えましょうという話に首を突っ込んだのだ。税金がどのように無駄にされていくのか、国レベルの現場を観戦(?)したのだ。
国の事業としてやる以上、最先端〜という能書きがいるのだけど、これやると地方公務員との組合交渉で「労働強化反対」とつるし上げられてつぶされる。何かしら新しいことを覚えなきゃいけないとか、作業手順が変わるってのが、労働強化なのらしい。たとえそれで労働効率が上がるのだとしてもダメらしい。人員削減につながるからなのか?現場にボイコットされちゃどうにもならないからねえ。地方自治体代表で会議に出てた課長さん、国と組合との板ばさみで泣きそうになってたのが印象的。
結局、組合に押し切られて情報化されてない情報システムが出来上がり、税金どぶ捨ての一件落着。導入したまま埃をかぶっていることでしょう。確か、70億くらいしたよなあ。初年度で。で、今回の参院選で、その公務員組合が歴史的圧勝したので、今後6年間の予算執行が楽しみです。

Message-Id: <20070903131611@keijiwan>
Date: Mon Sep 3 13:16:11 2007
From: 津田
Subject: 若干出遅れてしまったけど望遠鏡

クルマにいつも7倍50mmの双眼鏡積んでます。キャンプに行った時に活躍してます。
(と言いたいところですが、実際は曇りの日が多いのが残念)
高校生のときに買ったものですが、当時も2万くらいした覚えが。
自分の眼にきっちり合わせれば、「こんなに星があったのか!」と感動しますよ。
木星の4大衛星もちゃんと見えます。
ただ、レンズの内側にカビが生えてるので、いいかげん買い替えたいところ。

機動性があって惑星が見える望遠鏡となるとシュミカセ、でしょう。
初心者向けにはNexStar SEなどお勧めとは思いますが予算が一桁違う ^^;;;
ま、実際はどういう用途を重視するかでお勧めが変わってくるでしょうねえ。
(惑星だけなら、天文館で主催している観望会のほうがよく見えますから)

で、個人的に欲しいと思ってるのが、BORGです。
値段も見た目もオモチャみたいだけど意外に出来がよいと評判がよい製品です。
子供のオモチャだけでなく、大人のオモチャとしてもいじりがいがあるのが魅力的。
野鳥やってる人らにも、デジスコとしてよく使われてます。
ホントのとこは、野鳥やってる友達がこれを使って見事な写真を撮ってくるので、
悔しいというのが本音 ^^;;;

アイピースとの組合せによっては焦点が合わずアダプターが必要なのは欠陥品だ、
デジスコとして使った場合にケラレが生じるのは実用に堪えない、と思うのか、
それともいじくり倒す楽しみがあると考えられるか、そのあたりが別れ道かも。
値段とかスペックとかは、例えば↓あたりからどうぞ。
http://www.tomytec.co.jp/borg/oasis-direct/price/0404_price_set.htm

しかし子供の自転車は。。。
出来のいい自転車は、大人用のしっかりしたフレームのに乗れるまで成長してからで、
十分でないの?
そもそもトイザらスではまともな自転車は売ってないと思う ^^;;;


Message-Id: <20070904000723@keijiwan>
Date: Tue Sep 4 00:07:23 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 遠くの星より目の前のビール (^^;;

前にもどこかで書いた気がするけど、数年前、とあるシステム化によって労働効率を上げるぞって話に、かなり深刻に「それは困るんだ」と反対してた人がいました。曰く「効率が上がって必要稼動が減って、定員が減ったらどうするんだ!」。忙しくて手が足りないって理由で拒否している作業がありながら、なぜそういう発言が出来るのか、かなり真剣に不思議。でも、成果ではなく忙しそうにしてる姿を評価する環境だと、その状態がベストなんだろうなぁ。そしてまた、業績評価システムの如何とは別に「いやほら、何だかいつも忙しそうに頑張ってるし」式評価は、意外と根強い。
…といったネタは、やぎさんの丸焼きのこの辺からの話題とセットでお楽しみください。

BORG ってのは、結構面白そうですね。特にペンシルボーグの望遠レンズセット。…って、それじゃ 175mm の望遠レンズと変わらんか。しかしこれ、満喫するには LEGO 並にパーツを揃えまくることになりそうな。危険だ。(^^;;

あ、そうそう。日曜日には、予告どおり仙台オクトーバーフェストに行ってきた。15 時過ぎに会場に着いたら、去年とは打って変わって飲み物も食い物も充実してること。ワインや宮城産の地ビールはもちろん日本酒まで。まぁでも、Bitburger とか Erdinger とか Spaten とか、ひたすらドイツビールを呑む訳ですが。明るいうちから呑むビールはうまいのだ。薄暗くなった頃にはスルムターラー楽団(去年も来てた 2Tp, 2Bar, Cl, Tuba, Dr という謎な編成のバンド)が登場して、民謡を中心に歌って踊って騒ぐための曲を演奏。こっちも極めて素直に、立ち上がったりステージ前まで出てったりして他の客と一緒に歌って踊って騒ぐ。…んだけど、冷静に席について淡々と呑んでるお客さんというのは、やはりいるのですね。遠くの席ならともかく、ステージ正面に。すごい勇気だ。(^^;;;

などと言っている間に、野尻さんの「大風呂敷と蜘蛛の糸」が星雲賞受賞! 短・長編合わせて4回目ですね。おめでとうございまーす!


Message-Id: <20070904132017@keijiwan>
Date: Tue Sep 4 13:20:17 2007
From: 津田
Subject: 石山さんから教わった毎日の論説

話の流れからふと思い出した。 そのうち消えてしまうだろうから全文引用。
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/hassinbako/news/20070822ddm002070106000c.html

発信箱:理科離し=元村有希子
 この国は科学技術で生きていく、だから子どもの理科離れを何とかしようと国は旗を振る。その一方で小学校の理科の授業時間数は、25年間で約4割減った。子どもは実験や観察が大好きだが、「ゆとり教育」で真っ先に削られた。
 学ぶ環境も豊かではない。実験・観察に必要な器具を、公立小学校がどの程度そろえているか、文部科学省が04年に調べたところ、基準に対する充足率は23%だった。例えば光学顕微鏡はクラス全員が「1人1台」で観察できる41台あるのが望ましいと基準は定める。しかし実際には平均12台しかなかった。
 不思議なことに、この基準を決めたのも、買う金を出し渋っているのも国なのである。
 基準は「理科教育振興法」に基づいて国が定める。学習指導要領を実行できる機器を学校が買えるよう、国は支援する義務がある。ところが、10年前には35億円あった国の補助金が、今年度は13億円まで減った。
 背景にあるのは「三位一体の改革」だ。国が補助金を減らしたら、地方自治体は顕微鏡より福祉や介護に金を回した。現状はもはや、理科離れというより行政による「理科離し」である。
 ここまで形骸(けいがい)化した基準自体、適切なのか。現場の意見はさまざまだ。「機器がないからいい授業ができない」という声に交じって「創意工夫すれば、機器がなくてもいい実験はできる」という教師もいる。
 別の調査では小学校教師の6割が「理科が苦手」と答えた。これでは創意工夫にも限界がある。「理科離し」に付き合わされる子どもが気の毒になる。(科学環境部)
毎日新聞 2007年8月22日 東京朝刊

さて当面の対策はあるか?、人任せにはできないと思ったら自分でやるしかない。
でも恐ろしいことに最近の小学生向けの学習塾では理科の実験講習もやっているのだ。
親のやる気次第で、金さえ出せばたいがいのものは手に入れられる世の中なのである。
かくして、格差は広がっていくのである。


Message-Id: <20070904184017@keijiwan>
Date: Tue Sep 4 18:40:17 2007
From: +0900
Subject: 子供の自転車

キャラクター物ではなく、BMX や MTB 風のを考えてるのですが、ダイシャリンに行ってみたけど、トイザらスやジャスコの売り場のとあんまり変わりないんです。
jeep 印のが大きさもつくりもいいかな、と思ったら、web 検索してみると、米国ではこんな型のは jeep 印には無いみたい。日本国内向けのようで。

望遠鏡は、近頃の物はみていないけれど、ビクセンのは(ホームセンター等安売り専用は除いて。)は比較的安心なのではと思います。

Message-Id: <20070904231718@keijiwan>
Date: Tue Sep 4 23:17:18 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 行ける人は行けるだけ行けば良い

津田さんが言ってる「当面の対策」って、誰が打つ対策ですか? 立場によって、ありとあらゆる対策が考えられると思うんだけど。極端な話、然るべき立場にある人が光学顕微鏡に紐付けた予算を付ければ良いのだ。(^^;; 当然ながら、対策を打つのが親か先生か、学校か、教育委員会か、はたまた行政か、などなどで、全部答えは変わってくるはず。

一番コストがかからないのは、多分現場レベルでのスキルの共有でしょうね。勝手に情報交換する分にはタダだ。ただし、実行される保証はどこにもない。個々の先生たちがスキルをうまく言語化できる保証もない。完全に個人の能力と努力に依存することになる。それを学習塾に任せちゃうのも、それ自体は悪いことではない。必要な時間と金をサポートすれば良い。民活です(古)。

格差拡大への批判には同調します。だけど、やる気と金次第でいろいろ手に入る環境を否定する必要はないのでは。むしろ、やる気や能力があるけど金がない人を掬い上げて、ベースラインを引き上げることにこそ意味があるんだと思うな。

大きさも作りも良いなら、米国での jeep 印の有無を気にする必要はないんじゃない?>日本標準時の人


Message-Id: <20070905155212@keijiwan>
Date: Wed Sep 5 15:52:12 2007
From: いしやま
Subject: 親にやる気が無く、子供に能力がある場合

どうすればいいんだろう? 親は子供の能力に気づけないし、もし気づいたとしても、やる気ないから つぶしちゃう。 戦前は地元の名士がそういうのを拾って保護して東京に出すなりなんなりした ものらしいけど、戦後はその手のスポンサー層が消えてなくなった。
奨学金は、親にやる気が無いと無理だし、申請してどうのという 方法論になるから、「もしかしたらこいつはいけるかもしれん」という 子供が応募してくれないとどうしようもないし、 「なんとなく勘でピンと来たから」って選定理由での奨学金支給じゃあ イマドキは社会的に通りそうにないし。 そもそも、義務教育な初等教育に奨学金ってのはなじまないか。 公教育でそういうのが自然に拾われる体制になっていればいいんだろうけど、 そうはなってないからなあ。
指示代名詞ゴロゴロでダメダメな文章orz

Message-Id: <20070906155340@keijiwan>
Date: Thu Sep 6 15:53:40 2007
From: いしやま
Subject: 放射温度計とコンドロイチン

月曜にこなみさんを ショッカーの秘密基地 に拉致してみたんですが、 そのときに見せてもらった 放射温度計 が面白そうだったので、 アマゾンで一番安かった奴をオモチャと割り切って 早速注文。 天ぷらの温度を測るのにはちょっと使えなさそうだけど、 ビールの冷え具合チェックとかには十分かな。

それと、ひざが痛くて医者に行ったら「歩きすぎ」といわれて シップを渡された件ですが、どうもシップだと具合がよくならないので コンドロイチンを飲んでみました。そしたらすぐに調子がよくなってきた。 生物系の勉強サボりまくりなのでよくわからないんですが、 これの材料がナンコツってことは、普段からナンコツとか食いまくってれば 薬飲まなくてもOKってことなんだろうか? 実はプラセボが効いているというオチだったりして。


Message-Id: <20070906225644@keijiwan>
Date: Thu Sep 6 22:56:44 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: フィートウも来てるよ

うう、やる気がない親の子ですか。「もしかしたら」っていうギャンブル性の高い (^^;; サポートって、公的っぽい仕組みには馴染まないですよね。やはりそういうのは、自分の責任において自由に失敗できる篤志家が強い。そこに存在すればだけど。結局、そういう責任を背負おうという人がいないというのが根本的な問題なのかなぁ。あと「この子は地元の財産になるかも知れん!」みたいな地元意識が、どの程度生き残っているのかとか。それ以前に、助け合いという概念自体が時代遅れなのだ…とは思いたくない。

放射温度計は、ずいぶん前にリンコさんも玩具にしてたなぁ。楽しそうだ。コンドロイチン硫酸塩については、是非ともフカヒレ主食生活で試して頂きたい(おい)。

あちこちで仕入れてきたネタのメモ。いずれも、それぞれの意味においてひじょーに気になる。


Message-Id: <20070906233558@keijiwan>
Date: Thu Sep 6 23:35:58 2007
From: なべまさ
Subject: 温度計

ショッカーの備品として放射温度計が置いてあるのかと思ってしまいましたが、こなみさんが持ち歩いていたのですね。放射温度計の写真、怪しくボカシがかかってますね。

私は先日標準温度計を購入しました。絶対温度に換算する時273.15を加えて下2桁に意味のある精度で温度が測定できると気持ちいいのだ。というか±1℃前後の誤差のある安物電子温度計等の器差を求めたかったのだ。

毎日フカヒレでコンドロイチン摂取は旨そうな作戦ですね。コンドロイチンと併用すると効果が大きいと言われているグルコサミンを摂取するにはカニやエビの殻を食べると良いのか…


Message-Id: <20070907101009@keijiwan>
Date: Fri Sep 7 10:10:09 2007
From: こなみ
Subject: クールな温度計

そうそう,いまやエコーマイクでもなくブラックライトでもなく,持ち運び型の赤外放射温度計がクールな遊び道具なのです。瞬時に,しかも非接触で表面温度がわかるというのはひそかな楽しみを与えてくれる。耳の穴に突っ込めば瞬間体温計になるし。 飲み会をやるときには(いつのことだ?)全員あらかじめ入手しておくように。

先日はいしやまさんと三条通りを歩きながら,すれ違う人の表面温度を測れないかと試してみたが,ちょっと遠すぎるようでだめだった。うまくいったらこれって盗撮かな?捕まえてみたら「えっと,あなたの上腕部の温度は32度だったのですが,それがどうしましたか?」とか。まあ,やめておこう。
いやいや,李下に冠とならないために男相手にやっておりましたですよ。

Message-Id: <20070907105507@keijiwan>
Date: Fri Sep 7 10:55:07 2007
From: いしやま
Subject: 屋外活動用なら

レーザーポインター付きので、エアコン室外機だの、街路樹の日陰・日向だのを測るのがよろしいのではないかと。
電車(京葉線)がだいぶ安定して走るようになってきたので、そろそろ出かけるかな。仙台はこれから本番?

Message-Id: <20070907121242@keijiwan>
Date: Fri Sep 7 12:12:42 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 暴風域よりお送りしております

てなわけで、本番中なのだ。そろそろ最接近かというタイミングだけど、夜中(というか未明)の方が風は強かった気がする。…いや、それが築三十数年の木造アパートと、鉄筋コンクリート建築(耐震補強工事済)の違いか。それでも、どう考えても飛びそうもないモノが飛ぶのを目撃する事もなく、窓から眺めてる範囲ではいたって平和だ。つまらん。(おい)

それ中で凄いと思うのは、この状況で傘さして自転車に乗ってうろついてる人。勇気ある行動。俺には出来ない。(^^;;


Message-Id: <20070907122020@keijiwan>
Date: Fri Sep 7 12:20:20 2007
From: なべまさ
Subject: 赤外線盗撮

レーザーポインターは照準を合わせやすいのは良いけれど、相手に気づかれやすいのが難点ですね。


Message-Id: <20070907160924@keijiwan>
Date: Fri Sep 7 16:09:24 2007
From: いしやま
Subject: 吹き返しでまた電車止まってたよorz

赤外線で体温を測るのは盗撮に当たるのかどうかどうなんでしょう? 連日のフカヒレ・甲殻類攻撃だと、痛風の危険があるのではないかと^^; 尿酸値がちょいと高めなので、贅沢品は勘弁して欲しいのだ。 さらに、財布にも優しくないし。うーん。実験は厳しい。

いかにして実験をおこなうか って本をしばらく前に仕入れました。 実験やって出てきた測定値がどれだけ正しいのか?ってのの センスを勉強する入門書(つまり学生さん向け)に使えると思うんですが、 これの練習問題がちょっと面白いので、ひとつ紹介。

次の重さを測る最適な方法について議論せよ。
1.一袋の芋
2.金の延べ棒
3.一個の水素原子
4.一個の中性子
5.地球
#重さっつーか、質量だよなあ。
ps
親にやる気はあるにしても、 方向がマチガッテル場合(右脳開発系とか超能力系とか)に どうしたらいいのかってのも問題だと思うのだ。 家庭内では修正効かないし、親の因果が子に報いになってしまう。

Message-Id: <20070907205844@keijiwan>
Date: Fri Sep 7 20:58:44 2007
From: やぎ
Subject: やる気のない親、格差

こんな話もあるので、やる気のない親が主体的に(?)やる気がないのかどうかは一考を要するのでは?うちの父親は「自分は勉強できたのに!」という思いがあったから、ガキを大学まで行かせたんだと思います。それはそれで、俺としては幸せなことだったとこの年になって思う。


Message-Id: <20070909004455@keijiwan>
Date: Sun Sep 9 00:44:55 2007
From: こなみ
Subject: 仙台をひとっ走り

明日というか,9日の日曜日と翌日仕事で仙台にいます。ぜんぜん時間がないし, いろいろと義理もあるので飲み会の予定もなしですが。
この週末は,仙台は定禅寺ストリートジャズフェスティバルというのが 開かれているはずなんですが,友人が青葉通の七十七銀行本店前(定禅寺通じゃないぞ)で演奏している という情報があって,ちょっと挨拶でもしようかなというのが唯一の 気晴らしです。晴れるといいな。

ついでに業務連絡。いしやまさんの結婚祝いは研究室に置いてありますので, 来られたら顔を出してください。

Message-Id: <20070909232603@keijiwan>
Date: Sun Sep 9 23:26:03 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: こなみさんも巻き込めたら、もっと面白かったかも

土曜日は台風一過で真夏日。あんまり暑いんで(?)呑みにいってきたですよ。店は、桂三若落語会のとき以来行ってなかったなんかんや。いやぁ、小さいとこだけど、改めて良い店だと思った。グループで行くよりも、一人で行ったほうが店を満喫できるかもしれない。今度は一人でふらっと行ってみよう。いや、呑み会の方もちゃんと盛り上がりましたよ。ラブラドールとオシロスコープが同居してる家庭ネタとか、シリアライン(バルト海の豪華フェリー)ネタとか、古 Mac ネタとかで。それにしても、定禅寺通ジャズフェスティバルのことをすっかり忘れて街に出たので、人通りが多くてびびった。(^^;;

赤外線体温測定は、盗撮にはならないと思うな。盗「撮」というからには、やはり二次元のデータでないと成立しなそう。盗測にはなるかもしれないけど。(^^;; 質量測定の方は、現存する道具は自由に使って良いという条件なんでしょうか。バネ秤か精密天秤か、はたまたサイクロトロンか、みたいな感じ?

そのやる気のなさが主体的かどうかに関わらず、親の因果って根源的に子に報うモノじゃないですかね。やぎさんと同様、俺も報いが良い方に出て幸せなんで文句ないけど、それを親から分離させるのって親権の否定じゃないですか? 家庭とか親子って概念を破壊して「地球へ…」(竹宮惠子)とか「大きな壁の中と外」(新井素子)的な社会を構築しないと無理そう。まっとうな親を増やす努力以外に、出来ることが何かあるだろうか。あ、自治会とか子供会とかの活動で、親の(悪)影響を薄めるってのはありますね。他には?


Message-Id: <20070910013435@keijiwan>
Date: Mon Sep 10 01:34:35 2007
From: なべまさ
Subject: 日高見

純米吟醸ひやおろし仕入れに行こうかな。

やる気の無い親対策として、貧乏なのに子供を大学に行かせている親には学費に加えて高卒の給料以上の生活費を支給する奨学金?の制度があればどうだろうか?「うちは楽じゃないんだから、就職して安月給貰うなんて馬鹿な事言ってないで、頑張って大学に行って生活費を確保しなさい!」

質量の測定は、既知の理論や知識をどこまで使ってよいのかも悩ましいですね。万有引力定数は既知の定数として使って良いのか、それとも、それ自身を測定で求めにゃいかんのか、とか。


Message-Id: <20070910114927@keijiwan>
Date: Mon Sep 10 11:49:27 2007
From: いしやま
Subject: 国際人権A規約第13条2項(c)

に、高等教育は無料でって話が書いてあるんだけど、日本はこの項目を 留保している。現実に無料化を実施するならどういう形にしたら いいかというと、よくわからないなあ。 あと、実質的に「就職予備校(就職難民バッファー)」化 してる大学も高等教育機関として 認定してよいのか、疑問もあるし^^; 専門性の無い専門学校のようなものだよなあ。
初等教育については、核家族化や職住分離が進んで常態化し、 親以外のロールモデルとの接点がほとんどなくなってしまってる ってのも問題なんだろうなあと思う。

放射温度計届きました。早速遊んでます。ホームセンターにいって 蛍光灯式電球の温度比較やってきたりとか、氷水入れたコップの温度分布 眺めてみたりとか。オモチャとしては十分使えます。


Message-Id: <20070911021950@keijiwan>
Date: Tue Sep 11 02:19:50 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 大学が出荷する商品 (^^;;

6月末分を載せて以来、しばらくさぼってたサボテン: 2007 年の実生を更新。どうも生長がイマイチなんだよなぁ。まだ日照不足なんだろうか。でも、翠晃冠なんか日焼けしまくってるので、これ以上日に当てると危険な気もする。まぁ、暑い夏が終わったので、秋の生長に期待するか。

なんか日本の現状って、自分の子以外の教育に対して出資するって概念がすごく貧弱な気がしてきたな。その結果として、奨学金とか高等教育への補助とかが非常に薄いし、金持ちもあまり寄付したりしない。金持ちは、もっと金持ちらしく寄付しまくったり浪費しまくったりして欲しい。それでこそ高等教育を無料に出来たり、大学生や専門学校生に高卒以上の給料を支払えたりして、利益が再分配できるのだ。したがって、なべさんが消費しきれない量の日高見純米吟醸ひやおろしを買ったり、いしやまさんが大量の放射温度計を買ったりして、周囲に配りまくることは強く強く推奨されます。そして周囲には俺もいる。(おい)

大学(国立のでかい総合大学)の授業料収入が収入全体に占める割合なんて、H17 年度国立大学法人東北大学決算報告書 (PDF) を見ると1割にも満たないんで、こういう場合には高等教育の無料化は、それほど非現実的ではないように思える。あ、あと、育て上げた優秀な学生を、その能力に応じた額で就職先に売ったりできると、高等教育無料化も夢じゃないよな。卒業生の収入の 0.1% が大学に入ってくるなんてルールでも、うまくすれば現状の授業料収入を上回るんじゃないか?

…教育の質が極めて客観的に評価されて収入に直結すると思うと、大学に対する教育の質向上のインセンティブとして非常に有効だったりして。:)


Message-Id: <20070911165309@keijiwan>
Date: Tue Sep 11 16:53:09 2007
From: いしやま
Subject: 鵜飼方式はグッドかも

卒業生の稼ぎが収入につながるとなると、 今やられてるような、 「とりあえず職にありつけさせるための付け焼刃(付焼職訓)」 教育が長期的に不利になりそうだし、いけるかも。 卒業数年で仕事環境の変化についていけなくなってプーになり、 (大学から見て)音信不通になるってゆー状況が改善されそうだ。 しかしこれは、総計クラスの大規模大学で無いとアガリの総額が 微妙だし、女子大にも不利だ。なんとかせねば。
教育無料化のための資金は、民間企業に出させればいいんじゃないか という気もする。 「大学で学ぶことは役に立たない」と常日頃メディアで叫んでるわけだから、 じゃあそれなら自分がスポンサーになって「役に立つ」講座を開いて 実施してくれよと。 それでもって、何が「役に立つ」のかの具体例を見せて欲しいと。 これならお互いハッピーだ。 クチは出すが金(と具体的な実行プラン)は出さないってのは、 企業の社会的責任としてどうかと思うのだ。 バブルの頃は企業の冠講座があちこちの大学にいっぱいあったのに、 とんと見かけなくなったしなあ。

寄付金については、 税金の控除がなされないってのが大きいんじゃないかと思う。 控除されるなら、実質的に税金の使い道を指定できるってことになるので、 (役人の手でドブに捨てられるくらいならと)寄付意欲が上がると思うのだ。


Message-Id: <20070911214205@keijiwan>
Date: Tue Sep 11 21:42:05 2007
From: なべまさ
Subject: 基礎研究を経験すると社会に出て役立つ

飲みきれない量の酒を仕入れるのは資金が大変なのだ。

大学教育に関して企業に金も口も出させる場合、教育や研究の内容が表層的に社会で役立ちそうな事に偏って(付け焼刃ではないにしても)職業訓練校的になりそうなのが怖いのだ。(職業訓練校が駄目だと言っているのではなく、研究機関には職業訓練校とは違う役割があると言う事)

怖いと言うか、米国なんかは結構そうなっている気がするし、日本は欧州と米国などの悪いとこどりをしつつあるような気がしないでもない。

私は大学の基礎的な科目や基礎研究で得た知識やノウハウが民間会社でも大いに役立ったという自覚があるし、それが無いためにとても不合理で非効率的な試行錯誤をしている人を随分見ているのだ。

多くの人が大学に行って折角社会で役立つことを学んだのに身につけていなくって、でもその自覚がないので大学では社会に出ても役に立たない事ばかり教えていると思っているのではないかと感じるのだ。

で、大学がそういう人の考える「社会で役立つ教育研究」を目指すとどうなってしまうのだろうか、と思う。


Message-Id: <20070912015949@keijiwan>
Date: Wed Sep 12 01:59:49 2007
From: ふる
Subject: 帰ってきました

ドイツから帰ってきました.4つのミッション,すべて任務完了.というわけで,ザウワークラウト並に仕事漬けの日々でした(なんのこっちゃ).1時間のスピーチはなかなか緊張したけれど,なんとか無事に終わった.ジョークも交えて楽しいスピーチにしようと思ったのだが,英語でジョークを言うのは本当に難しい.あ,でも金太郎飴でファイバー束を説明したらウケたので良かった.

大学教育の話は,直接関与している立場だけにもっと意見が聞きたいところです.いざ陣頭指揮に立って(白紙から)「こう変えていこう」というのはものすごく勇気がいるし,考えないといけないことだらけです(誰かがやったことについて,いいとか悪いとか評論するのは本当に簡単なのに).

基礎的な科目や基礎研究が役立ったとのことですが,もうちょっと具体的に聞きたいな.ぜひ教えてください.それと,基礎的というのは,基礎学力重視なのか,基礎研究重視なのか.古き良き(?)大学の在り方に戻せばいいのか,それとも新しい教育スタイルやメソッドが必要なんでしょうか.

大学の先生と話していて(あ,自分もそうだけど)感じるのは,自分が学生だった頃の経験を一般論として議論展開する場合が多く,(それが妥当なこともあるけれど)当てはまらないことも少なくない.特に先生の多くは旧帝大とか,それなりのところを出ていることが多く,一方でうちの大学はもちろん旧帝大ではない(中堅クラス高校の中程度の学生がやってくる)んで,そのあたりのギャップも無視できないし.もちろん大学院でドクター取っても研究者になれる可能性はほとんどない(でもドクターを毎年,教員あたり1名ずつ出していかないといけない).「悪い教育」の例を列挙するのは簡単なのだけど,良い教育の方策と実践を具体的に出すのは本当にむずかしいのだ(といってもはじまらないので,だからいろいろ意見が聞きたいのだが).


Message-Id: <20070912025258@keijiwan>
Date: Wed Sep 12 02:52:58 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: ほんと〜〜〜に役に立ってる基礎研究

鵜飼方式には、致命的な欠点があるですよ(あぁ、全世界の鵜飼さん。あなたが悪いわけではありません (^^;;)。大学が教育方式を改善するという投資をした場合に、その成果を得るのに時間がかかり過ぎる。教育成果の是非が初任給に即反映するわけはないので、一体何年待ったら目に見えてくる差になるのか。という訳で現実的なラインに持っていくためには、未来予測を即時反映させるような評価がもう一段階挟まる必要があると思う。企業を評価する場合、株式市場がこの役目を担ってるんじゃないかな。経営改善に対して、その効果が目に見えるモノになるまえに株価に反映するという意味で。「○○大学卒業生株」みたいな市場が成立すると良いのかなぁ。ただしなべさんが言う「誰がどういう立場で評価するの?」という点は、必ず問題になりますよね。まぁ、給与額を設定する企業だけではなく、もっと広い評価者を得ることが可能だという点でも、株式市場方式の方が有利かも知れない。

冠講座は、法人化のタイミングで結構増えたんじゃないかと思います。少なくとも、俺の近所ではずいぶん増えた。全国的にはそうでもないですか? ちなみに、これでネットワークの運用ルールを知る人がいない講座も増えたけど、運用ルールを客観的に評価してくれる人が増えたと思うと、これはこれでありがたいかな。

なべさんの「基礎研究を経験すると社会に出て役立つ」という意見には、全面的に賛成し支持します。これは本当に強く訴えたい。たとえば俺の場合には、

課題解決における障害を把握・分析する手法
解決/回避すべき問題の根源がどのパラメータにあるかを考え、それを確認する実験を組み立てる。
実験を正確に実施する手法
手段と手順を整理し、危険工程を把握し、進捗を確認しつつ効率的かつ臨機応変に実行する。
実験結果を評価する手法
得られた結果と、そこに入り得るノイズを統計的に把握する。
結論を表現する手法
実験事実を誤解なく提示し、結論を論理的に演繹する。
説得する手法
観察または解釈の意味内容を変えずに、主張の説得性を最大化できるよう表現する。
以上の工程を組み立てる手法
全体の構成を把握しつつ、各部分工程の優先度を考慮しながら実現可能な範囲で具体化する。
…という作業が可能であるという自信を持つ
全体の実施を把握・評価し、工程組み立て方法の欠点を改善し、実効力のある作業を行えることを確認する。
という能力は、ほぼ全てが生物学と言語学の基礎研究の手法として身に着けたモノだ。今現在の職業としてやってるネットワークの設計保守管理作業は、ほとんどがこれでカバーできる。残るのは企画や運用調整やプロジェクト管理といった人と人との摺り合わせの技術で、これは今の職場で学んだ。でもこれも、前述の能力がなかったら大した成果は期待できなかっただろう。俺が今やってるネットワーク管理は生物学とも言語学とも直接関係しない分野だけど、情報科学の教育を受けたことが無いにも拘らず今の仕事が出来ているのは、こういう基礎的(汎用性があり論理的)な能力を身に着けることが出来たからこそだと思う。そしてこれは、明らかに東北大学による教育の成果なのだ。でも、これを大学にフィードバックする体制を考えるのは、難しいですねぇ。(^^;;

ところで、10/6, 7 は東北大学のホームカミングデーです。ここを見てる(いや、見てなくても良い)関係者で、仙台に来る人はどれくらいいるでしょう。せっかくの機会なので、ホームカミング芋煮デーもやりたいと思ってるのだ。ある程度面子が揃うなら、「TAINS 今昔」的セミナー/イベントにするのもアリ。ネットワーク関係もしくは酒好き関係もしくは芋煮好き関係もしくは宴会好き関係で、久々に牛越橋下で一升瓶抱えて煙に巻かれたい人はいませんか?


Message-Id: <20070912025841@keijiwan>
Date: Wed Sep 12 02:58:41 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: ありゃ、入れ違い

…入れ違いになったということは、さっきの掲示を書くのに1時間以上かかってたということか。ま、偶然にも古川さんの疑問に答える形になっていたので、良かったことにしよう。(^^;;;

あぁでも、他の人の「役に立った」具体例は俺も聞きたいです。是非是非。


Message-Id: <20070912034424@keijiwan>
Date: Wed Sep 12 03:44:24 2007
From: ふる
Subject: さっそくどもどもなのだ

おお,早くも実例,感謝感謝.と思ったら偶然だったか.でも感謝感謝.基本的にはなべさん,大'さんの考えに反対してるわけではまったくないのだ.でも個人体験で良かったというだけでは説得力がないので,成功要因を知りたいのだ.でもその成功要因を再現するには(環境も,学生の質も違う大学でやるには)どんな教育システムやメソッドが有効なんだろう.

教育改革に対するインセンティブを与えるには,(成功するかどうかはともかく)そこそこきちんと計画された改革案を出した大学に対してなんらかの報酬を与えていくことでしょうね.同時にデフォルトでもらえる資金を絞っていく.そうすりゃ改革案のうちいくつかはヒットするだろうし,ヒットした案を広めればいい.しかも,改革案を出さない大学はジリ貧になる.今の大学院GPはまさにその路線を狙ってる.このやり方が本当にいいかどうかはわからない.でもこれが改革を生むエネルギー源になっているのは間違いないので,効果的ではある.淘汰圧がかかれば進化が進むわけで,理屈も合っている.進化の方向が正しい保証はないけれど (^^;;; 正しい方向へ改革したら間髪入れず報酬があれば間違いないんだけどなあ.ああその前に,教員給与にまで影響が出るようにしてほしい (^^;

話は変わって親の教育力の問題.親が教育力を持っていない場合,幼児期を直撃します.だけど,幼児期にどんな風に育てられたか覚えている人はほとんどいないので(断片的に当時の記憶はあるだろうけど,ものすごく主観的なはずだ),誰も自分の体験では語れない.そのあたりが問題かな.深夜のファミレスに幼児を連れて来て,子供そっちのけで駄弁ってる親を見るとぶん殴りたくなるのだ.


Message-Id: <20070912094131@keijiwan>
Date: Wed Sep 12 09:41:31 2007
From: こ●●
Subject: 難しい議論をしてるなあ

今は「改革」ばやりなので,わたしは改革案で競わせるといったやり方には疑問を感じています。流行らないときには有効な指標が,流行になってだれもが乗り遅れないようにと騒ぎだすとだめな指標になるというのはよくあることなのでね。
流行るとだめになるという事例としては, 実際に,ある女子大(どこかは知らないが)で,キャリア開発教育のプログラムなるものを提案した教員がいて,それがとんでもなくいいかげんな作文であったにもかかわらず,老舗の女子大で昨今ぴったりの内容のモデルケースにできそうだということで文科省が飛びついた。そしてたかだか数千万円の補助金があるために,新カリキュラム開発をやらなければならなくなってしまった。
だけど,カリキュラムの実行に必要な教員はいない。わたしだって理学部出身ですからねえ,自分のキャリアなんてデザインどころか,ランダムウォーク以外の何者でもないのに,どうやって教えるんだい?そもそも1年生に対して講義形式でキャリア形成なるものを教えられる教員ているんだろうか。しかも全学生が対象だぜ。補助金を申請した教員の所属学部は,他の学部にまでいらん仕事を作り出したということでひんしゅくを買っているのだ。いかん,完全に愚痴モードだな。
といって,何もしてないわけではなくて,ゼミの指導では3年生のときから 知り合いのIT企業のえらいさんに頼んで実質的なアルバイト(社内業務アプリ作成)を優秀な学生にやってもらうとか,企業と研究者で組織する勉強会に出させるとか,そんなことをやりながら,働くことの意味や男が大半の職場でもやっていくことへの覚悟とか, そんなものを身につけさせようとしているんですが,もちろんこれは個人的な努力であって,制度化することはむつかしい。
まあ,自分ではそれなりに評価に値することをやっているつもりではあるのだが,評価ですぱすぱと切り出すのもこわい。学生を放任している駄目教員問題もあるのだが,それをいじりだすと副作用も危険だしねえ。

Message-Id: <20070912110349@keijiwan>
Date: Wed Sep 12 11:03:49 2007
From: こなみ
Subject: 基礎力といえば

うちみたいに中堅どころの私立文系だと,常識のあるなし,コミュニケーション能力の2つが就職でもっとも強みを発揮します。これはうちのゼミから出て行くSEやプログラマーでも 同様で,仕事仲間や顧客との意思疎通がきちんとできれば,それだけでもビジネスの中の重要な部分を分担できるわけですよね。
じゃあ,それらをどうやったら育てられるのか?って,これが問題で,できるやつはできるし駄目なやつはなかなかそこから這い上がれない。これでは救いがないなあ。ただ,アルバイトがコミュケーション能力を養成する場として機能しているという現実はあるようですが,これも大学の教育とはいえんなあ。常識についてはたくさんの本を読め,新聞や映画を見ろ,大人(俺)と話せ(おい)などと騒ぐのだけど,そういう内輪のコミュニティではない他者とのつながりで情報を得る場をどう確保させるかは問題ですね。内輪の話の空間というのは少ない基底ベクトルで張られているので,そこから引っ張りだしたいのだけど。アルバイトというのはその意味で役に立つのですよね。
そうそう,経験上はレポート攻めというのは後になって役に立つようです。前任の高専では実験のレポートを毎週出させていたし,今の学部に移ってからも学生は多数のレポートを書かされている。ぜんぜんチェックしない教員もいるが, 中には徹底的に赤を入れて突っ返す猛者もいて(頭が下がります),そういう先生のおかげでかなり鍛えられるみたい。これで鍛えた力は,就職試験でも仕事の場でも役に立っているようです。最近,一期生のOGのみなさんと 会う機会ができるようになり,卒業後の状況が多少見えてきました。

Message-Id: <20070912114941@keijiwan>
Date: Wed Sep 12 11:49:41 2007
From: なべまさ
Subject: 考えてみると

ふるさんの「大学の先生と話していて…」を見て、自分もそうだなと思う面が多々ありますね。

私が「大学で身につけた基礎的事項」を社会で役立てたというのは、学生や院生時代のアルバイトや、大学教員になってからの本業以外のあんな事やこんな事を別にすれば、博士課程まで出た上12年間教員をしつつ、民間からの技術相談に乗るような仕事も経験した上で会社に行って役立ったという事なので、ちょっと特殊すぎるのは確かです。

大学で学んだ基礎的事項を自分が実務に生かせる形で身につけたのは、学部や修士課程までの期間というよりもそれ以降の期間なのかもしれない。

では、大学で基礎的事項を実務に生かせる応用力を身につけさせる教育が4年間や6年間でできているのかというと、前の記事で「多くの人が大学に行って折角社会で役立つことを学んだのに身につけていなくって」と書いたとおりで、充分にはできないのでしょう。それを大学ではなくて「多くの人」が悪いとは言いがたいですね。

古典的な大学は教育して貰う場所ではなく自ら学ぶ場所だったのでしょうが、そうとばかりも行っていられない状況になっていると考えるべきでしょう。でも只与えるのではなく、「自ら学ぶ意欲」をもたせる教育という観点も必要かな。

しかし、古典的な基礎科目と深く突っ込んだ専門科目の二本立て(熱力学と鉄鋼精錬学みたいな)の科目構成は応用力をつけさせる上ではとても良かったのではないかと思っています。

大学教員時代の末期に強く思っていた事ですが、最近の応用科目は幅広く様々な事をザーッとレビューするために知識を水で薄めて増量したようになってしまい、概論的知識は増えるけれど応用力は身につかない(批評家にはなれるけれど開発者にはなれない)傾向があるのではないでしょうか。

基礎科目で得た知識を応用する力を身につけるには、狭くても深く突っ込んだ 応用科目で実例を学び、研究(内容は基礎研究と応用研究のどちらでも良いと思います)による実践を通じて身につけるのが効果的なんじゃなかろうか。

基礎的な知識や経験が役立った実例はまた後ほど。アイガモ本を読んだまとめもまた後ほど。


Message-Id: <20070912142921@keijiwan>
Date: Wed Sep 12 14:29:21 2007
From: いしやま
Subject: 「大学」に対するイメージ

は、国立(特に旧帝)しか知らない人と私立しか知らない人とで 随分内容が違っていて、話がかみ合いにくいんじゃないかと思う。 あと、総合大学vs(実質)単科大学でも。 なので、こなみさんやふるかわさんみたいに、いろんな現場を 体験して無いと、自分の持ってる「大学」に対するイメージが どこまで通用するのか、見えにくいんじゃないかと思う。 特に私学だと、 大学ってのが、高校の延長線上に理解されてるんじゃないかと感じる。 つまり、普通の意味で「勉強するところ」「先生が教えてくれるところ」 という感じ。国立な人から見ると、4年制or6年制短大ってイメージ?
本当は、調査/検討の対象を、 操作反応系としてモデル化し、モデルの良否 (操作パラメーターは適切か?反応測定項目/方法は適切か?の類) を検討しつつ、モデルの磨き上げを図るってスキルを身につけて 欲しいんだけど、知識(単語)の丸暗記で満足して終わってしまう。 「ノートをとる学生は授業を理解しているのか?」 なんて話もある。 なんとかして、問題を認識する能力を身につけて欲しいのだ。
この能力を身につける手段として、社会学をやろうが工学をやろうが、 それはなんでもかまわない。 それで、「問題認識能力」ってものが存在するということを 認識してもらわないとマズイと思って、去年 教科書 を書いて、今年から使い始めたのだ。まだうまく使いこなせてないけど。

この夏は職場で二人の学生さん (両方国立で、片方はふるかわさんのところ)を 引き受けたのだけど、どっちも優秀で基本はできてたと思う。 ただ、こういう人材を企業が活かせるかというと、かなり微妙。 「俺様の言うことを聞け」と体育会系ノリで自分のやり方を 押し付けてつぶして終わっちゃうだろうなあという気がする。
技術の世界ってのは流れが速いので、よっぽどしっかり根を張って 本質見極め続けるようにしないと、すぐに流されて時代遅れ流木に すがるしかなくなり、流木とともにどこまでも落ちていってしまう。 企業の状況がどうかというと、その手の時代遅れ管理職が 「流木は俺様とともにある」と、自分が流されてることに気づけず 過去の遺物技術を部下に押し付けておかしなことになってるってのが チラホラ。実はこれは工学部の大学・大学院教育についても 感じてることなんだけど…
企業・大学問わず、カンバンと業界利権で仕事をするのに 慣れてしまい、技術で勝負しようとする人がいなくなってる気がする。 だからなのか、IEEEなんかで出会う「エンジニア」と、日本の「エンジニア」 とは、同音異義語というか、他人の空似としか思えないくらい違いを感じる。

長くなっちゃったので、これくらいにしておこう^^;


Message-Id: <20070913015624@keijiwan>
Date: Thu Sep 13 01:56:24 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: メタ自分の構築

は〜い、旧帝しか知らない人で〜す。もっと正確に言えば、東北大学しか知らない。(^^;;

なんかうまく言えないけど、「大学で学んだ基礎的事項を自分が実務に生かせる形で身につける能力」というのがあるんだと思います。持ち合わせの基礎的事項を実践に移す能力と、そのストラテジーを事後に評価して改善(の上で再実践)する能力かな。そのためには、自分の行動を客観的に評価するメタ自分が絶対に必要。例えばプレゼンテーション能力において、自分が主張したい基礎的(じゃなくても良いけど)事項を客観的に把握して正確に表現するためにも、さらには受け手がそれを理解しやすいような方法で表現するためにも。特に後者は、効果が圧倒的に高い(難易度も)。論文や学会発表で言うと、前者がリザルト書きに、後者がディスカッション書きに当たる。いずれにせよ、研究(というかレポート書きとか卒論書き)を通じて身につけ得る能力だし、就職後に直接役に立つ能力でもあると思います。まぁ、平たく言えばコミュニケーション能力なんだけど。

近頃話題の(違)自分自身の経験では、初めての学会発表の時に自分で書いた発表原稿をボスに見せて「うーん、良く分からん」と返されて、「どこが?」と聞くと「うーん、とにかく分からん」とだけ言われて、どこが分からないのかから考え始めて 1, 2 日ひたすら考えて修正して、それを見せたら「うーん、ここから先はまだ分からん」と返されて…というのが丸々2週間続いた(その間は実験も一切お休み)ってのが非常に効いてます。あれで、受け手の反応(自分では表現したつもりの内容が、受け手の頭の中で徐々に再構築されていく情景)を想定しながらモノを書く(喋る)習慣がついた。実務に一番役立ってる能力はこれです。とはいえ、この教育法に汎用性はなさそうだな。(^^;;;

これとは別に、いしいやまさんが言う「問題認識能力」ってのは、発表するネタを作るための調査分析の段階に対応するモノですよね。技術屋には絶対に必要不可欠。実務に必要なさらに他の能力としては、命令系統という概念の把握とか、プロジェクト管理能力なんてのも。これは学生時代にはほとんど学ばないことだけど、まぁ実務をやりながら覚えていくモノかも知れない。

優秀な卒業生を企業が使いこなせるかどうかってのは、企業としてはともかく、卒業生側から見れば割とどうでも良いことだと思う。行った職場が駄目だったら、見捨てるか仕事のやり方をマシにさせるかすれば良いのだ。あぁ、言うだけだと簡単:)。


Message-Id: <20070913114241@keijiwan>
Date: Thu Sep 13 11:42:41 2007
From: いしやま
Subject: 第三者が素直に読める文章

ってのは、ほんと、難しい。なんせ、自分が書こうとしてる内容は 自分が一番わかってるので、自分で読み返しても抜け・間違いに気づけない^^; ストーリー展開がトチ狂ってても、ようわからんことがある。

知識を持つ能力と、知識を使う能力とはそれぞれ別にあって、 前者はテストの点数として見えるからわかり易いし、一般に「教育」として なされてるのだけど、後者についてはあまりちゃんと認識されてないんじゃ ないかと思うのだ。 #後者を応用能力と言い換えてしまうと、それに対置されるのが基礎能力と イメージされてしまって、ニュアンスがずれちゃうんじゃないかと思う。
じゃあ、後者はどうすりゃ身につくのかというと、野生児的育児くらいしか 思い浮かばない。パンセソバージュだあね(違)。 幼稚園段階で既に能力差がありえないほどついてしまっているんだよなあ。 新しいおもちゃを与えてみて、それを使いこなせるようになるまでの 時間差とか、遊び方の発展のさせ方とか、そういうところで見えるかな。

宮廷しか知らないってのは、ある意味恵まれすぎ。 トワネットちゃん状態かも :p あと、大企業に就職した優秀な学生さんがどうなるかというと、 1〜2年で社外に(どこにも)通用しない、立派な社畜に育ちあがります。 転職は厳しいです。会社辞めても次が無い。 そうなれないと、社内の付き合いが軋んじゃうんですが^^;


Message-Id: <20070913195210@keijiwan>
Date: Thu Sep 13 19:52:10 2007
From: 津田
Subject: じゃぁ旧帝大と対極の例など

大君が ほんと〜〜〜に役に立ってる基礎研究で挙げている大学で習ったことが 実生活でうまく活かせるというのは、 その上位のフレームワークの構成要素を理解できていることが前提だと思う。

具体的には、この例はビジネス書でよく出てくる、 Plan - Do - Check - ActのPDCAサイクルの各要素に相当するけど、 そもそもPDCAサイクルがなんだか知らないと、 どの場面でどう応用したらいいかわからない。

でもねえ、そもそもおれ、PDCAサイクルなんて大学で習った記憶ないですよ。
最初に見たのは、専門学校で教えていた時にたまたま見たテキストかなぁ? (「ビジネス基礎A」とか、そんな感じの講義のだったと思った) 「なんて当たり前のことを改めてもったいぶって説明してるんだ?」と始めは思ったけど、 まぁわからない人にはわからないかもしれない。

では例えばこのPDCAサイクルとか、大学で教えるべきなんだろか?
QCの講義なんかではきちんと教えてるのかもしれないけど、 実はこれは下手したら小学生でも自然に修得している知識じゃないかと思う (「Plan - Do - Check - Act」の名前は小学生には無理にしても)。
例えば何かやっていてうまくいかなかった時、 「どうしてつまずいたのかな?、理由を考えてみよう」。 理由がわかったら「どうすればうまくいくかな?、やり方を考えてみよう」。 やり方が思い付いたら「このやり方でうまくいくかな?、実際に試してみよう」。
こういったトレーニングを繰り返していれば違うんだろうけど、 理由も言わずに「そのやり方じゃダメでしょ、こうしなさいって教えたでしょ」 とやったのではダメなんだろね。

。。。なんて言いながらおれ、小学校のころにそんなこと習った覚えもないんだよね。
多分、こういったプロセスを頭の中で組み立てる方法を自然に修得できた子と、 教えられても修得できないまま大人になってしまった子と、色々なんじゃないかと思う。
で、それぞれどのぐらいの割合かはわからないけど、 昔だったら前者の子くらいしか大学には入れなかったのに、 全入時代になって後者の子も大学にやってくるようになって、 教える側も教えられる側も苦労してる、ってことも多いんじゃんないしら。

ちなみに専門学校で「ビジネス基礎A」とかで使ってたテキストで他にどういうことが書いてあるかと言えば、 ほうれんそう(報告/連絡/相談)とか、 会社の中で総務は何の仕事してるかとか各セクションの役割とか、 お客さんが来たときのお茶の出し方とか、 冠婚葬祭の時の服装とか、 まぁそういった社会常識ばっかりです (しょこたんがCMでやってるのよりはもうちょっと初歩的)。
が、結構読み返してみると目から鱗で面白い ^^
(ということは社会人として問題ありということか??)

まぁともかく、こんなの大学じゃ絶対に教えないでしょうな。
専門学校とかだと、常識としてわかってるかどうかわからないから、 とにかく一から十まで一通り教えてやろう、という考えなのかも。 (ビジネス実務マナー検定とか、ホントにそういう資格もある)。
他にはおねーちゃん向けに、お化粧の仕方なんかも専門学校では教えてました。 お化粧に関して女子大などでは就職講座で教えてるところもあるそうですけどね。


Message-Id: <20070913230026@keijiwan>
Date: Thu Sep 13 23:00:26 2007
From: なべまさ
Subject: 丁稚奉公方式

東北大の工学部(の俺が居た研究室)では「仕事をするに当たっては Plan - Do - Check - ActのPDCAサイクルというのが…」なんて授業はありませんでしたが、研究室配属になった4年生は卒論テーマが決まると「では、何日に第1回卒業研究中間報告会をやるので、それまでに今年の研究計画を立てて発表するように」などと言われて教官や院生に相談しつつも文献調査などしながら計画を立てて発表し、今度は「何月何日に第2回の中間報告会を開くので途中経過と成果と問題点をまとめて発表するように」と言われて発表したあげく、「問題点があるならどうして計画を修正しない!そもそもどうして報告しないんだ!どうしていいかわからなかったら相談しろ!」などと怒られつつ対応策を指示されて、という具合にPDCAサイクルの厳しい修行をやらされていたものです。

さらに言うと、東北大の工学部(の俺が居た研究室)では院生と学部生でチームを組ませて、院生がプロジェクトリーダーで学部生は丁稚奉公、修論の研究のサブセットを独自の観点でまとめたのが卒論みたいなやりかたが通常で、4年生はわかりかけたところで卒業するけれど、マスターはある程度身につけて卒業している感じでした。

企業、特にメーカーの人間に聞いてみると「院卒の方が学部卒より計画立案能力、業務遂行能力、レポート能力などはるかに即戦力レベルに近いので、院卒の方を優先的に採用したい」という声が多かったのだ。

で、上記のような修行を経験した人間がPDCAサイクルの話などを聞くと「何をいまさら当たり前の事言ってるんだ?」と思う事でしょう。

反対に「PDCAサイクルとはこういうもので」というような事を知識として教わっても実践で修行を積んでいない人間は、プランニングが重要だと知っていてもプラン作成能力は身についていなかったりするのではないかと思います。

いや、いるんですわ、企画立案会議で「こういうプロジェクトにおいてはXXXの観点が重要でして…」みたいなゴタクをさんざん語った挙句に具体的な事は何も考えられないような人間が、ゴロゴロと。

そういう人間は、具体的な細かい事は下々の職人が考えればよい事で、自分は職人じゃないからそういう細かい事は知らないけれど、より根本的な思想を深く理解しているので管理者として上手くやれると思っていたりする傾向があるのだ。(実際のプロジェクトの進行においてはその人がいなくても特に困らない。むしろ邪魔。)

PDCAサイクル云々みたいな事を教えるのが駄目といっているのではなくて、実践トレーニングをしないと身にはつかないんじゃなかろうか、と思うのだ。


Message-Id: <20070914000013@keijiwan>
Date: Fri Sep 14 00:00:13 2007
From: いしやま
Subject: プラプラ会社

と呼ばれている会社があるらしい。名前の由来は、 通常の会社でPDCAサイクルが採用されてるのに対し、 PPPPサイクルが採用されているからなのらしい。 プランからプランへの波乗りで状況を乗り切り、 決してプランを実行したり検証したりなどしないらしい。 なんてアクロバティックな。 行政の仕事もPDPDで検証しないから同じようなものか。

で、体で覚えてることに名前をつけられると「なるほど」と思えて 理解も深まるけど、 名前だけで体感がないとダメってことかなあ。


Message-Id: <20070914004011@keijiwan>
Date: Fri Sep 14 00:40:11 2007
From: いしやま
Subject: 卒業生株方式

は、微妙なんですよ。授業の事例研究として、 一家離散になったカネボウとか、伊勢丹に救済合併される三越なんかを あげてたりするんですが、どっちも慶応株なんですよね。 特定銘柄で経営を固めるとまずいことになるよって。 で、銘柄分散のポートフォリオが重要になるんですが、 これがなかなか難しい。 表向き分散しても、お友達で固めちゃうと死亡フラグが立っちゃうので。

Message-Id: <20070914011329@keijiwan>
Date: Fri Sep 14 01:13:29 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 弱小研究グループだと、そもそもチームが存在しない

そうですね。俺がほんと〜〜〜に役に立ってる基礎研究を書いたときには、かなり強く PDCA サイクルを念頭に置いてました。あえて「PDCA サイクル」という名称を使わなかったのは、その名前は大学・大学院時代に教わらなかったからです。だけどその概念自体は、4年生で研究室配属になってから徹底的に叩き込まれた。実験してみて、期待された結果が得られなければ修正案を立ててやり直して、…ってのを日々繰り返すわけだから、もはや PDCA サイクルの中で生活しているのに等しい。(^^;; 結果的に、PDCA サイクルの概念を身に着けたのは、大学時代に受けた教育の成果です。

「ビジネス基礎A」みたいなのは、同じ専門学校の中でも技術職が強いとこ(何とか整備士とか何とか技師とか)では授業に登場しません。ビジネス専門学校とか一般職向けのところでは必須だろうし、秘書検定なんかはほぼ全部がそういう社会常識系の設問ですけどね。ターゲットとする就職先の文化や、その職種での需要の有無に強く依存する内容なので、ターゲット次第で対応はさまざまってことだと思います。あと、津田さんが社会人として問題ありという点については、異論を挟む余地はないでしょう(おい)。あ、いや、訂正。人として問題あり、か(さらにおい)。

いしやまさんの主張が今ひとつ掴めずにいるんですが、知識を使う能力(これは、津田さんが書いてる『上位のフレームワークの構成要素を理解』と一緒?)について『幼稚園段階で既に能力差がありえないほどついてしまっている』ってのは、高等教育で頑張っても間に合わないってことですか? 野生児的育児を体験してなくても、そういう能力を身に着けている例はたくさんあると思うんですが。ついでに「トワネットちゃん」って誰?

話は逸れるけど、なべさんがいた研究室の「院生がプロジェクトリーダー」方式は素敵ですね。チームを動かす立場を就職数年後に初めて味わう人は多いと思うので、これを院生時代に経験できるのは貴重だ。人をうまく使うには多大なる試行錯誤を必要とするけど、試行錯誤できるチャンスはなかなかないんだよなぁ。うらやましい!


Message-Id: <20070914094437@keijiwan>
Date: Fri Sep 14 09:44:37 2007
From: いしやま
Subject: マリー・アン・トワネット

言葉の表現は違うけど、皆、同じようなことを言ってるんじゃないかと思う。 「持ち合わせ」の無い人は、中学で授業内容の抽象度が上がったあたりで ドロップアウトしてしまい、そもそも高等教育にたどり着けないのだ。 専門学校にたどり着けるのはかなり上等な部類だと思う。

Message-Id: <20070914111515@keijiwan>
Date: Fri Sep 14 11:15:15 2007
From: なべまさ
Subject: ガキ大将文化

プロジェクトリーダーを体験するというと、まだ日本の住宅地に土管の転がった空き地が散見された頃のガキ大将というのはまさにそうだったと思うのです。そして、ガキ大将ではなくともプロジェクトチームで何かを実践するという経験はみんな経験していた。

霞園広場の脇の藪に秘密基地建設プロジェクトとか、療養所裏のヒョウタン池でカエル釣りプロジェクトとか、松倉川で川流れプロジェクトなど様々なプランが実践されたのだ。

ガキ大将は餌獲りが苦手な子供には釣竿用の枝の収集を命じつつも機を見て餌獲りを教えるとか、危険な深い淵に近寄らないように指導して、いう事を聞かない奴には怒るなどリーダーとしての役割を果たし、他の子もそれを見て育っているわけです。

ある時期から学年の違う子供達が一緒に遊ぶ機会が減って、同級生同士がフラットな関係で遊ぶのが主流となって、子供の遊びのグループのプロジェクトチーム感が薄くなったと感じるのだ。


Message-Id: <20070914115203@keijiwan>
Date: Fri Sep 14 11:52:03 2007
From: なべまさ
Subject: 旧跡地


Message-Id: <20070915025159@keijiwan>
Date: Sat Sep 15 02:51:59 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 高等教育は、実際には何を期待されてるんだろうか

まぁ、確かに同じようなことを言ってるんですけどね。でも、大学教育を憂うふるさんの問いに対しては、あまり具体的な回答ができてない気がする。「ドロップアウト」せずに大学教育にたどり着けた人に対して、どういうメリットを与え得るかってのが本題ですよね。専門学校その他とは違う、大学ならではの教育成果って何だろう。という。

リテラシの有無だと、教育成果云々以前に社会参加の可否みたいな話になる可能性がある。あと(専門学校みたいな)ある分野の具体的な専門教育だと、分野違いのとこでは全く役に立たない可能性がある。でも高等教育の中身(大卒という学歴ではなく)そのものは、抽象度の高い、汎用性に富んだ能力を身に着けさせることじゃないか(もしくは、そうあるべきだ、そうあって欲しい)という気がします。ガキ大将が身体で学んだことも、理論的かつ体系的に、応用・変形可能な形に整理するって感じかな。ま、「高等」という単語にまつわるイメージ(偏見)も込みだけど。(^^;;

なんとなく、上記のような「高等教育」を授けるのが大学で、それをクリアした上で、身に着けた能力を研究に生かそうという人を対象に高度な専門教育(研究者としての能力)を鍛えるのが大学院ってイメージが強いのですよ。ま、今となっては一段階ずれてて、前者が修士課程で後者が博士課程かも。もしかすると、さらにもう一段ずれてるのかも知れない。ともかく研究職を意識してないのに院に進むというのは未だに違和感があるし、むしろせいぜい大卒で就職して、現場で具体的なスキルを早く蓄積し始めた方が幸せなのでは?と思ってしまう。

仕事柄「いやぁ、中卒(高卒)なんで…」と言いつつ非常に高い能力を発揮してる電気工事屋とか、大卒(下手すると院卒)にも関わらず大脳皮質の存在感がない(おい)営業や SE を見ることもそれなりにあるんで、余計にそう思うのだ。まぁ個人差の影響も大きいだろうから、教育/能力の相関性はそもそもそれほど高くはないってのが現状なんでしょうけどね。


Message-Id: <20070915035848@keijiwan>
Date: Sat Sep 15 03:58:48 2007
From: みほ
Subject: ごぶさたです。

は〜い、旧帝と私立を両方いちおう知ってる人で〜す。べつに呼ばれてないか。

親はろくに教育を受けていない人で、ほとんど反知性主義者といっていいほどで、 その面ではもろに悪影響を蒙ったです。足を引っ張られたというか(涙)。

その反動かもしれませんが、我が子に対しては、けっこう教育ママしてるかも。 が、現実は厳しく、あまりのギャップに、鬱々打つ撃つ・・・してました。 このごろようやく浮上しつつあり、こうやって書き込む気力も出てきました。

ふるかわさんが、「親の教育力」と書かれてますが、ほんとむずかしいです。


Message-Id: <20070915055040@keijiwan>
Date: Sat Sep 15 05:50:40 2007
From: 津田
Subject: 子供寝かせてたら自分も沈没してしまってヘンな時間に起きてしまった

ので、もうちと具体的な話など。

今からもう20年近く前になるけど、バブル華やかな時期、理系から証券会社に就職するような変わった輩が増えてきた、こりゃけしからんと、大学の就職担当の先生が怒っていた時代。
で、ぼくも院試の勉強の合間に、社会勉強を兼ねてせっせと会社訪問のバイトをしてましたよ。
あ、これ、説明必要だな。今と違って就職協定というのがあり、就職活動は4年次だった。 また、バブル華やかな時代で大学新卒の確保にどの企業も必死で、就職説明会で企業が学生に交通費を出していた。
で、会社説明会に出ると仙台-東京間の交通費で2万ばかりもらえるわけなんけど、これを青春18切符を使って差額を浮かし、しかも午前と午後と別々の会社の説明会に出て両方から交通費をせしめ、それで貯めた金でスキーの板を買ったなど、まぁ当時はアコギな学生もいたもんだねえ。
っておれのことだけどさ ^^;;;

で、脱線したけど本題。
その時、社会勉強ついでに証券会社にも会社訪問に行ったときに言われたこと。
なぜ証券会社が理系の学生を採用するか?、経済学部を出た学生に英語や数学やコンピューター教えるより、理系学部を出た学生に経済を教えたほうがよっぽど即戦力になる、と。

これは、企業側がどういった能力を求めているか明快な例で、 実際当時アメリカでは理論物理でドクター取ったような人らがどんどん金融業界に就職していた時期。
基礎力をしっかりと身につけていればどんな分野でも応用は可能、 というみなさんの体験談がそのまま適用できる例。

ただね、この証券会社で違和感を感じたのが、 じゃぁ実際に資産運用部などで働いている理系出身の人に会って話を聞いたときのこと。
皆口を揃えて「早く現場に出て株を売りたい」と言ってたんですね。 なんだよ、それじゃ理系を出たキャリアが全然生かされないじゃない、 今までの説明はなんだったの?、と幻滅して帰ってきたのであった。
結局、古い体質が新しい流れに乗れない状況なんだな、と自分なりに理解し、 その後のバブル崩壊でその自分の考えが立証された次第。

さて時代は巡ってその20年後だけど、えらく変わりましたなぁ。
イマドキ、田舎の宮廷修士程度のブランド力では、学校推薦以外の土俵ではもう神通力効かないんじゃないの?


Message-Id: <20070915100733@keijiwan>
Date: Sat Sep 15 10:07:33 2007
From: みほ
Subject: 子持ち

「田舎の宮廷修士程度のブランド力」 そんなものあった時代があるんですか。ふうん。いずれにせよ女子には関係ない話だろうなぁ・・。会社訪問なんてしたことないのでよく知りませんが。

周囲見てると、男の子以上に、女の子をもった親たちの教育熱がすさまじい感じ。きっと母親自身の反省からでしょう。私もその気持ちわかる。

津田さんもお子さんいらっしゃるんですね。寝かしつけて、ってことはまだお小さいのかな。やぎさんとこは、いくつになりましたか?


Message-Id: <20070916005449@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 00:54:49 2007
From: いしやま
Subject: 企業人事のいうことは

現場現実の裏返しと思っとくのがいいんじゃないでしょか。 要するに「こういう人材が欲しい」ってのは 「こういう人材がいてくれたらいいなー」 って叶わぬ夢物語ってことで。 もしほんとにそういう人が取れたとしても、 現場で浮いてしまってつぶれちゃうんですけどね。
高度成長期くらいまでの時代の人だと、時代的に中卒も普通だし、 家庭の事情で高卒とか今でもある(もったいないけど)し 学費払えず中退ってのは今の東北大でもあるようだし、 いろいろ事情があるから、単純に学歴だけでどうこうって いえないですよねー。 あともったいないのは、自分の実力に気づけてない人。 女子大だといっぱいいるんだよなあ。今回のクラスでもいた。 落ちこぼれグループを形成して迷惑かけまくってたけど、もったいない。 それを気づかせてあげるってのが、学校教育で必要なことの ひとつなんじゃないかなあと思う。

放射温度計、お風呂の温度調整で役立ち中です。


Message-Id: <20070916010718@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 01:07:18 2007
From: Niki
Subject: 温度計

夏場は、おかずのあっため直しとか、お弁当に入れるおかずの解凍なんかに役に立ってました。それ以外はほぼおもちゃ。

あとね、壁やドアの熱さがよくわかります。クーラーによる冷房って空気を冷やすものだけど、冷やした空気でコンクリートを冷やすってめちゃくちゃ無理があるような気がしてきたり。

空に向けて冷たさに驚く、ってのは基本ですね。あと、ビールをはかるとき、錫のコップは苦手らしいということにも早々に気がつきました。

Message-Id: <20070916011029@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 01:10:29 2007
From: Niki
Subject: 思い出した、

もとはといえば、かちゃさん、こなみさん、野尻さんと行った道具屋筋にあったんですよ。そのときは値段のこともあったりどれくらい使えるかわかんなかったりで即決できなかったんですが、あとでだんだんほしくなった。

道具屋筋では、売り物以上に、内装材が気になって、「この柱がほしい」「壁がほしい」なんてことを言ったりもしてたのを思いだした。

Message-Id: <20070916024129@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 02:41:29 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: おもちゃ重要

うお、みほさん。ほんとにごぶさたです。ほぼ1年ぶりですね。撃つ状態から復帰されたそうなので、是非とも地球平和にご貢献ください(意味不明)。それにしても、反知性主義者ってすごい単語だな。(^^;; あと子供の男女差が親の教育温度(?)に影響するというのは、考えたことがなかった。言われてみればたしかに聞こえる、違った、たしかにありそう。

津田さんが言う、現場での株売りでは全然生かされない理系を出たキャリアって、どういうものですか? その分野限定キャリアと、どんな分野でも応用は可能な基礎力とが、具体的にそれぞれどういうスキルを指しているのかを知りたいのだ。

学歴についてですが、原因となった事情はどうあれ、中卒なら高校教育を、高卒なら大学教育を受けてないはずですよね。入学できる実力があったかどうかではなく、教育を受けた結果何を得たのかが気になってるのだ。ま、対照がないので、きれいな差分を取るのは難しいんだけど(というか無理)。あと、ある学校に進んだ結果として隠れた実力に気づけたというのは、立派な教育成果だと思います。…というか、教育というのはそもそもそういうもんだという気がする。高等教育というのは、かな?

2005/11/5 の道具屋筋ツアーレポートは、ここら辺りからいくつか続いてますな。俺も2006/2 の大阪出張の際に道具屋筋に寄ったんだけど、時間不足で満喫できずじまい。ぐわぁ、参加できなかった悔しさが蘇る。(^^;; でも、かちゃもリンコさんにサインを貰い損ねた悔しさを蘇らせていることでしょう。…などと言いつつ、放射温度計が欲しくなってきたぞ。さてどうしよう?(^^;;


Message-Id: <20070916032647@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 03:26:47 2007
From: いしやま
Subject: 「教育とは出会いだ」説

なんてどうでしょ。中学では都道府県レベル、高校では全国レベル、大学では 世界レベルでの学力というか実力のレベルを知っている人に出会え、その 中で磨かれる。それで大学院に行くと、自分自身が国際レベルでの競争の 矢面に立たされることが要求される。で、その競争に、(ニッチな フィールドであるにはせよ)勝てないと学位を取れない。競争に勝つには、 もちろんたくさんの人たちの協力が必要で、協力をとりつけたり、 一緒にがんばったり、いろいろしなきゃいけない。
この認識は、文系には通用しないかもしれんけど、許して。 普通のドクターは、これだけの視野と競争体験を持ってるわけだけど、 なぜか企業では視野が狭いだのコミュニケーション能力が無いだのと 評判が悪い。これだけの経験値持ってる人なんて、普通の会社員じゃ めったにいないはずなのに。なんでだろ。

刈谷さんでしたっけ、子どもの学力が女親の学歴に相関するって いってたのは。昔は、下手に知恵つけると女社会で生きにくくなるって 認識があったんでしょうかねえ。


Message-Id: <20070916080826@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 08:08:26 2007
From: やぎ
Subject: 上が8才、下が4才です

両方とも♂(♂は機種依存?)。早生まれなので3年生と年中組。確かに見てると、カアチャン=ニョウボの勉強熱は俺よりは強いですね。俺は、まあ、いつか勉強したくなったときに、その準備ができてたらいいや、程度で、それでも、博物館とかには積極的に連れて行って理科系を養殖中。でも、ガキは、どっちかというと西原理恵子の『毎日かあさん』のガキみたいです。字が汚いってのは遺伝するんでしょうか?「やさしく育てる」というのと「甘やかして育てる」ってのは全然違うけど、さてその方法は?と悩み中のトウチャンです。なんか、見てると、おれが3年のときより幼い気がするんですけど、まあ、これは思い違いだと。

バブル期の会社訪問は懐かしい話題ですな>津田さん。うちの工学単科国立(元)2期からも証券会社や銀行に大量に就職したのだ。当時は「就活」などとは言わなかったな。「PCを使ったことがある」ってだけで金融機関に就職できた時代でした。たとえ「使ったことがある」のが Wizardry でも。今頃なにしてるんだろ。リテールの営業で靴すり減らしてるのか?オンライン取引サーバの監視とか。山梨県の某工作機械メーカは会社訪問観光バスを仕立てたり。んなワケで、「使えん」ともっぱら評判のバブル入社組の俺たちのできあがり。


Message-Id: <20070916114918@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 11:49:18 2007
From: みほ
Subject: コメントつかなかったらどうしよーと思ってた(笑

大' さん、どもです。反知性主義ってそんなすごいですかね。そういうタイトルの本も出てるので普通の言葉かと思ってた(^^;; もっともうちの親は主義主張なんてもんじゃなくて単に無学だったんですが。なにしろ、「女の子は勉強できないほうがいい。かわいければいい」とずっと洗脳されて育ちましたから。参考書の1冊も買ってくれませんでした (; ;) 高3になった私が、それまで通り従順だったら高卒で就職してたでしょう。秋頃に、受験したいと言ったら、笑われましたから。

でもそうやって反対されながら入った大学も、ろくに通わず、役立った基礎研究とかの話題に参加できなくて。まあ、最初は文学部でしたし。今は様変わりしてるんでしょうけど、私の頃は、大学の先生なんて自分の趣味で教えていいご身分だなー、と感じるだけでした。

二度目には理系学部に進みましたけど、キャンパスもなにもかもせせこましくて。東京だとしかたないのかな。旧帝っていう所がいかに恵まれてるかを実感しましたね。

Nikiさんのご本、何冊も読んでます! 精力的に書かれていて、尊敬します。というかこちらの方々はみなさんそうなので、何もやってない私などが出てくるのはお恥ずかしいかぎり。


Message-Id: <20070916121433@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 12:14:33 2007
From: みほ
Subject: ペットのペンギン

お恥ずかしいと言いつつがんがん書いてるわたし。やぎさん、いつのまに2人も! いいなあ・・・。上の子、うちとあんまり違わないんですね。うちも夫が博物館とかによく連れて行ってくれます。科学技術館のサイエンス友の会にも入ってる。先週は、「科学の祭典@小金井」に行ってきたし、きのうは、こういうとこに参加してきました。3年生の子も来てましたよ。

スタッフの院生が、小中学校の先生志望らしいので、その予行演習に使われた感じなんですが。練習不足で、子供に計算ミスを指摘されたりしてたそうです(^^;;

ところできのう本屋さんで立ち読みしてたら、「voice」に山形さんの記事があって、マイケル・ムーアの映画で話題の、9・11の時、ブッシュがどっかの小学校でのんびり授業を見学してた場面、あれは「ペットのペンギン」という授業で、 1分間で10問くらいを全員でどんどん復唱させるもので、すごい成果を挙げてるらしい。 「子供に考えさせる授業」みたいな流れとは全く逆なんだけど、そういう方法で基礎を作ったほうが結局成果があがる、みたいな話でした(不正確な要約ですが(山形さんは、日本の九九暗記やインドの計算を例にあげてました)。 ググっても見つけられなかったので、どなたかご存知ないでしょうか。


Message-Id: <20070916135514@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 13:55:14 2007
From: こなみ
Subject: 枝葉のテクニカルなところに反応するのは理系か?

534.6×0.545=291357.この答えには小数点が書かれていません。どこに小数点が入りますか。
そりゃ500の半分強だから簡単だろうと,こっちは小学生向けか。
`3-\sqrt{8}と\sqrt{5}-2ではどちらが大きいでしょうか`showFormula
一瞬「富士山麓にオウム亡く」と浮かんだが,8の平方根を暗記していなかった Orz。 「一夜一夜に一見頃」を倍したものを3から引くのもめんどうだ。そこで考え直して,
`\sqrt{9}-\sqrt{8}と\sqrt{5}-\sqrt{4}ではどちらが大きいでしょうか`showFormula
と頭の中で書き替えて分かったけど,この場合 `y = \sqrt{x}`showFormula のグラフが右にいくほど傾きが小さくなるというイメージが必要だな。中学生では無理じゃないかなあ。

まあ,この企画自体は数学教育の科研費でやっている事業なので,将来よい教育をするにはどうしたらよいかというデータ集めですね。日本の未来の教育のために尽力される親御さんたちには頭が下がります。そういえば 中学受験の参考書には,この種のネタを満載したのがありますね。

[showArticle in MathML]


Message-Id: <20070916211127@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 21:11:27 2007
From: なべまさ
Subject: 九十九九十九

ぅを、みほさん、お久しぶりです。

山形さんの九九やインドの2桁の掛け算の話、内容は覚えてるんですが、確かにググっても見つからないですね。野尻ボードで出た話題だったような気がするんだけれど記憶があやふや。

話はそれますが、ドイツ人も「ググる」という表現を使うようで、google, googlen, gegoogled と活用するみたい。ドイツ語は大学で学んだけど身についていません。SUSE Linux 関連の突っ込んだ事をググってみたらドイツ人のやりとりだけ見つかって、それが「ググって見たけど見つかんねーよ」みたいな内容で萎えた事が度々。

さらに話は変わって温度計。放射温度計も欲しいのだけれど、小数点以下2桁までわかる、それも単に目盛りが細かいんじゃなくて器差まできっちりと検定されている奴が欲しくて、最近「標準温度計」を購入してしまいました。これを基準に家にある全ての温度計の器差を求めてすっきりしたのだ。

思えば大学ってこの手のものがそのへんにいくらでも転がっているので便利だったのだ。今はネット通販でなんでも買えて便利な時代ではある。


Message-Id: <20070916235731@keijiwan>
Date: Sun Sep 16 23:57:31 2007
From: いしやま
Subject: ちょい風邪気味なのだ

バブル世代は未だにバブリーで、当時と同じ ライフスタイルを維持してるような気がする。金を回してるから 社会貢献してるんだと理解することにしよう(ぉぃ)。
身の回りの感触では、 保険・証券組はかなり厳しい状況になってるみたいだけど、 銀行組はそれなりに活躍してる感じがする。
そういや、ソ〓ーは交通費を出さないと評判が悪かった(というか、 それだけ人材の求心力あったんだろうなあ)とか、友達が訪問の 申し込みをすると、それを集計してスケジューリングして各会社に 「一人追加お願いします」と梯子してたのを思い出した。今じゃありえねー。 あと、共通一次からセンター試験に衣替えした年から突然学生気質が 変わって驚いた覚えが。なんてったって、まじめに学校来て授業出るんだよ。 そんなのありえねー。
会社訪問で何がショックだったかというと、 企業研究所の担当者が自分の研究を 説明してくれたりするんだけど、 話を聞いてるとすぐにイラついて、 「あなたの研究にはこういう意味・目的があって、***を+++すると こんなふうに解決できますよ」と言いたくなってしまう企業が あまりに多すぎたこと。 なんで素人がプロに指導しなきゃなんないんだよ。やらなかったけど。 さすがに超大手の一部は違いましたが。
大学って、いろいろ変なものが置いてあって、「こんなの世の中にあるんだ」 と知ることができ、その知識を卒業後にいろんなところで使うことが できるってのも大きいのかも。 東京で広い大学というと、東海大(神奈川だけど)くらい? そうそう、こなみさんの同僚(社長がよく知ってる人)と ちょっと飲んだんですが、 ようやく、京大や阪大の学生さんたちに教えるのとは ワケが違うと感じ始めてもらえたようです。 この人は、東北大、京大、阪大(東西順)にいてたので、いろんな大学を しってるといえば知ってるっていえるけど、全部宮廷だからなあ。 過去の経験が活きやしない。下手にたくさん知ってる分だけ、大学は 全部同じようなものと思ってたんじゃないだろうか。

Message-Id: <20070917015353@keijiwan>
Date: Mon Sep 17 01:53:53 2007
From: なべまさ
Subject: 企業の研究

守秘義務もあるのであまり具体的な事はいえませんが、大学にいる間様々な業種の企業からの技術相談に答える機会があって、いしやまさんの「あなたの研究にはこういう意味・目的があって、***を+++するとこんなふうに解決できますよ」みたいな気持ちは良くわかります。というかそれを言うのも仕事だったのだ。

中には企業から問い合わせの電話に対してその場で「あぁ、それは理科年表なんかにホゲホゲのデータが出てますんで、それとホニャラカの式を使って、あとは操業条件の値を入れれば予測値は出せますよ。」と説明したら、「あぁ、ペケペケの法則ってやつですね、なるほど、それで計算できるのか。」と納得してくれて済んでしまった事もありました。目の前の仕事上の問題が、自分も良く知っていたはずの教科書的な理論の範疇だと知って驚いたという感じ。

別の話で、一般論として吸熱な還元反応は酸素分圧一定なら高温ほど良く進み、温度一定なら低酸素分圧ほどよく進みます。卒業生で「大学ではそう習ったけれど、企業の現場に入ってみたら実際には低温ほど良く進むので驚いた」という者もいましたが、そのプロセスの条件では低温ほど酸素分圧が低く、それが平衡定数の温度依存性よりも効くのだ。まさにそのプロセスを例にとって連立して解く演習問題も出題したはずだけれど、その問題自体が解けなくても全体で合格点なら単位は取れているはずなのだ。温度依存性だけが個別の定性的な知識として頭に残っていたのだな。

以上の二つは、基礎的知識の修得が応用に活かせる一歩手前で止まっていた例かな。ヒントを与えられてでも活かせたという経験を積めば、自力で活かせるようになる事でしょう。(多くの学生にとってそういった経験は卒業研究から始まり、就職後も続く)

鉄鋼業界で、昔あるプロセスにある技術を取り入れたらある問題が発生し、大騒ぎの挙句に膨大なデータとノウハウが蓄積されて解決し、学振の委員会から立派な報告書も出たのだが、暫くたって某非鉄金属業界の各社から同様の問題に関する相談が相次ぎ、学振の報告書の存在を教えてあげたら皆一様に「あぁ、まさにこれです。鉄鋼業界にはこんなデータの蓄積があったんですね!」と関心したってのもありました。なるほど、某非鉄金属業界でもフゲフゲのホガホガにナンタラを使うのが急速に広まったのだな、という事がわかったのだ。

半導体メーカーやら印刷会社やら計算機会社やら、大手から中小までいろんな会社に関わりましたが、企業研究者には他業種で既に確立している関連技術を知らないで悩んでいる人が多いのだなというのと、企業人にとって同業他社の技術動向は極めて入手し難いんだなというのを強く感じました。

企業にいる方が大学にいるより狭い専門分野に知識が偏りやすいのかもしれない。

同業他社間の企業秘密の壁は厚いのだけれど、大学の先生経由で他社の動向を探りつつ手土産に自社の情報も少し漏らしていくという形で、同業者の研究者間や現場同士の持ちつ持たれつの情報交換を大学経由でやっているような面もありましたね。このへんまでは漏らしても良いというお約束がある感じ。とても微妙な話ですが、大学はある種の潤滑油。


Message-Id: <20070918002510@keijiwan>
Date: Tue Sep 18 00:25:10 2007
From: いしやま
Subject: 業界縦割り病

ってのがあるような気がする。中の人はなぜか自分の業界の広がりが 広大無辺だと思い込んでるんだよなあ。 そう思い込める(万能感を持てる)センスがよくわからないのだけど、 縦割り境界に何かしら周期境界条件でもあるのかもしれない。
なべさんの場合は、自分の専門分野に関するものだからまだ いいじゃないですか。こちとら、全くの門外漢が、 業界の専門家にって話なので、めまいだったのだ。
それにしても、ソニーとかローランドとか、社内の雰囲気が 和気藹々としていてよかったなあ。今はどうなんだろ。

Message-Id: <20070918012959@keijiwan>
Date: Tue Sep 18 01:29:59 2007
From: なべまさ
Subject: 業種によっていろいろと

> なべさんの場合は、自分の専門分野に関するものだからまだいいじゃないですか。

専門分野以外の事にも「いや、それはこうだろう!」と思ったら首を突っ込んで
しまったりしているうちに道を踏み外してしまったので良くもないのですが…

もともと専門分野だった素材産業というのは企業の人も「化学的・物理的現象を
制御して問題解決するのが仕事だ」と思っていて、基礎と応用とか、大学の研究
と会社の開発なんかがわりとスムーズに繋がっているんですよね。化学や物理の
知識は明らかに仕事に役立つし、企業の人間が大学の教官になる例も多いのだ。

アイディア勝負度の高い業種になると随分様相が変わってくるけれど、それでも
実は地道な部分が結構重要でそこには基礎知識やその応用が必要、そこを軽視す
ると物事前に進まないんだけれども… ってのはあるような気がするのだ。


Message-Id: <20070918103454@keijiwan>
Date: Tue Sep 18 10:34:54 2007
From: ふる(は,ふるかわの短縮形なのだ)
Subject: わお

なんだか同窓会みたいになってきた.みほさん,ごぶさたしてます.

教育の件,いろいろ参考になる話ありがとうございます.一見ばらばらな意見に見えて,実は筋が通っている.基盤的な知識・技術(基礎的と言うと入門的というニュアンスが含まれてしまうので)と,その運用技術(プラン立てたりチェックしたり)の双方が必要で,後者は研究などの実地でしか身に付かない(もちろんPDCAのように知識の力を借りることで定着させることはできるが,それだけではムリ).さらに言えば,対象が変われば必要となる知識や技術は変わるけれど,運用技術の方は共通した点も多い(とはいえ,知識や技術まったくなしでは運用技術を身につけることはできないので,ともかくひとつはきっちり身につける必要がある).そんなところでしょうか.

いずれにしても教育は付け焼刃ではできないし,企業が求める人材が正しいかどうかもわからない.「20年後,この学生がどこでどんな仕事をしているかはわからないけれど,なんらかの形で日本(or 世界)を背負って立つようであってほしい」という視点でできるだけ考えるようにしてるのだけど,それはそれで漠然としていて難しい.

ところで,「深い専門性」と「幅広い視野」は両立できると思う?両立させるにはどんな教育をすればいい?


Message-Id: <20070918161606@keijiwan>
Date: Tue Sep 18 16:16:06 2007
From: まさ(は,なべまさの短縮形なのだ)
Subject: 深い専門性と幅広い視点

基盤的な知識・技術には対象が変わっても応用できる共通した点が多いと思うのです。私の場合、物理化学や流体力学の知識は金属精錬プロセスについて考えるのにも、海水濾過設備を設計するのにも、計算機の冷却機構の設計にも役立ちました。

そしてふるさんが「運用技術」と呼んでいる立案、遂行、そしてリポートの能力はとても大切で、分野が変われども共通するものだと思います。

自分の経験上、基盤的な知識・技術がいろんな分野の実務に役立ったとは書いたけれど、「物理化学」と「流体力学」で良い成績をとった専門違いの人間(私はそれらの科目の点はあまり良くなかった)に、データや測定器を渡して「はい、それじゃぁこの転炉の操業条件を決めてね」とか「この試作PCを入れる製品用の筐体を設計してね」と言ってみても、あまりできないでしょう。

ここは大学の科目で言うと「応用なんとか学」とか「かんとか学特論」とか「設計製図」等の応用科目(私はそれらの科目はわりと点が良かった)や、さらには研究室や会社の現場での丁稚奉公で身につけるところだと思います。かりに「応用的な知識・技術」と呼ぶ事にします。

この応用的な知識・技術というのは、分野毎に独特のノウハウの集積があったり、各分野特有の視点が要求される事が多いのですが、それでも共通する「基盤的な知識・技術」の上になりたっているし、ある分野の視点やノウハウが、別の分野に役立つ事も多々あると思うのです。

で、数は少なくても良いから複数の分野の応用的な知識・技術をある程度以上深く身につけると、基礎的知識に関する理解も深まり、目の前に応用する力も育つと思うのです。修論テーマの化学的実験のために計測器を設計・製作するなんて経験をすると、嫌でも複数分野の応用知識が得られるのだ。

大学院の入試勉強ではそれまで学んだ複数の応用科目の全範囲にわたる勉強をいっぺんにするので、その際に「××物性学」と「○○強度学」と「△△精錬学」の問題が、どれも1年生のとき「□□学」で学んだ一つの演習問題の応用編だと気づいたりして、急に科目相互間の関連が見えてくる学生が多いように感じるのだ。(そして院試受験組みは院試後急に自分の卒論テーマへの理解も深まる)

で、ふるさんの「深い専門性」と「幅広い視野」を両立させるにはどんな教育をすればいい? という疑問はとても難しい話なのだけれど、私が思っている事としては、「少数(ただし複数)の分野の応用科目を深くじっくりと教える」という事なのだ。

いろんな応用分野について網羅的にザーッと教えるだけだと、幅広い視点が身についたつもりになっても実際は何も身についていないという事になりがち。深い専門性を身につけずして幅広い視点を身につける事はできないんじゃないかという気がする。

「様々な仕事を次々とスピーディーにこなすのが優れたビジネスなのだ」などと語りながら実際には役に立たない半端仕事を積み重ねて企業の利益に貢献できないような人間は結構多いのだけれど、各分野の表面的な知識は山ほどあるので、深い知識の無い経営者や上司は「応用力のある人間」だと思い込んで重要なポジションにつけてしまいがちなのだ。そうなると後は累々たる屍の山になる。そういう人間を増殖させてはいけない。


Message-Id: <20070919015312@keijiwan>
Date: Wed Sep 19 01:53:12 2007
From: 大'(は,…何の短縮形なのだ?) <inu@dog>
Subject: 砂場で銃撃戦

「反知性主義」は、知性の現れっぽいイメージがある「主義」って単語と「反知性」の組み合わせがすごいなと思ったのでした。でもまぁ「反+知性主義」なら納得。

「深い専門性」と「幅広い視野」の両立は可能ですよね。というか、幅広い視野がないと深い専門性が実現できないのでは。全くの印象論だけど、乾いた砂に穴を掘るときみたいに、ピンポイントで掘り下げようとしても周りから崩れてきて埋まっちゃう…みたいな感じ。中心を掘り下げられないとも言えるし、同時に周辺分野も掘れちゃうとも言える。いずれにせよ、自分で掘ってみることですかね。まぁ、なべさんと同じような話だけど、こうしたら掘れるよって教わるのと、自分で試行錯誤して掘り方を発見するのとでは、得るものに決定的な違いがあると思う。

俺の今の仕事(病院のネットワーク管理)の場合だと、実現すべきミッションがあるけど進まないってときに引っかかってる何かを解決しようとするとその何かがネットワーク技術関連とは限らなくて、電気工事の施工方法だったり建築関連法規だったり契約手続きだったり医療関係の法律だったりユーザのニーズ(=医療業務のフロー)分析不足だったり…って感じになって、どうしても手広く商うことになっとります。何かしらミッションを抱えて自力で解決しようとすると、降ってくる問題がどれもこれも専門分野に閉じていてくれる可能性は低いだろうから、どうしても幅広くなるはず。「○○演習」とかって授業は本来そういうイメージの物だろうと思うんだけど、実戦と思って取り組んでもらえないと意味がないんですよね。やはり演習の時に使う空砲には、五百発に一発の割合で実弾を混ぜておくべきなんでしょうか。(^^;;

実際の仕事の中で、専門範囲内で新たな基盤的知識が必要になったり得られたりすることはあまりないです。でも、アレがココでこう使えるのか!ってのはままある。手持ちの道具をどう使うか、さらに言えば使い方をどう捻り出すかって知恵の有無が、ある人が使えるか使えないかに強烈に効いてくるんではないかと。


Message-Id: <20070919020525@keijiwan>
Date: Wed Sep 19 02:05:25 2007
From: ふる
Subject: 両立させるって

うん,私も両立は不可能ではないと思う.というか,両立させることで大事なことが教えられると思う.でもその一方で,タコツボ的状況に陥ることも少なくないわけですよね,研究職に付いている人でもそうだし,いしやまさんの例にしてもそうだし.両立は可能だと思うけど,「どうすればいいか」が問題かな.もちろん完全な方法はないとしても,歩留まりというか,確率の問題というか.

こどもの成長は,長かった気もするし,あっという間の気もするし.たくおも来年には中学生.時間とはおそろしや.


Message-Id: <20070919030412@keijiwan>
Date: Wed Sep 19 03:04:12 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 酔っ払いなんでメモ程度ですが

なべさんが書いてた「各分野特有の視点」の有効範囲が見えなくなる(どこでも有効で広大無辺だと思ってしまう)と、タコツボへの道が開けるような気がする。いつもとちょっと違うことをさせると、その全体が通用する範囲が意外と狭かった…なんて気づきの源になるのでは。そういう意味で、ふるかわさんとこの出稽古は面白いなと思ってるのだ。

普段は定石と思って使ってた javascript の関数が実は IE 依存だったということに、Firefox や Safari 環境での開発で気づいたぜ!みたいな、そんな感じ。


Message-Id: <20070919054357@keijiwan>
Date: Wed Sep 19 05:43:57 2007
From: たなべ まさと (省略度を軽減してみた)
Subject: 蛸壺防止

道場破り、もとい、出稽古制度というのもそうだと思うのですが、やはり複数の分野での応用を経験するというのが蛸壺防止に有効だと思うのです。複数のブラウザ向けの開発を経験すると、規格化されている仕様の意味や、マイクロソフトの身勝手さも身にしみてわかってくるみたいに。

ある分野で身につけた事が別の分野で役に立たず、悩んで解決するところまでこぎつけて初めて視野が広がるのだと思います。数は少なくても複数の分野について深く学ぶ事が重要で、あまり大量の分野を広く浅くザーッとレビューしても役に立たないと言ったのはそういう事です。各種ブラウザの特徴に関する口演を聴いても、処理系に依存しないソフトの開発が出来るようにはならない。

「応用XX学」とか「XX学特論」とか「XX演習」ってのは本来そういう「ある分野に関する経験」を伝授するための科目だと思うのですが、「基礎科目で学んだ事を応用する事を求められている」のではなくて「とにかくこうすればよいというマニュアルを教わっている」と思われてしまうと意味をなさなくなってしまう。でも現実はそう思われ易い方向にあるので、卒業研究であるとか「XX研修」みたいな自由度が大きくて体を動かす実践を伴う科目、すなわち応用力を発揮せざるを得ない科目の重要度が増しているように思います。それが複数分野にわたって必要。


Message-Id: <20070919174735@keijiwan>
Date: Wed Sep 19 17:47:35 2007
From: いしやま
Subject: すると、ダブルメジャーとかなるのかなあ?

あとは、手持ち知識がどういう範囲で適用可能なのかを認識するというか、 そういうことを考えなきゃいけないということを認識するというか、 なのかな?
例えば30センチの定規を持っていて、 それで「鉛筆の長さを測ってくれ」とかいう注文を受け続けるうちに それで何でも測れると思い込み、 「東京と大阪の距離を測ってきてくれ」と言われたときに、 素直に「あいよ」といって道路に定規を当てて測りにいってしまうような ことがないようにってことだろうか。
#地図上で測ればいいだろって突っ込みは勘弁してください。

Message-Id: <20070919213410@keijiwan>
Date: Wed Sep 19 21:34:10 2007
From: 津田
Subject: ジェネラリストの育成なんて20代では早いんじゃないかなぁ

と、古川さんがそういう意味で言っているのかどうかはわからないけど。

これで失敗したのが慶応SFCで、プレゼン大好き、能書きたれ得意、 でも実際に何かやらせてみるとなんもできない、という学生を量産させて、 企業からえらい評判が悪かった、という話をだいぶ前に聞いたんだけど、 さて今はどうなったかなぁ。

多分、ジェネラリストとしてモノになるかどうかは、 こいつでスペシャリストとしても食べていけるというネタをいくつかの分野で持っていて、 自分の手下を何人か抱えて、 自分の仕事と他人の仕事の振り分けコントロールしながら修行していって初めてわかる、 といったところじゃないかと思う。
環境的に恵まれていて運がよければドクター取るころには可能かな?、 とも思うけど、大学の中だけで暮らしていると厳しいだろうなぁ。
専門性のあまり問われない分野、例えばファーストフードの店長、 なんて職種だったら、20代前半でも身に付くとは思うけどねー。

よくある育成方法としては、 複数の人間で複数のプロジェクトを受け持たせ、 プロジェクト毎に別々のリーダーを建てて、 年齢や肩書の上下関係はあえて無視して上司と部下の関係をそれぞれ逆転させて、複数のプロジェクトを同時並行で進める、 なんて手はあるけど、大学の研究分野でこれがうまく適用できるかどうかは知らない。
学生のうちは、周りの雑念に捕らわれずに自分の目標を一つに絞って取り組んだほうがいいかもしれないしなぁ。
やるとしてもまずは、学生さんが研究室に入ってきてしばらくしたら、 研究室の運営の雑務の一部の責任者を任せてみる、といったところですかねえ。

あ、ということで、「深い専門性」と「幅広い視野」は両立できると思います。
というか、経験を積むほど、深さと広さが増していくもんじゃないでしょうか。
長年人の上に立っている人は、ちょっと専門分野から外れた部分で議論する際も、 「今の説明でぼくはここまでわかった。 でもここから先がまだよくわからない。とりあえずそこは君に任せる」 といった判断が速いように思います。
その上もっと能力のある人だと、次に会った時にはそのわからなかった部分を自分でちゃんと勉強してきている。 こりゃもう恐れ入ります。こういう時はホント自分の未熟さを思い知ります。。。

あ、全然関係ないけど、うちにはもうすぐ1歳になる娘が一人います>みほさん
で、「Voice」も「山形さん」も「ペットのペンギン」も全然知らないのですが、 これもしかしたら日本で言うと「100ます計算」じゃないですか?
集中力を鍛えるとか頭を勉強モードにスイッチさせるとかには有効だと 思うんだけど、これで学習能力が上がるとは思えないんだけどなぁ。。。
企業の例で言えば、営業分野でド根性精神叩き込むには使われるかもしれないけど。

あと証券会社の例は、 アメリカでは金融工学で使える即戦力として理系の博士持ちを求めていた、 そのころ日本ではバブルに浮かれていて株売るための男芸者ができる人材を求めていた、 という違い。
もしかしたら日本のほうも経営陣としてはアメリカのような活躍を求めていたのに、 現場の風土に毒されてしまい叶わなかった、ということかもしれないけど、 日本の金融業界はバブル崩壊と共に実質的に一度潰れちゃったので、今となってはわからず。


Message-Id: <20070920005547@keijiwan>
Date: Thu Sep 20 00:55:47 2007
From: ふる
Subject: ジェネラリストと言う意味なら

両立はむずかしいかもね.わたしは,どういう教育をすべきだっていう意見は何も言っていなくて,「どういう教育がいいんだろ」という問題提起しかしていません.なんていうのかな,議論よりも実践あるのみで,でも実践する前に,いろんな立場のいろんな考え方を聞いておきたいというか.

思考のポイントはいくつかあります.「私がどんな教育を実践するか」というのと「組織としてどんな教育システムを採用するか」ってのは別次元の問題なんですよね.私が今気にしているのは後者の方.あと,つださんの話にあったけど,両立させている人がいるってことと,両立できるような人を育てるってのは別の問題かな.歩留まりなんです.10人学生がいるとしてて,そのうち何人が専門性と幅広い視野を持って社会で活躍できるかという(ただし,100人の中から1人の優秀な人材を発掘して育てるのも大学の役目の一部だろうから,話はそんなに簡単に割り切れないけど).今は,いろんな角度や視点から(だっていろんな問題点があるんだもん)いろんな意見が聞きたい(是非は問わない)なと思うのだ.

出稽古は自分でもいいシステムと思うけど,でもあんましかけ離れたところ行っても,なんだか「キョーヨーを深めに来ました」的になっちゃうし,下手すると蛸壺を二つ作るだけになりかねないので,出稽古だけで万事OKってわけじゃないんですよん.ま,デュアルディグリーにジェネラリスト教育と,大学教育改革のカタログみたいになってきたので,話がおもしろくなってきた気がします.

天体望遠鏡,この掲示板でいろいろ教えてもらえたおかげで,ようやく雰囲気(?)のとっかかりみたいなものがわかった気がする.なんていうのかな,最初の「感覚」みたいなものがわからないと,カタログや情報集めても意味がわからず素通りしていくんだよね.まるで自分が透明人間になったみたいで.とりあえず予算は5万円以下(希望としては3万円前後)に修正.それと自分が使うのではなく子供が使うという点が最優先事項だって考えると,ポルタ経緯台がリーズナブルで定評あるんだなあってようやくわかった次第.でもAstroscanとは性格がまったく違うから悩むところ.「どんな用途に使うか」よりも「家族の一員として迎え入れるにはどっちが合ってるか」って話のような気がしてきた.

天体望遠鏡を買うって話,父親のひそかな野望(家族には話していない……だからデリケートな問題なのだ)だったのだが,娘が次の誕生日プレゼントに「ほしいもの」の筆頭として挙げてきた!(やったあと小躍りする父親なのであった).


Message-Id: <20070920022636@keijiwan>
Date: Thu Sep 20 02:26:36 2007
From: まさ
Subject: 赤道儀、経緯台

ジェネラリストになるには複数分野のスペシャリストにならにゃいかん、ス
ペシャリストにならないまま多数の分野を嘗めると能書きしか語れない人間
になってしまう、というあたりに話が収束してる感じですね。

蛸壺に入るなら、覗くだけじゃなくて巣にするまで頑張らないと、という感
じか。

一芸に秀ずるものは多芸に秀ず、てな話が宇治拾遺あたりにあったような。
「ぼた餅は食いたいが、貰うために起きて出て行くのも恥ずかしいので…」

能をつかんとする人云々は徒然草だっけか。ま、昔の話はどうでもいいか。

道場破り、じゃなくて出稽古の場合、ちょっと覗いてみるのに留まると後者
になってしまうけれど、出先の道場でも免許皆伝までやろうとすると早くて
もドクターになってしまいそう。

本拠地における卒論、修論の課題が他分野まで頑張らないといけない(化学
屋が計測器開発せねばとか)ものにするというのは有効だとは思いますが、
では、それ以前の授業はどうするのかというのは悩ましいですね。

いっそ中途半端な授業は削ってしまって、3年目からは卒業研究に専念させる
というような方向も考えられるけど、配属研究室による当たりはずれが問題
かも。

東北大の工学部では創造工学研修という1年生向けの学部の演習科目で、世話
研究室が提案したテーマに沿った研究・開発を、数人のグループで実践して
みるというのがあって、いろんな意味で良い点も問題点もあるのですが、早
期にチームでプロジェクトを実践する事と成果報告を経験するというのはと
ても良いことだと思うのです。

これはある意味研究室生活の予行演習にもなるし、教わるだけじゃなくて自
分でも調べて考えればそれに応じて成果も得られるという事を知るきっかけ
になるのだ。あと、実践の成果なしにプレゼンだけ勉強するとおかしな事に
なるので、成果報告としてのプレゼンを経験するのは大切。

私は、創造工学研修で、物質開発なテーマを提案して学生にやらせたりして
おりましたが、開発した物質の特性を評価する装置の開発もやらせてました。
予算が少ないから自作という事もあるのですが、やはり必要な道具から作る
という経験も必要。複数グループに物質開発競争をやらせたのですが、統一
規格の特性評価装置を共同開発させる事から始めさせました。そのメンバー
が研究室に希望して入ってきたりと、やはり1年生にとって将来を左右する
大きな経験だったのだなと思います。

研究者兼教育者にとって教育は本来本業なのに本業外の片手間扱いだったり、
予算が無かったり、工学研究科全教官担当のはずなのに特定教官に負荷がか
かったり、学生分析室のスチーム暖房を直して貰えず寒かったりといろいろ
思う事はありましたが、今は改善されている事を期待しよう。

で、本題です。私は子供の頃モーター駆動追尾装置つきの赤道儀を使用して、
長時間露光の天体写真を撮る事などを夢見ていました。大人になって資金力
と技術力が得られたら少年時代の夢を実践に移すのは人として当然の義務で
す。しかし、他にも夢見ていた事は多く、現在の私の実践は生物飼育方面で
いっぱいいっぱいです。

というわけで、ふるさんには是非天体観測方面における夢を果たして欲しい
のだ。漢の闘いは40代半ばからが命がけの真剣勝負です。武運長久なる事を
祈っています。


Message-Id: <20070920023642@keijiwan>
Date: Thu Sep 20 02:36:42 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: 研究室配属以前の話はスッポリ抜けてますが

『「深い専門性」と「幅広い視野」の両立』を目指させるのとジェネラリスト育成は、全く違う課題ですね。昨日メモとして書いた「ちょっと違うことをさせ」るのは、あくまでも本来の専門分野をより深く掘り下げるための方便。基盤的な知識・技術はほぼ共通で使いまわせるけど、アプローチが違う分野…みたいなイメージです(多分、なべさんが言う「応用なんとか学」に相当する)。一方、使いまわせるのが論理的思考くらいしかないような生物学と言語学なんて組み合わせは最悪。(^^;;; 仮にその組み合わせを生かすことができる人がいて、ジェネラリスト育成として役に立つとしても、歩留まりとしては最低クラスですよね。そもそもそういう人は、システムの助けがなくても勝手にあちこち首を突っ込むと思うし。そもそも、砂場全体を掘り下げるのと、砂場のあちこちに小穴を掘って回るのとは、全くの別物なのだ。

以上は基盤的な知識・技術とその活用についての話で、具体的な内容は専門分野に依存する。ただしその内容自体は、分野に依存せず常に正しい(いわゆる科学的知識とか)。もう一つの運用技術の方は一種のコミュニケーション能力なので、基本的な概念は専門分野に依存しない。その具体的内容は、むしろ国や地域や職場の文化に依存して、ところ変われば正しいことも変わる。…と、俺の中ではそんな感じの整理になってます。うーん、きれいに話が逸れた。(^^;;

研究室での生活って割と自分が属す研究室に閉じちゃう印象があって、自分の研究の進捗を発表するセミナーも研究室内に閉じてやるのが普通だと思います(俺の経験の中では)。そういうのが向こう三軒両隣の研究室と合同だったりするだけでも、随分と違う角度からの視点が経験できるんじゃないかと思うんだよな。座学だとどうしても受身になっちゃうので、視点というとこまで意識が行かない。

天体望遠鏡のせいってわけじゃないけど、現在一眼レフ欲が増大中なのだ。画素数なんか少なくて良いから、ズームやピントや絞りやシャッタースピードをいじって遊びたい。50mm 以下と200-300mm くらいまでのレンズ2本とボディだと、中古でも4万円くらいはするんだよな。今使ってるデジカメが 210 万画素で光学8倍デジタル4倍とまぁまぁのスペックなので、それと比べて玩具として許して良い値段かどうかが悩ましい。


Message-Id: <20070920124114@keijiwan>
Date: Thu Sep 20 12:41:14 2007
From: まさ
Subject: 恐怖の修論発表練習会

> そういうのが向こう三軒両隣の研究室と合同だったりするだけでも、随分
> と違う角度からの視点が経験できるんじゃないかと思うんだよな。

今もやっているかどうかわかりませんが、以前工学部の某学科と片平の某研究
所のいくつかの研究室が集まって修士論文発表練習会を合同で開いていた事が
ありました。

これは院生にとっては最難関の修羅場で、これさえクリアしてしまえば本番の
発表会はセレモニーにすぎない感じだったのだ。

研究室内の報告会では「はいはい例の問題点ですね」的な馴れ合いになってし
まいがちだけれど、合同練習会ではどんな観点から攻めてくるかわからない上
に、専門の近い先生方が勢ぞろいしているので追及が厳しい。下手をすると自
分の研究室のボスと対立する学説を唱えている先生の攻撃を受け、とても長い
質疑応答時間の間延々と研究室を一身に背負って応戦し続ける破目に陥る事も
あるのだ。

本番は大勢の院生が次々発表するので質疑応答時間は学会の口演なみに短く、
分野違いの先生からの軽い質問で終わる事が多いのだ。怖い専門家はみんな練
習会での応酬で満足しちゃってるし。

最終の修論発表だけじゃなくて中間報告会も合同で開くと効果的かもしれない
けれど、あまり頻繁にやるとひっかき回されて研究が前に進まなくなる恐れが
あるし、合同発表会も馴れ合い化しかねないのが難しいところ。

研究室内の中間報告会もあまり頻繁に開くと、報告会で見せられる成果が欲し
いために研究の全体計画を犠牲にしてでも目先の成果に執着してしまったり、
成果報告をまとめるのに忙しくて成果を上げる暇が無いという事になりがちな
ので、ほどほどってのが肝要だなと思ったりもしたのだ。

これ、研究室内の話だけじゃなくて、外部評価やらなにやらに追われて大学全
体が目先の成果を追ったり成果報告作るのに忙しくて研究する暇が無くなった
りしているんじゃないか、という気もするのだ。


Message-Id: <20070920193358@keijiwan>
Date: Thu Sep 20 19:33:58 2007
From: 津田
Subject: やはり「幅広い視野」の広さの定義が人によって違ったか

社会に出てから役立つような「幅広い視野」という定義なら、 学部時代の教養課程の充実が必要だとぼくは思うんですよねえ。
と、文科省の方針と正反対のことを言えば安心してヨタが書ける ^^

ある程度専門性に特化する必要がある大学院教育とはまた違う話になってしまうけど、 例えばぼくにとって、 今になってこんなところで役に立つと思わなかったのが教養部で勉強した法理論、 勉強していればよかったなぁと思うのが会計の仕組み。 大学の中だけで暮らしている限りは全く必要とされない知識なのでピンと来ないかもしれないけど、 こういうのはどこでなにがどう役立つかわからないもんだ。

大学院生でも、大学1年向けのプレゼミなどの形式で行われているセミナーとか、 公開講座とか、今流行のサイエンススクールとか、 自分の専門分野以外の人はこんなこと考えているのか、 と刺激を受けに行くのはやはり面白いと思いますよ。
あ、実はわたし、他大学で主催されているこの手のベンチャー講座など、 たまに潜り込んで聞きに行ったりしてます (知り合いが講師やったりしてるので)。

で、研究室に入りたての学生さんで、定期発表の時何もネタがない人は、 こういうところで聞いてきた内容をレビューさせる、とか。
でもなぁ、こういう地味な筋トレが身になって意味がわかるようになるのは、 何年も経ってからのことなんだよなぁ。

あと望遠鏡の話。
古川さんの娘さんって、今何年生なんですか?
もし小学校高学年で天体の運行を習ってるなら、 片持ちフォークの経緯台兼用の簡易赤道儀なんかお勧めです。 例えばこんなの↓(またBORG ^^;;;) http://www.tomytec.co.jp/borg/product/parts/012/index.html

最初は経緯台として使ってみて、 理科の教科書にある通り、東西南北の方向で星の動き方が違うことを身体で覚えてから、 赤道儀にしてみると天体の運行をトレースできて楽に観察ができる、 というような教え方ができます。
こういうのは昼間しかできない学校の授業の中では教えにくい。

ただ、値段は張ります。おそらく予算オーバーですね ^^;;;
小学校低学年なら使い方は多分わからないので経緯台を自分で使わせるか、あるいはお父さんが導入して見せてあげる、 逆に中学生になってるなら最初から赤道儀のほうがいいかも。
最初は安い経緯台を買ってあげて、 物足りなくなってきたら赤道儀にステップアップする、 という使い方もありますが、 これが安物のオモチャだと全部買い替えるしかないので注意。
VIXENのポルタシリーズならこの点は大丈夫で、 後から買った赤道儀に経緯台についていた鏡筒を載せ替えることも可能です。


Message-Id: <20070920205539@keijiwan>
Date: Thu Sep 20 20:55:39 2007
From: なべまさ
Subject: 一般教養の人文科目

> 例えばぼくにとって、今になってこんなところで役に立つと思わなかった
> のが教養部で勉強した法理論、勉強していればよかったなぁと思うのが会
> 計の仕組み。

教養部で習った法理論は私も大いに役立ったと感じます。最初にそれが役立っ
たと感じ、また現実問題として身につき始めたのは操縦教官資格をつるために
法規関係の勉強をした時です。

航空法関連の事項を、法、施行令、施行規則、告示、通達、事務処理要領等々
まで勉強して実地試験に望み、口答試験で「XXXの許可申請について説明して
みて」なんて言われたら、「XXXは航空法のXX条で原則禁止されていますが、
同条2項の例外規定による許可申請について施行規則のXXX条で定められてお
り、…」なんて説明して見せた上で、最期は事務処理要領で定められた様式
を持参した資料の中から取り出して記載事項を説明する、なんて事が要求さ
れる試験だったのです。

どのレベルの事がどの階層で定められていて、階層間の関係はどうなってい
るか、なんて事を知らないと法的な何かを調べるのはとても大変だし。法律
と行政組織の内規との関係は?とか、法律というのは字句どおり解釈するん
じゃなくて立法の精神に基づいて解釈するもので、なんてことの意味を理解
していないと、役所の事務処理要領の重要性なども理解できないのだ。

後に、新会社法が成立した直後に税制に変更があったので念のために調べて
みたら、特定同族会社の役員報酬の損金不算入なんて制度が出来ていて、個
人事業主が会社を作ってもあまり税金逃れができない仕組みに変更されてい
る事に独立前に気づけたなんてのも、まぁ若い頃法律を勉強したからこそで
すね。(教養部で法律関係の授業をとっただけでは無理だろうけど)

会計に直接関連するような授業は大学では全く学んでいませんが、これに関
しては物質収支、エネルギー収支、化学平衡、総括反応と素反応、反応速度、
リアクターモデル、等々の物理化学や化学工学的な知識が大変役立ちました。

会計について直接的な勉強をしたのは大学院の博士課程時代に社団法人の設
立準備委員となり、設立後に監事、財務担当理事と一貫して会計方面の役職
を努めるようになった時で、文型書籍部で関連書籍を立ち読みしながら県の
公益法人事務処理要領を見ていたら、なんとか監督官庁にケチをつけられな
いレベルの財務諸表を作れるようになったのは、お金と物とサービスの出入
りするリアクターモデル、みたいなイメージで会計関連の資料を見たらすん
なり納得できたからなのだ。複式簿記というのは、プロセス管理の考え方か
らも納得がいくのだ。

その後大学を辞めて会社に入り役員になっても、財務諸表(と、案件毎の原
価と売価の入った日々の出荷管理表)を見れば(どこをどのくらい誤魔化し
ているのかを含めて)財務的な状況は大体把握できましたが、役員会で数字
の意味が見えている人があまりいないようで不思議に思ったりもしたのだ。
わかってとぼけているのかもしれんが…

上記の出荷管理表で、借入と増資以外のお金のインプットと資材購入でのア
ウトプットはかなり正確にわかったのだ。入金の遅れというのが問題ではあ
るけれど。それを通しでずっと見ていた上で財務諸表を見ると「あれっ?」
とか「やはり」と思う事はいろいろあるのだ。どういう契約の売り上げを、
いつの時点で計上するかなんて事でいろいろ不思議な事になってくる。

他にも固定費とか販管費とかいろいろ考えにゃいけないけれど。

個人的には資金繰りに苦しみながら仕入れ依存度の大きな商売をするつもり
は無いのだ。


Message-Id: <20070920215035@keijiwan>
Date: Thu Sep 20 21:50:35 2007
From: なべまさ
Subject: 必要に迫られないと応用できないな

> 会計について直接的な勉強をしたのは大学院の博士課程時代に社団法人の
> 設立準備委員となり、設立後に監事、財務担当理事と一貫して会計方面の
> 役職を努めるようになった時で

この時、大学の一般教養と操縦教官としての勉強で学んだ法に関する知識も
大いに役立っています。航空法は熟知していても民法や商法は何条で何が定
められているなんて事は知らないわけですが、どういう事がどのレベルで決
められているはずだという予測はできるので調べる事が出来る、そこが重要
です。

例えば設立申請前の準備段階に何回か監督官庁に行って趣旨を説明して指導
を賜わるのだけれど、その際に行政側の許認可基準や関連した事務処理要領
なんかを貰ってこようと考える事が出来る。役人も何回も駄目な申請を持っ
てこられるのは面倒なので、怪しい奴らと思わなければ資料はくれます。分
厚い資料でコピーも冊子も渡せないなんて時は資料名を教えて貰って政府文
書刊行センターに行けば良いし、今ならほとんどオンラインで入手できる。

体系上随分下位だけれど最も具体的な規定である事務処理要領を見れば、根
拠となる法律が何だとか、法律上気をつけなければいけないのはどこだとか、
だいたい書いてあるのだ。

設立趣意書や法人の定款の原案を作る時にも、法律や許認可基準に反しない
ように注意しつつ事務処理要領を見ながら作れば良い。(XXXの期間がXX日
以上確保できないと民法や商法の遵守が不可能、なんて事もあるから注意)

法律や行政の専門家を使えば良いじゃないかと思うかもしれないけれど、そ
れにはお金もかかるし、法律を知らない人が専門家を使ってやりたい事をし
て貰うための説明や打ち合わせの手間は、多少なりとも法律を知っている人
が自分でやってしまう以上にかかったりもするのだ。

世の中には法律談義になると法律の条文を持ち出した後いきなり裁判の判例
に話が飛んでしまう人が多いけれど、実際には施行規則や通達、さらには行
政機関の内規のレベルで決まっている事が多くて、それを調べないと具体的
には何が許可されるのかもわからないのだ。


Message-Id: <20070920220750@keijiwan>
Date: Thu Sep 20 22:07:50 2007
From: なべまさ
Subject: 話はどんどんそれるけれど

法律の解釈の具体的な部分は行政が下位規定で決めていて、という事の例で、
某所で以下の話が出た事がありますね。

 妊娠後何週目まで人工妊娠中絶できるのかは母体保護法の中で決まって
 いるのではなく、厚生労働省事務次官通達で決まっている。このレベル
 の規定は法律の変更無しに行政の判断で変えられる。

この件には限らないけれど行政の権限と影響力は絶大なので、行政機関の長
である大臣に誰がなるのかはとても大切な事なのだ。

三権って分立してるの?ってのが良くわからない。


Message-Id: <20070920221618@keijiwan>
Date: Thu Sep 20 22:16:18 2007
From: ふる
Subject: 幅広いって

「幅広い視野」の意味は人それぞれで違ってかまわなくて,「自分はこんな幅広さがあるといいと思う」ってことまで含めて話をすればいいかと.理工系大学院生にとってのリベラルアーツって何?なんて話もできるかもしれない.大'さんの砂場で穴を掘る話はナイス!さっそく今日打ち合わせで使わせてもらいましたが,ものすごく通りのいいアナロジーでした.さすがここ掘れけいじわんわん.

ともあれ,教育を受ける学生も,教える教員も,キャパというものがあるし,時間も限りがあるんで,限られたリソースをどこにどう注ぎ込むかという観点は必要なのだ.だからポイントを絞り,効果的なシステムを導入する必要があるわけです.組織としてはね.(先に書いたように,自分がどう教育するかは今の問題にしていない).

話は変わって望遠鏡の話.子どもの興味・関心を引き出すには,自分で操作できることが大事で,親が導入してあげるだけだと,すぐに飽きて放り出す可能性が大.それに私は暇がない〜(半単身赴任状態で,家にはなかなか帰れない)ので,手ほどきの後は自分でできるようになってもらわないと.私自身はごくごくたまにしか使えない (T_T)


Message-Id: <20070921005955@keijiwan>
Date: Fri Sep 21 00:59:55 2007
From: なべまさ
Subject: 効率的に試行錯誤させるには?

私は「ジェネラリスト」=「幅広い視野を身につけた人」くらいのつもりで
いたけれど、大'さんの砂場の例のように、ある専門分野を深く掘り下げる
には幅広い視野が必要という意味合いで言うのであれば、

『「深い専門性」と「幅広い視野」を身につけた人』=「スペシャリスト」

という事になるかな。自分の専門分野を広く深く掘り下げているペシャリス
トなら、強い必要に迫られれば他の分野でも活躍できると思うので、結局あ
まり差は感じないんだけれど。(でも一つの分野でしか活躍した事がなけれ
ばジェネラリストではない)

それはともかく、効率的な人材育成みたいなのはなかなか難しい話ですね。
注げる労力は有限なので効率も重要なのだけれど、「身の引き締まった地鶏
を効率的に大量生産する方法」みたいな難しさがある。

大学(と一把ひとからげにして良いのかどうかはともかく)の1〜2年で習った
事(知識以外にも、知らない事を調べるノウハウなどを含めて)を本気で活用
しようとすれば、その守備範囲はかなり広いと思うのです。

そして、活用力なり幅広い視野なりを身につけさせるには、持てるリソース
を総動員しながら試行錯誤しまくらなければならない状況を経験する事が必
要だと思う。

で、人間というものはできるだけ試行錯誤しまくらずに済ませたい生き物な
ので、試行錯誤しまくらないと達成できないような課題を与えられ、なおか
つ成し遂げなければ死んでしまう恐怖とか、死んでも成し遂げたいと思うよ
うな強い達成感への期待など、何らかの強い動機付けが必要です。

卒業研究でそういった動機付けをする方法という議論もあるかと思いますが、
もっと難しいのはそれ以外の科目の中でそういう試行錯誤をさせる事ですね。

実習や演習ではよほど魅力的なテーマを設定するか、そいつを乗り越えなけ
れば絶対に卒業できない地獄の必修科目にするか。

あからさまに経験を積むとか試行錯誤する事自体が目的だと、真剣に頑張っ
てみようという気になれないし、苦労を経験する以外に得られる物が無いの
も効率が悪い話で、試行錯誤の果てに得られるものに本人も納得するような
意義があるのが良い。

そういう意味でも卒業研究は良くて、本人も意義深いと思うようなテーマを
与えるのがコツなのか。それと、研究グループの中の歯車の一つとして確立
した作業をしまくるのではなくて、本人が調査・検討しながら試行錯誤する
機会が必要。当然すぎる話だけれど。

「研究室が研究成果を上げる効率」を優先すると学部生には試行錯誤なんか
させずに確立している手法でデータを出しまくるマシーンとして利用すると
いう事にもなりがちなのだけれど、使える人間を育てる効率を優先すればや
はりそれはマズイ。優秀な院生になるよう育てないと結局研究室も苦しくな
るけれど。

ただ、やみくもに試行錯誤させるのではなくて、効率的に試行錯誤するため
のノウハウみたいな事をある程度教えないと、勝手に育つ能力を持った一部
の人間しか育たないかもしれない。

「勝手に育つ能力を持った一部の人間」以外も育つよう力を注ぐのと、「勝
手に育つ能力を持った一部の人間」がスポイルされずに最大限育つように力
を注ぐのとどちらが効率的か、というのも考えにゃいけませんね。どのみち
人並み以上に育つ人間は少数派なのだ。

底上げすべきか、ピークを向上させるべきか。両方を目指すとどちらも中途
半端になるかも。


Message-Id: <20070921012034@keijiwan>
Date: Fri Sep 21 01:20:34 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: どうせ掘るなら

砂場よりも裏の畑で大判小判なのだ。わんわん。

「理工系」という範囲で言うなら、範囲全体で有効かつ汎用性がある「リベラルアーツ」は、いわゆる科学的思考でしょう(ありきたりだけど)。現象を正確に捉え解釈し報告・説得するという技術はどんな分野でも有効です。さらには「科学」というルールの下でのディベート力かな。どういう時に立証責任を負う、つまりどっちも何も証明できない時にはどっちが勝ちなのか、というルールの理解も含めて。こういう基本的なロジックは、法体系の理解にも会計概念の理解にも、ちゃんと役に立つ。あ、もちろん、理工系以外の人もそれぞれの分野で同様な概念を学ぶんだと思いますが。

それをどう鍛えるかってときに必要なのは、ある説を自分で責任を持って主張する経験かなぁ。別の角度から突っ込まれるのが役に立つと言ったのは、このときにより厳しい状況に置かれるからです。そういう意味では、こういう bbs(当時だと黒木のなんでも掲示板とか)や bbms(東北大にあった電子掲示板)でのやり取りも、すごく勉強になった。いわゆる教育システムからは外れるけど、こういう議論の場があるのは貴重だなと思う。

望遠鏡の話も、結局ベースは同じだと思いました。「学生の興味・関心を引き出すには,自分で操作できることが大事で,教官が導入してあげるだけだと,すぐに飽きて放り出す可能性が大.」。


Message-Id: <20070921103936@keijiwan>
Date: Fri Sep 21 10:39:36 2007
From: 津田
Subject: 本来は文系の人も科学的思考能力は必要なはずなのだが ^^;;;

と、これを言い出すと文系の人と喧嘩になってしまうので、 理系ならではの特徴を考えると、 まずは現物を手に取っていじくりまわすことが重要、ってことですかねえ。
これはぼくが普段よく言ってることだけど、 本を読んだだけでわかった気になっていてはダメで、 きちんと自分で手を動かして覚えないと身に付かない。

望遠鏡は、教科書に書いてあることを自分の目で確かめられるいい機会なんだけど、 闇雲に夜空に望遠鏡を向けてみただけでは何が面白いのかわからないんだよねえ。 「星がいっぱい見えて楽しい」だけじゃすぐ飽きちゃうし。
学校教育の中で教えるとなると林間学校くらいしか機会がないんだけど、 現状では他のことで手一杯だろうしなぁ。
お父さんが教えるのが無理なら、天文館で開催されている観望会に通って、 どういう面白い天体があってどう見ればいいか、色々教わったほうがいいと思う。

望遠鏡は夜晴れた日にしか使えないことを考えると、 オモチャとしては顕微鏡のほうがいいかな?、とも考えるんだけど、 ちゃんとプレパラートの作り方を教えないとこれも宝の持ち腐れになっちゃうんだよねえ。
最初の問題提起でも、じゃぁ小学校の授業で一人一台顕微鏡が確保できたとして、 小学校の先生で自分でちゃんとプレパラート作れる人がどれだけいるの?、 という壁にぶち当たるのだ。
これも学校教育に期待できないとなると、 科学館の教室に通って教えてもらう、という手はあるんだけど。


Message-Id: <20070921150207@keijiwan>
Date: Fri Sep 21 15:02:07 2007
From: なべまさ
Subject: 実体視顕微鏡

自然科学も人文科学も科学なので、どちらにおいても科学的思考は大切なは
ずだし、学ぶはずなのだ。学ぶんだろうか。

理系の中で言うと、理論系よりも実験系の方が、実際に手を動かさざるを得
ないとか、本来の専門からは離れた技術的な問題に悩まされる事が多いとい
う事から、そういう点(どういう点?)では有利ですね。

さて、本題ですが、被写界深度の深い実体視顕微鏡を使って、試料をそのまま
(水棲の生体であれば小さなプラスチックケースなどに水と共に入れて)観察
すると楽だし面白いですよ。生きて泳いだり摂餌したりする様が観察できる。

VIXENの安いモデルで充分実用になります。

相変わらず接眼レンズにデジカメ押し当てて写真撮ったりしているんだけど、
ニコンのカメラマウントがつけられる実体視顕微鏡が欲しい。結構な値段な
のでなかなか手が出ない。

デジカメ固定用のブラケットでも作ろうかな。


Message-Id: <20070921151253@keijiwan>
Date: Fri Sep 21 15:12:53 2007
From: なべまさ
Subject: 実体視顕微鏡2

実体視顕微鏡は、反射光でも透過光でも観察できるというのも便利なのだ。

専用の透過光ユニットが無くても、ライトボックスの上に置けば透過光で
観察できるのだ。私はスライド確認用の小さなライトボックスを使ってい
ます。

そういえば小学生の頃買って貰った顕微鏡はフォーカス調整部がガタガタ
になって使い物にならなくなるまで大いに活用した覚えがあるのだ。おか
げで生物(特に水棲生物)飼育・観察の趣味が大変な事になってしまった。

プレパラートの作成なんかは顕微鏡に付属してた小冊子に結構書いてあっ
たし、自分で調べた覚えもある。


Message-Id: <20070921151653@keijiwan>
Date: Fri Sep 21 15:16:53 2007
From: なべまさ
Subject: あれれ?

"Can't rename tmp file."みたいなエラー(正確には覚えていないのだ)が
出たけど、投稿できたようだ。


Message-Id: <20070921152753@keijiwan>
Date: Fri Sep 21 15:27:53 2007
From: なべまさ
Subject: プレパラート

どんどん話がそれますが、顕微鏡セットに付属していたカナダバルサムを
使い果たした(というか、使い切る前にガチガチに固まってどうしようも
なくなった)時に、「はて、これはどこに行けば買えるかな?」と悩んだ
覚えがあるのだ。

親父に職場からくすねてきて貰ったか、自分で学校からくすね… もとい、
理科の先生に分けてもらったかのどっちかだったと思う。

スライドグラスやカバーグラスもそうだな。


Message-Id: <20070921234435@keijiwan>
Date: Fri Sep 21 23:44:35 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: もはや本題が書き手依存だな (^^;;

注ぎ込むリソースを出来るだけ増やさないという意味では、出稽古制度はかなり良い線いってますよね。既存の教育稼動をそのまま利用して、教える人と教えられる人との組み合わせを変化させるわけだから。

web をうろうろしてるうちに、ロボットタウンの話を見つけ。何かデジャヴだなと思ってたら、こないだ古川さんと呑んだときに出た話ですね。こういう機能(立場や視野が違う二者の隙間を埋める情報提供)をインフラとして取り込んでしまうのは、何やら面白いというか、(割と現実的な)夢が広がる。授業でも研究でも、教育の場において位置情報が教わる側に明示されることは割と少ないので、「君は今、こういう場所にいる」という情報が見えるところに常にぶら下がってると、意外と役に立つかも知れないと思った。例えば「これとそれは学習済みだけど、あれを実施するにはまだコレが足りませんね。」とか「こういうスキルの習得を目指して、この授業ではこれを習得してくれ」みたいな情報。もうちょっと他にもあるかも知れないけど、とにかく教育者側は分かってんだけど、学生は把握できてないかも知れない、そういう情報。

じゃぁそれをどう提供するかというと、…あとで考えます。(おい)


Message-Id: <20070922113206@keijiwan>
Date: Sat Sep 22 11:32:06 2007
From: なべまさ
Subject: 狭くて深い穴を掘る

砂に狭くて深い穴を掘らせる事に関する、ここ半年の研究成果を披露します。

1. 砂にはケージ内を高湿度に保つための保水と、隠れ家or脱皮用の巣穴を
 掘る場所としての機能がある。宿貝径の4倍程度の深さは確保したい。
2. 砂の材質と粒度が重要。粗いと保水力が不充分で崩れやすく、細かいと
 水切れや通気性が悪くなる上に掘りにくい。
  ゴマ粒程度の珊瑚砂が良い。私は試していないが、硅砂の場合は砂場の
 砂程度の粒度が良いらしい。珊瑚砂は多孔質なので粒度が粗めで良いのだ
 ろう。珊瑚砂の方が軽量なのでメンテナンスは楽。
3. 粗めの砂に2〜3割の細かい砂を混ぜると充填率が上がり、硬く締まって崩
 れにくくなる。しかし、掘り難い上に通気性も悪くなる。
  また、生体は狭くて深い穴を掘った後、内部から押し広げて脱皮室を形
 成してその内面を固めようとするが、それも困難になるため、粒度配合は
 せずに単一粒度の砂を用いた方が良い。
4. 崩れ難くするためにも保湿のためにも砂は充分に濡らすべきだが、砂中に
 潜った生体が溺れる事の防止と雑菌繁殖の防止のため、底に水が溜まる事
 は避けるべきである。
  水洗いした砂をケージに入れたら、ケージを90度倒して暫く静置し、充
 分に排水する。充分崩れ難い砂ならケージの深さの1/4〜1/3倍の砂ならば
 横倒しにしてもこぼれないが、念のため下に何か容器を置いて受けるよう
 にしておくと良い。
  ケージが大型で倒せない場合などは、砂を洗浄したバケツ等で排水作業
 しても良い。バケツは横倒しでは安定しないが、静置して水が溜まったら
 傾けて水を抜く事を数回繰り返せば良い。
5. 地上にもシェルターとなる岩等を多数置くのが良い。直接隠れ家となる事
 に加え、生体が砂中の穴を横に掘り進んだ時に崩れる事を防止する天井に
 もなる。餌皿や水皿を動かす際には直下の巣穴を崩さないように注意。
6. ケージ下部の砂の見える部分に紙を貼るなどして目隠しすると良い。壁際
 は崩れ難いので穴を掘りやすく、また横に掘り進むと壁に到達しがちだが、
 外部が見えてしまうと生体は驚いてその穴を放棄する。
7. 脱皮には、準備期間や脱皮後の養生期間も含めて半月〜1ヶ月ほどかかる。
 2ヶ月以上かかる場合すらある。脱皮中に巣穴が崩れたり触られると致命的
 な事になるので、長期間潜ったまま様子が分からない個体がいても砂を掘っ
 てみてはいけない。生死を確認するために殺しては本末転倒。
  脱皮後の養生期間に個体を掘り出して、動かないので死んでいると思っ
 て捨ててしまう人も多いらしい。

元材料科学屋としては3のように緻密な焼結体を作成するための粒度配合の
技術を応用したくなってしまうのだが、通気性や掘りやすさとの両立のため
には気孔率が大きくなければ駄目という事が実際に試してみてわかった。

そういう配合をした砂だと、生体は穴を少しだけ掘ってすぐに放棄してもっ
と掘りやすい場所を探してしまい、浅い穴だらけになってしまったのだ。



Message-Id: <20070922113745@keijiwan>
Date: Sat Sep 22 11:37:45 2007
From: なべまさ
Subject: またエラー

また投稿時にエラーが出た。メッセージは以下の通り。

 Error
 Can not rename temp_rev file to log file.
 /www/htdocs/bbs/spool/tmp_rev.html
 /www/htdocs/bbs/spool/until200709.html

砂の水切りは、クーラーボックス等にサランネットを敷いた上に砂を入れて
下の栓を抜いてしばらく置いたり、砂を頭陀袋に入れておいて水を滲み出さ
せても良いかもしれない。とにかく水滴が垂れない程度に水を切るのだ。


Message-Id: <20070922155321@keijiwan>
Date: Sat Sep 22 15:53:21 2007
From: ふる
Subject: 教育することと,教育システムを作ることの違い

自分で直接教育するのは,自分で車を運転して目的地に行くようなもので,途中で道を間違ったり試行錯誤したりしても,とりあえず目的地までたどりつければいい.それに対して組織の教育システムを作る(あるいは教育改革をする)ってのは,いわば高速道路を建設するようなもので,うまくいけば効率よく教育が行われるかもしれないが,変なところに道路を作っちゃうと帰って遠回りさせてしまったり,たくさんの人を道に迷わせてしまったりする.始めてしまってからの試行錯誤はなかなかしづらいし.それに道路建設は手間暇がかかる.さんざん時間と苦労をかけて作った道路が「使えん」という理由で打ち捨てられてしまうことはしばしばあるわけで.

幸い今のシステムは,負担も少なく効率もよくうまくいっているとは思う.で,今求められているのは「その次どうするの?」なのだ.高速道路を延伸してほしいらしい……とゆーか,延伸しないわけにはいかないらしい.

で,ここで出てきたいろんな意見は,それぞれにもっともと思うのだけれど,それを「システム」として組織全体で実施させるとしたら,どうすればいい?ってことなのだ.第一,あれもこれもはできないから,一点にしぼりこまないといけない.

工学系で言えば,最近の流れとして企業経営論,ベンチャービジネス論,MOT,インターンシップ etc.... とまあたいがいいろんなことがされてきていますね.それらが果たして成功しているかといえば……さてどうなんでしょう.


Message-Id: <20070923012736@keijiwan>
Date: Sun Sep 23 01:27:36 2007
From: なべまさ
Subject: 継続的改革の是非

今、『「効率的な教育システム」の構築』と『効率的な「教育システムの構築」』は全く違う事だけれど相互に関係しているという話(と、アイガモ農法の話)を書きかけていますが、次回の書き込みは26日以降になると思います。

今、私自身が長を務める事になった某分野の教育システム構築WGの初回会議が24日(明後日)に迫っているのに事前検討が進んでおらず、尻に火がついています。最近頻繁にここに書いているのは所謂逃避。エリオを聴きに行ったりしているのも逃避かな、いや、どのみち聴きに行くな。

この種の問題に関しては、抽象的な思想を語る人は多いのだけれど現実にはほとんどそれらは役に立たず、断片的で具体的な意見を述べる人も多いけれどそれらの中には非現実的な意見も多いし、もっともな意見であっても全てを取り入れると盛りだくさんになりすぎるし、うまく取捨選択したとしても具体的な計画にまでまとめ上げる構築作業は大変。

そして、実際に教育システム構築作業を行える人間は極めて少なくて、「いうまでもなく当然行わなければいけない仕事」だけで常時いっぱいいっぱいな事が多い。

実はそういう実働部隊の人達は外野(の応援席)からの意見よりもよほどしっかりした考えを持っていて、助言よりも作業レベルの協力が欲しかったりするのだけれど、実作業をしない人は「思想が無いから仕事が進まんのだ、よっしゃ俺が一つ助言してやる」などと有難迷惑な事を考えてしまいがち。

「自分で作業するのではなく人を動かしてやらせなければいけない」と主張する人も多いが、実際には動かすべきコマはあまりない、むしろ自分らがコマ扱いされている。「後継者を育成していないからいけないんだ」と主張する人も多いが、残念ながら自分らの教えた人間はまだそれ未満の世代だったりする。諸先輩(そういった主張をする世代)が後継者を育成しなかったからいけないのかな?あまりまともに考えるとどんどん変な話になってくる。

大部分の教育システム構築作業者は教育者の中核層で、教育活動を犠牲にするか、教育システム構築をやっつけ仕事で済ませるか、両方中途半端にやるかの三社択一にならざるを得ないのも問題。まぁ、今回はある程度再構築が進むまでは教育活動は中断なので、当面この点は問題にならないのではあるが。

さて、ここまでは単なる愚痴なので本題に入ります。

古川さんの言うように、『幸い今のシステムは,負担も少なく効率もよくうまくいっているとは思う.』という場合には、基本的にはそのシステムを維持する事が重要だと思う。もちろん、全く現状のままというのではなく、ちょっとした工夫でより効果的にできるのならすべきだし、そのシステムに必要な試料類やノウハウを充実させていく事は重要だと思う。

『で,今求められているのは「その次どうするの?」なのだ.高速道路を延伸してほしいらしい……とゆーか,延伸しないわけにはいかないらしい.』という事なのだけれど、教育を行うためのリソースは有限なので、旧システムを維持したまま新システムを追加していくとパワーが分散して効率が低下したり、しまいには実践不可能になってしまう。

「現行システムよりも優れていそうなアイディアのみ採用して、それに移行すれば良い」という考えもあるだろうが、そのアイディアを考えて新システムとして確立するためのコスト(リソース消費)とメリット(教育効率の向上)を慎重に計りにかける必要がある。(計りにかけるまでの時点で既にリソースを消費しているのだけれど)

「手間を増やさずに成果を上げられる事だけを追加すればよいのだ」と考える人もいるけれど、そういった美味しい手法を考えてシステム化するにも工数がかかるので、現行システムの充実や教育活動を犠牲にする価値があるかどうかをよく考えなければいけない。

ようするに、設備投資の成果が充分に得られないうちに次々と設備投資を繰り返して利益を食い潰してしまう企業とか、限りない発展(実績を上げ続ける、成長し続ける)を狙って次々と新しいビジネスに手を出し続けたあげく実益を生まない部門で肥大化して身動きがとれなくなる企業みたいにはならぬよう気をつけなければ、という事です。

実績として改革を繰り返し積み上げなければいけないという風潮があたりまえになり、改革自体が目的化してしまうと、上記のような意見は「非建設的である」とか「もっと物事をアグレッシブに考えなければいけない」という意見に押しつぶされがちです。「進むか、止まるか、引き返すか」を検討しなければいけない局面で全員が「どう進むか」に関する議論しかせずに、あるいはストップをかける人間を排除したり無視した挙句に破綻する例は枚挙に暇がありません。文化大革命もそうでしょうし、エンロン破綻事件もそうだし、ライブドア事件もその類でしょう。

科学の発展においては通常科学の発展がかなり重要で、専門母体(所謂パラダイム)の転換ばかりを追い求めるとおかしな事になってしまうというのも同じような事だと思う。現状の専門母体で困っていないときには通常科学をどんどん積み重ねた方が実りが多いし、結局それが次期専門母体へと繋がっていく。とにかく革新的な新しい概念をひねり出そうとばかり考えると珍説の山になってしまうのだ。

『で,ここで出てきたいろんな意見は,それぞれにもっともと思うのだけれど,それを「システム」として組織全体で実施させるとしたら,どうすればいい?ってことなのだ.第一,あれもこれもはできないから,一点にしぼりこまないといけない.』ですが、そこで悩んで落とし所を決めるのが、当事者ならではの重要な仕事ですね。

あぁ、今日も逃避してしまった。


Message-Id: <20070924004620@keijiwan>
Date: Mon Sep 24 00:46:20 2007
From: こなみ
Subject: 進化的に発展させる

おそらくここを見ている人の中では教えた経験(バラエティと人数)はほとんどトップになるんじゃないかと思うのだけど,成功した教師というほどの成果もないし,システマティックになんてかけらも思わず場当たりでやってきているので,聞かれていることに対してぜんぜん反応しないできてます。

ただ,たなべまさんもいっているように,うまくいっているものをいじるというのはあまりよくない。それなりの最適な解に落ち着いているのであれば,よい状態を維持できるようにまわりを固めるほうがいいのではないでしょうか。いじるとしても,微小な摂動を与えて,レスポンスを見ながらその先を選択していくようにして,少しずつ改善を繰り返して,いつのまにか大きく前進しているというのをねらうべきだというか。
もっとも,そういう状態で困るのは,「変わらなければいけない」という 錦の御旗を振られることなんですね。ちょっとはそれと妥協しないと いかんとかいう,本末転倒な悩み方になりがち。とはいえ,アリバイを 作らにゃならんという線で考えると, 成果の評価をきちんとやることを目標とする取り組みなんかはいいのかも知れませんね。

Message-Id: <20070924020922@keijiwan>
Date: Mon Sep 24 02:09:22 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: システムを「改革」するシステム

何はともあれ「改革」すべし、でも新たなコストはさほど支払えないとなると、手持ちの資産の有効活用って話になるのかなぁ。今の道場破りは静的なシステムなので、こなみさんが言う進化的発展(成果の評価・改善)をシステム化するとか。ま、ISO 9000 とか 14000 とかでもやってるパターンだけど。しかし、これは「改革」として認められるのだろうか。


Message-Id: <20070924022550@keijiwan>
Date: Mon Sep 24 02:25:50 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject:

なべさんが言ってたエラーが再現した。でも、このエラーメッセージを出したあとに待ってるのは exit(0); なんだよな。この if 文の後ろは、どうして無事に処理されてるんだろうか…。


Message-Id: <20070924092150@keijiwan>
Date: Mon Sep 24 09:21:50 2007
From: こなみ
Subject: そむそむ

しかし、これは「改革」として認められるのだろうか。
改革として認めること自体が改革なんですよ。という説得とか。

冗談はともかく,評価というのもコストのかかる作業ではあるのです。 そのコストを避けないと何をやっているか分からなくなるかも知れない。 形としては,学生自身が自分の成長を自覚的に評価して,次の課題を設定できることが最良だと思います。素質のある学生はそういう経験をもっているはず。 コストも分散できるし。
しかしまあ,こういう問題で som2 とかファイバー束に集中する時間が減らされることは,社会的に大きな損失ではないだろうか。

Message-Id: <20070924120008@keijiwan>
Date: Mon Sep 24 12:00:08 2007
From: ふる
Subject: 逃げる一手

というのはまっさきに検討した選択肢ですね.ただしそれはここで議論しないということで(こちらの状況をここで説明しきれないし).手短に言えば,私が何もしないという選択をしても周囲は許してくれるだろうし,非難もされない(逆に同情されるかもしれない).でも逃げたりアリバイ打ったりしたところで,研究や教育の時間が増えることはないし,ストレスはむしろ高まるだろうということ.それ以上の説明は,少なくともこの場では難しい.

うまくいっているところはいじる必要ないので,すでに走っている現システムには手をつけない.でも,それとは別の高速道路は造る必要がある(延伸するのか,まったく別路線にするかは自由).もしいじるとすれば,うまくいっていないところでしょう.どこがうまくいっていないかと言うと,大学院修了者の進路と教育内容の不一致でしょうか.うちのような中堅工科系大学だと,大学院修了してアカデミックな機関の研究者になるのはごくごくわずかなのに,大学院での教育(特に博士後期課程)が研究者指向になっていることかな.研究者にならないといっても,企業の開発チームの中核的存在として活躍することは多いし,起業するケースもかなり多い(理工系の中ではトップクラス).だからいしやまさんが言う「基本」を身につけさせる意義は大きい.とはいえ,企業が好みそうなことを付け焼刃で教えても意味がないのはおわかりのとおりで,むしろ科学的思考なんかをきっちり身につけさせたいし,将来の日本(世界?)を背負って立つ視野の広さなんかも大事なところ.もちろん自分の専門性があってのことなのは言うまでもない.このあたりで魅力的かつ実施負担の少ないソリューションを出せれば最高,ということかと.似たような状況は他の大学でも言えるだろうから,一般論として議論する分には掲示板の話題としても良いかなあと(あまりうちの状況に特化したくないのは上述のとおり).


Message-Id: <20070924135416@keijiwan>
Date: Mon Sep 24 13:54:16 2007
From: ふる
Subject: 深刻な話はパス

ま,ゲームのノリで,自分が王様になってなんでも好きな制度が作れるよ〜,だけどその制度を実施するのは王様以外の人たちだよ〜って状況で,さて王様のアナタはどうする?って話でどうでしょう.その方が無責任かつ気軽に話できるし.ただし,あんましむちゃな制度を作ると麒麟が失道するってのがゲームのルールってことで(最後のセンテンス,わからなければ読み飛ばしてください).

Message-Id: <20070925145602@keijiwan>
Date: Tue Sep 25 14:56:02 2007
From: いしやま
Subject: 覿面ですか

漱石じゃないけど、則天去私ってことでどうでしょうか。 まあ、天意がコックリサンだったりすると、微妙ですが。

というわけで、京都・札幌巡業の旅から戻ってきました。 こなみさん、お祝いありがとうございます。 結構気に入ってたみたいです。
札幌に出かけたついでに、ちょいと足を伸ばし、 余市の ニッカ にいってきました。 なかなか風情があってよろしいというか、 ずいぶん贅沢な環境で仕事してるなぁと、 社員さんたちがうらやましい。 敷地全体が、創業者夫婦の愛の巣そのものって感じでした。 隣には宇宙記念館とかいうのがあって、3/4スケールの ハッブルが置いてあり、中に入れる構造になってました。 なんでこんなのあるの?と思ったんですが、 毛利さんの地元だったんですね。
あと、ついでに、スープカレー発祥の地にいってきました。 マジックスパイス というとってもアヤシイお店。 カレーの辛さがいろいろ選べたので、涅槃(7段階の真ん中)に してみました。もっと辛くてもよかったかも。普通の人には おすすめできませんが。


Message-Id: <20070925202139@keijiwan>
Date: Tue Sep 25 20:21:39 2007
From: なべまさ
Subject: カンブリアは爆発だ

大'さん、昨日はどうも。

仙台のアパートのカンブリア紀の地層から、偏光フィルター、高倍率マクロ
レンズ3本セット(6x, 12x, 24x)、ワイドコンバーター、テレコンバーター、
ステップアップリング類等々を発掘しました。

これで怪しい生物類を撮影しまくれるのだ。


Message-Id: <20070926000810@keijiwan>
Date: Wed Sep 26 00:08:10 2007
From: 大' <inu@dog>
Subject: もう夏じゃないけど

昨日の夜はなべさんに電話で呼び出されたんだけど、行き先は首相官邸ではなく(おい)、近所で呑んでたのだ。というわけで、どもども。

王様のワタシは、明日から夏休みを取って北海道に海外逃亡であります。札幌小樽辺りには近寄らないので、3/4 ハッブルにもスーカー発祥の地にも行けない。マジックスパイスは藤崎の何とかフェアに来てたときに行ったけど、店のつくりが無駄にインドっぽいですよね。謎の CD も売ってるし。確かに怪しい。まぁでも、今回は行けない。その代わり(?)、飛行機に4回(MD-81, SAAB 340B x 2, Beech 1900D)乗ってきます。小さい飛行機が多いのが楽しみ(というか、それを目的に行程を組んだんだけど)。

北海道をうろうろしてたら、何か名案を思いつくだろうか。


Message-Id: <20070926110418@keijiwan>
Date: Wed Sep 26 11:04:18 2007
From: いしやま
Subject: 謎のCD

って、お店の 娘さん のやつじゃないですか? お店でもいっぱい流してました。 あと、ボンバルディアは楽しまれないのでしょうか? ターボプロップに乗る機会はあまりないと思うので。

Message-Id: <20070926191130@keijiwan>
Date: Wed Sep 26 19:11:30 2007
From: 津田
Subject: Q400は西日本では結構使われてますよ

YS-11が飛んでた路線の代替によく使われてるみたいです。
ぼくも屋久島に行くとき乗ったけど、 プロペラ機なのにパワフルでなかなか加速がよかった。
ま、しかし、胴体着陸があったばかりというのがちょっとナニですが。

仙台でスープカレーと言うと庄司さんの店だけど、 オープンしたてに一回行ったっきりだ。
味は。。。本場で食べたことがないので比較できない ^^
街の中にあるせいかランチにしてはちょっとお値段高めだけど、 具を充実させないとすごくみすぼらしい食い物になっちゃうので、しかたないかなぁ。
雨宮の生協でスープカレーのメニューがあって人気らしい、 という話聞いてこないだ食べてみたけど、こちらは値段なりだった。。。

あと古川さんのネタですが、 量産してしまったドクターをどうすれば企業に引き取ってもらえるか、 という話とは全然別なんですね。

企業経営論やベンチャービジネス論やその他もろもろは、 ぼくは社会に出てしばらくすればいずれ必要とされる機会が増えてくると思いますよ。
古川さんは懐疑的なようですが、少なくとも今のぼくにはとても必要です。
ただ、実際にいつ必要になるかと言うと、卒業してから10年後かもしれないし20年後かもしれないし、 もしかすると人によっては必要ないこともあるかもしれない。
少なくとも数年程度で必要となる人はまず希なことは確か。
(親が会社やっててすぐ継がないとならない、ということでもない限り)

こんな長いスパンだとフィードバックは効かないし、 いざ必要になった時に大学で勉強したことをどれだけ覚えているかは疑問かもしれませんが、 逆に、雑学を吸収させる上では短期的な成果を求めなくてもよい、 だから教える側としてはもっと気楽に構えてよい、と考えられないでしょうか。
ただ具体的にどういうカリキュラムでシステマチックに何を教えるべきか、となると、 人によって意見が違ってまとまらなそうな気も。。。


Message-Id: <20070926200424@keijiwan>
Date: Wed Sep 26 20:04:24 2007
From: 津田
Subject: よく見たらBeech 1900Dというとエアトランセか?

ここって乗り合い便なので法令上時刻表が出せないんだってね。
「何時ころ出発」としか言えず、ホームページにも(目安)としか書いてない。
なかなか面白い ^^

しかし今確認したら、現在ある3路線中仙台以外の2路線が今月末で休止??
うむむむ、こ、これって。。。


Message-Id: <20070927164206@keijiwan>
Date: Thu Sep 27 16:42:06 2007
From: いしやま
Subject: それってMBAコース?

って気もするんだなあ。教養になじむのかなあ? ただ、会社で仕事をするうえで、経営の視点をある程度持っていると、 下っ端仕事をするに当たっても、その仕事の全体から見た位置とか 仕事の重要性とかが見えてくると思うので、簡単にでいいから 学んでおいた方がいいような気もする。 同じバイトするにしても、学べるものが多いように思うし。
話は変わるんですが、自営で仕事してる友達連中、この夏くらいからか、 人手不足で随分苦労してるなあ。よそに引き抜かれていってしまったり、 急に来なくなったり、中身はいろいろだけど。 仕事を回すのが随分きつそう。募集かけてもほとんど反応が無いとか。
ある程度低品質な人材で仕事を回すオペレーション技術が必要に なるんだろうけど、専門職的な接客業だと、難しいねえ。

Message-Id: <20070927201856@keijiwan>
Date: Thu Sep 27 20:18:56 2007
From: 津田
Subject: MBAやMOTでは経営の勉強ばっかりになってしまうので

例えば、新聞を隅から隅まで毎日目を通すとか、 「ナニ金」を読むとか(これはマヂで商法の参考書に指定しているとこもある)、 専門バカにならず常に周りにアンテナを張っておく癖を付ける程度でもだいぶ違うとぼくは思いますよ。

そんなの研究室に入る前に身に付けておけ、 インターンなんかやらなくてもバイトしながら世の中の仕組みは勉強できる、 と言われればその通りだけど、ゆとり学習世代が大学に入ってきてから、 昔は高校で習っていた内容を大学で教えないとならなくなってるじゃないですか。
自分の専門的な内容だと面倒は見られても、 一般教養となるとちょっと気を付けないとヤバそうな不安があるのですが、 石山さんの印象ではどですか?、そのへん。

例えば、一度ハードルを越えるのに失敗してしまうと、 再度チャレンジする気力をすぐになくしてしまう、 って話よく聞くんですが。


Message-Id: <20070927235127@keijiwan>
Date: Thu Sep 27 23:51:27 2007
From: ふる
Subject: MOT

企業経営論に否定的なわけじゃないっす.この手のは非常勤講師の集中講義でやることが多いんですが,常勤教員の負担はかからないし,人件費は少なくて済むし,けっこう費用対効果は大きいと思うな.それに学生全員に役立たなかったとしても致命的ではないし.ただ今の私の関心が教育システムをどうするかという点なので,何を教えるかということよりも,ある人材を育てるにはどんな科目群を用意し,どのような形で教えていくかという方向に興味が向いてるわけです.

MOTやMBAといっても幅広くって,経営はそのごく一部.理工系大学のMBA部門としてはMITのSloan Schoolが有名(なのだそう)で,半年くらい前にいろいろ調べました.これと比べると,日本のMBAやMOTはまだまだというか.ただ,通常の理工系教育の片手間にやれる範囲は越えてしまいます(その代り学位がもらえるわけだけど).

けっこうユニークでいい取り組みしているなと思うのが熊本大学大学院自然科学研究科のMOT特別教育コース.正規の学位を出すことをすっぱりあきらめてる(出すようにすると,文科省が指定する基準に縛られる)代わりに,本当にやりたいことだけを集めたコースにしている.ま,その意味では"MOT"と称しちゃいけないのかもしれないけど.そして運営コストの点でも少ない負荷で持続できるように工夫している.ここのはなかなかいいと思うな.

んで,MOTのように経営やマネジメントについてズバリ教えるというのもひとつの在り方だけど,通常の実験や演習,研究の中でも工夫すればいろいろ教えられるわけで,そのあたりシステマティックに整える方法はあるんじゃないかなあと思いながら,あれこれ模索している最中なわけです.


Message-Id: <20070928115117@keijiwan>
Date: Fri Sep 28 11:51:17 2007
From: いしやま
Subject: あちらのMBAはどっちかというと

カリキュラムの内容よりもは人脈形成(コネ作り)がメインで、 だからこそ、どこのスクールに行ったかというのが重要になるって 印象があるす。 いろんな有名どころの会社に金と人事を握ってるお友達がいっぱいいて、 それを通じて仕事できるってのが、ポイントというか。 MBAで有名どころというと、あとはペンシルバニアとか ハーバードとかかなあ。
経営系の話は、1年生のどっかの必修の一コマ使って軽く話しておいて、 そのお話の内容を先生方が踏まえつつ「あそこで習ったでしょ?」と 刺激与えつつ指導すれば、それなりに効果あるんじゃないかと。

社長の話については、このところ文系女子大生しか見てないので、 前提知識なし(ただし、日本語の読解ができることは前提)な お話しで終わらせてるので、特にゆとりの影響は感じてないす。


Message-Id: <20070930222225@keijiwan>
Date: Sun Sep 30 22:22:25 2007
From: みほ
Subject: 知恵熱

もはやすっかり流れからオチこぼれてますが、ずっと下のほうで、 一般教養の人文科目が役立ったという話を読んで感心してしまいました。 わたしなんかぜんぜんさっぱりでしたから。受ける学生のレディネスによるんじゃないでしょうか。

あと、ふるかわさん。sloan school は夫が出ましたです。具体的なお話も いくらかできると思いますので、もしご要望であれば・・・

わたしの近況としましては、数日前にふと発作のように、大学院で勉強してみようかなあ・・・という気の迷いが生じ、調べているところです。社会人枠での受験資格はないことがわかり、一般入試となると・・・・ 過去問が公開されていたので(便利な世の中になったもんだ)、見てみたら、けっこうむずい(わたしにとっては)。夫が大学受験に使ったという大昔の伊藤和夫の「英語構文詳解」など 開いております。


Message-Id: <20070930230333@keijiwan>
Date: Sun Sep 30 23:03:33 2007
From: 「み」
Subject: は「みほ」の短縮形

また続けてレス失礼します。(やっと子どもが寝たんで。「荻」と「萩」を漢和辞典で調べさせるだけで30分!もかかった)

こなみさん
> 数学教育の科研費でやっている事業なので,将来よい教育をするにはどうしたらよいかというデータ集めですね。

なるほど。予算がわりに潤沢なのか、父子のお弁当・お菓子まで出ました。アンケート用紙を後送するようになってたので、率直な感想を書いて送ったようですが、データとして役立てたかどうか。子供の受験算数は、すでにわたしが見てやれない状態になってます(笑)

なべさま、なべまささんてやっぱりわたなべさんだったんだ。なんかちがったらもうしわけなくて話しかけられず。

津田さん、そですね、たぶん。「ペットのペンギン」は「100ます計算」みたいなものだろうと。あるいは、公文にも通じるかな。小学校の初期の段階で、計算力を確実なものにしておくのは、いわゆる応用力をつけていときの土台になるとは思います。とかいってうちの子はどちらの方法もとらなかったけど。(百ますは、確認のため、ごく短期間やりました)

さ、べんきょべんきょ、と。


Message-Id: <20070930234859@keijiwan>
Date: Sun Sep 30 23:48:59 2007
From: MAC <mac704jp@ybb.ne.jp>
Subject: 診療所裏のひょうたん池

”国立病院”と”池”で検索して、このページを見つけました。
”なべまさ”様、これは、函館市川原町にあった、池のことでしょうか?
私は昭和40年の前半、小学校の4年まで函館の柏木町で暮らし、かすかな記憶に残るこの池の所在を探しいました。よろしくお願いします。

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